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椿の庭(2020)E〜祖母との思い出


椿の庭(2020)E〜祖母との思い出

★数行で映画紹介しなければ
庭に椿が咲き誇る古い一軒家を舞台に、
過ぎ去りし時間と家族を巡る記憶

★ショウトしょうとSHORT

ほとんどストーリーのない
たんたんとした日常を映写
これで映画として料金をとる度胸のよさに感服

日本映画を憂う。

========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
========

★基本情報
監督 上田義彦
脚本 上田義彦
製作 橋本竜太
小川真司
宋姈信
製作総指揮 小佐野保
畠中鈴子
出演者 富司純子
シム・ウンギョン
田辺誠一
清水綋治
チャン・チェン(特別出演)
鈴木京香
音楽 中川俊郎
撮影 上田義彦
編集 上田義彦
制作会社 ギークサイト
製作会社 “A Garden of the Camellias” film partners
配給 ビターズ・エンド
公開 日本の旗 2021年4月9日
上映時間 128分

★概要ネタバレ
ここは神奈川県葉山町。

海を見下ろす高台にその一軒家はありました。
古い民家を移築したその家の庭は手入れが良く行き届いており、
四季折々の花を咲かせる様々な木が植えられていました。

この家には年老いた女性・絹子(富司純子)が、
孫娘の渚(シム・ウンギョン)と二人で暮らしていました。
渚の母は既にこの世にはいませんでした。


椿(つばき)の花が咲き誇る春。
この日は絹子の夫の四十九日の法要が営まれる日でした。
庭にある小さな池には2匹の金魚が飼われていたのですが
、この日の朝はそのうちの1匹が浮かんで絶命していました。
絹子と渚は金魚の亡骸を椿の花で包み、庭に埋葬しました。

法要には絹子の娘で渚の叔母(渚の母の妹)の陶子(鈴木京香)も参加しました。
東京暮らしの陶子は二人を心配し、
東京のマンションで一緒に暮らそうと呼びかけましたが、
絹子は家族との思い出が詰まったこの家から離れるつもりはないと断りました。

やがて庭には椿の代わりに藤の花が咲き始め、季節は次第に初夏へと向かっていきました。


激しい雷雨が藤棚の花を散らせ、紫陽花の花が咲き乱れる梅雨の季節。
外では雨蛙も姿を現していました。
そんなある日、帰宅した渚は玄関に見知らぬ男の靴があることに気が付きました。

絹子の元には税理士の黄(チャン・チェン)が訪れており、
相続税の問題解決策としてこの家を売りに出すことを提案してきました。
絹子はこのところ元気がなく、渚は絹子の悲痛な表情に胸を痛めました。

やがて季節は夏の真っ盛りとなりました。
お盆の日、絹子の亡き夫の友人だった幸三(清水紘治)が家を訪ねてきました。
絹子は幸三と若い頃の思い出話に花を咲かせ、
渚も久しぶりに笑顔を見せた絹子の姿をみて安堵しました。
絹子は「もし私がこの地から離れてしまったら、
ここでの家族の記憶や、そういうもの全て、思い出せなくなってしまうのかしら…」
と思ったその時、
突然倒れてしまいました。

絹子は病院に搬送され、幸いにも大事には至りませんでしたが、
退院してからというもの、ぼんやりとした表情で庭を眺めることが多くなっていきました。

季節は夏から秋へと移ろい、コオロギが鳴き始めたある日、
絹子はこの家を手放す決心を固めました。
既にこの家は戸倉(田辺誠一)という人物が買い取ることが決まっていました。
絹子から家を手放すことを聞いた陶子は家を訪れ、
久しぶりにこの家に泊まっていく。

絹子は少しずつ家の整理を始めており、
陶子には夫との思い出の指輪を、
渚にはパリで買ったブローチを渡しました。

その夜、渚は陶子に亡き母の思い出を語りました。
渚の母は外国人と駆け落ちして海外に渡り、
それ以来二度と家に帰ることなく異国の地で生涯を閉じたのです。
渚は絹子と亡き母との関係を回復するために単身日本にやってきたのであり、
これまで姉を身勝手だと憎んでいた陶子も、
姉とは互いに維持を張り合っていただけだったということに気付きました。
陶子は姉は幸せに生き抜いたのだろうと想いを馳せました。

庭の木々の葉もすっかり舞い落ち、冬の気配が近づいたある日。
渚は洗面台に絹子がいつも飲んでいるはずの粉薬が流されていることに気が付きました。
渚はなかなか絹子に事情を聞き出せず、ひとり苛立ちを抱えました。

そんな渚に絹子は庭の落ち葉を掃除してくれるよう頼みましたが、
渚はそんな絹子に「また落ちるんだから意味ないよ。どうせこの家も売っちゃうんでしょ。
それより、ちゃんと薬を飲んでよ」と言い放ちました。
絹子は黙ったまま庭に出て落ち葉の掃除を始め、こ
こでようやく絹子の気持ちに気付いた渚も掃除を手伝い始めました。
渚は、絹子が誰よりもこの家を大事にしてきたことに気付いていました。

年は開け、この年も椿の花が咲き誇る季節がやってきました。
絹子はいつものようにソファーに腰掛けて庭を眺めていました。
渚が庭の掃除をしていたところ、晴れ渡った空から突然天気雨が降ってきました。

渚は絹子に声をかけましたが、絹子は目を閉じたまま微動だにしませんでした。
渚が歩み寄ると、

絹子は既に息を引き取っていました。

渚は絹子の手を握りしめました。

梅が花を咲かせた初春、遂に家を手放す時がやってきました。
渚は陶子と共に家の片づけをしていたところ、
絹子の遺品の中からある箱を見つけました。
箱の中には赤ん坊だった頃の渚の写真、そして赤ん坊用の靴が収められていました。

この写真は渚の母が絹子に送ったものであり、
絹子は渚のために靴を送ろうとしましたが果たせなかったのです。
渚は絹子と母の想いを改めて噛みしめました。

桜が咲き乱れる頃、
絹子の思い出の家は取り壊されることになりました。

渚は庭にいた金魚を連れ帰り、

程なくして家の解体作業が始まりました。

一人暮らしを始めた渚は水槽に金魚を泳がせ、
絹子と、そしてあの家と共に過ごした日々に想いを馳せていました。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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