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冬のライオン セリフその3

「私達の出会いを覚えているか」

「時刻も あなたの靴下の色も」

「そなたの顔がまぶしくて見えなかった」

「あの日は雨だったわね」

「ほとんど話さなかった」

「そうだったわね」

「初めて出会った美しさに歩み寄り 触れてみた
どこで度胸を見つけたのか」

「私の瞳の中よ」

「愛していた」

キスをして頬を寄せ合う。

「無効宣告はやめて。離婚はやめて」

「させんか?」

「諦めた方がいいわ」

「あれはただの気まぐれだ」

「安心したわ あなたを失うかと思った」

「いかに好奇心と知性を動員しようと分からん。
なぜわしを失える?
会いもせず一緒どころか そばにも住んどらん仲だ
手紙も書かんし 使いも送らん
テムズを越えて贈り物も せん仲だ」

「そうね」

「別個の人間は心が通じていなければ失うこともない」

「絆を感じない?」

「わしを縛れないことは承知のはずだ」

「つまずかせるだけ。 あなたの敵は皆ローマに繋がり
てこずらせます」

「わしは朽ち果てる油絵ではない。 まだ何年も生きる」

「何年? わたしがあなたを一年引き止めたら?
最初の息子(アレースとの子)が長男のように死ぬこともありえます
私達同様 次が娘だったら? ありえることです
その時に 父君は何歳におなり?
足はよろけ 関節はガタガタに 
臆病で萎えた 腰抜けになっている」

「ご心配かたじけない」

「もしあなが死んだら? それも考えなければね
か弱いアレースといたいけな王子はどうなるの?
リチャードが王子の成人まで待つわけがない」

「まさか そそのかすまいな」

「それどころか リチャードを 王子の部屋に送り込むわ」

「そんなことはさせん」

「ご心配なく あなたが死ぬまで待ちます」

「エレナ! 何が望みだ?」

「あなた同様に 私の息子を王位に。私はもう息子は作れない
リチャードだけ 彼を葬りながら 私を残酷とは
この十年 私からすべてを奪い 他の女を愛しながら
そんな私が 残酷と?
あなたの皮を剥いでも 神は正義だと言って下さるわ」

「たしかに わしも長くない
ついに避けられぬ日も来よう
頼む 即位式には息子を王に!」

「涙で迫っても 私には通じません」   

「息子が欲しいんだ」

「三人で十分。これ以上必要ありません。

「幸運を祈ってくれ 私は行く

「ローマへ?」

「法王に会う」

「行けるものですか」

「正午に発つ 馬の尻にわめけ 王妃の地位も復活祭までだぞ」

「反乱を起こすわ 3人の息子と組んでね!」

その4につづく
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