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糸(2020)B〜生きていればつながる


糸(2020)B

★数行で映画紹介しなければ

平成元年に生を受けた2人の男女が出逢いと別れを繰り返し、
平成の終わりに再び出逢うまでの18年間の軌跡を壮大な愛の物語

★ショウトしょうとSHORT

いいラブストリーなのに
やたら長い もったいない

ハリウッドなら すぐ削られる 無駄なシーンが
多いです。

小松菜奈さんて 不思議な女優ですね

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 瀬々敬久
脚本 林民夫
原案 中島みゆき「糸」
平野隆(企画プロデュース)
製作 平野隆(企画プロデュース)
製作総指揮 辻本珠子
下田淳行
出演者 菅田将暉
小松菜奈
山本美月
高杉真宙
馬場ふみか
倍賞美津子
永島敏行
竹原ピストル
二階堂ふみ(友情出演)
松重豊
田中美佐子
山口紗弥加
成田凌
斎藤工
榮倉奈々
音楽 亀田誠治
撮影 斉藤幸一
編集 早野亮
制作会社 ファインエンターテイメント
ツインズジャパン
製作会社 映画『糸』製作委員会
配給 東宝
公開 日本の旗 2020年8月21日
上映時間 130分
製作国

★概要ネタバレ

日本の元号が昭和から平成に変わる年、高橋漣は北海道に生まれました。

13年後。平成13年の夏、漣は同い年の園田葵と出会います。

「大丈夫?」。漣が葵にかけた初めての言葉です。

花火大会が行われたその日、自転車でころんだ漣に、葵は絆創膏を差し出します。

漣は自分のケガのことより、葵の腕に巻かれた包帯を見て「大丈夫?」と聞きました。



漣は葵に一目ぼれでした。葵もまた漣の優しさに心を開いていきます。「葵ちゃんが好きだ」。漣の真っ直ぐな告白に「嬉しい」と答える葵。

しかし、若い2人の恋にはあまりにも大きな問題が振りかかります。葵の家庭問題です。突然、姿を消した園田家。漣は、葵を探して札幌を訪ねます。

葵の父は亡くなり、男にだらしない母は、転がり込んできた若い男と暮らすようになります。その男は、葵に暴力を振るいました。それを止めもせず許す母。

それを聞いた漣は、葵の手をとり走り出します。「彼女は僕が守る」。漣と葵は、使われていないキャンプ場のロッジに身を寄せます。

幼い2人の逃避行は、ほんの一瞬で終わりました。翌朝、警察と親が捜索にきます。話も聞き入れられず、無理やり引き裂かれる2人。

彼女を守れなかった。その思いは、何年たっても漣の中に留まり続けるのでした。

平成20年、漣は地元のチーズ工房で働いていました。そんな漣の元に、中学からの友達・竹原から、結婚の報告が入ります。花嫁は、中学の頃、葵の友達だった弓です。懐かしい記憶が蘇ります。

翌年、竹原と弓の結婚式のため、東京へとやってきた漣。ウェディングパーティーには、葵も来ると聞いて慌てます。

パーティーに姿を見せた葵は、美しい女性へと成長していました。動揺を隠し、話しかける漣。21歳での再会です。

葵は、東京で大学に通っていました。ずっと地元で暮らしてきた漣は、どこか距離を感じます。

「あのミサンガ、実はずっと大切にしてたよ」。漣は、帰る葵を追いかけ2度目の告白をします。中学の時、葵が作ってくれたお弁当をしばっていた紐を、漣はミサンガにして大切にしていました。

その告白に、中学の頃のように嬉しそうに微笑む葵。しかし葵は、「漣君に会えて良かった」そう言い残し、迎えに来ていた高級車に乗り込みます。連れ去ったのは、金持ちの大人の男でした。

葵が水島大介に出会ったのは、キャバクラで働いていた頃でした。母の勝手で東京に上京した葵は、学費を稼ぐため夜の街で働き出します。

ファンドマネージャーで金回りの良い水島は、どこか自分と同じ境遇の葵を気にかけ、面倒をみるようになります。

「一緒に住もう」。水島の言葉に葵は、頷きます。そこには、確かに愛がありました。

ある日、水島が葵に金を残し失踪します。会社が多額の損失を出したのです。納得がいかない葵は、水島を追いかけ沖縄へと向かいます。

「今度は私があなたを支えるわ」。葵の言葉に「お前の居場所はここじゃない」と返す水島でしたが、ひと時の安堵が2人を包みます。

一方、東京で葵に振られた漣は、仕事にも集中できず、落ち込んでいました。漣を気にかけ声をかけたのは、チーズ工房の先輩・桐野香でした。

酒に付き合えと誘う香は、中学から付き合ってきた恋人と別れたばかりでした。めそめそする香に、どこか自分を重ねた漣は「昔のことだろ、しっかりしろ!」と自分の感情をむき出しに一緒に泣いてしまいます。

漣と香は、その後付き合うことに。

平成22年、漣と葵はそれぞれのパートナーと新しい道を歩もうとしていました。

葵はずっと会っていない母親のことで北海道の役場に呼び出されます。そこで、偶然にも漣と再会します。葵の事情を聞いた漣は、迷わず葵の母親の捜索に協力します。

葵の母の兄である伯父を訪ね、函館にやってきた2人は、母・真由美が死んだことを知ります。

悔しさと悲しさ、様々な感情が渦巻き逃げ出す葵。「謝って欲しいと思っていたけど、本当は一度でもいいから抱きしめて欲しかった」。

そっと寄り添い、葵を優しく抱きしめる漣。「ごめんね、あの時守れなかった」。「漣君といる時、一番楽しかった。産まれてきて良かったと思えた、ありがとう」。想いが溢れる2人。

でも、互いにとってその手は離さなければならないものでした。「俺はずっとあの町で普通に生きて行く」「じゃあ、私は世界中を飛び回ろうかな」。

もう振り向かない。前だけをみて進もう。
遠く離れた空の下で、互いの幸せを祈ろう。


平成23年。シンガポールに葵の姿がありました。東京のキャバクラ仲間だった玲子に誘われ、ネイルサロンで働いています。

沖縄での水島との暮らしは長く続きませんでした。最後もやはり金を残し忽然と姿を消した水島。「お前の居場所はここじゃない」。水島の言葉が過ります。

その後、シンガポールでの葵は、トラブルに巻き込まれ仕事をクビになった玲子を助けるために、一緒に派遣ネイル会社を設立します。何かと顔の広い営業マン冴島の協力もありました。

事業は大成功を収め、7年後には豪華な記念パーティーを開催するまでとなりました。一躍時の人となった葵と玲子は、さらなる高みを目指します。

一方、北海道の漣は、香と結婚しまもなく出産を控えていました。平成23年3月11日、東日本大震災で日本中がパニックに陥った最中、香に腫瘍が見つかります。

自分の治療は遅らせても、赤ちゃんは絶対に産みたいと言う香の想いに、周りは従う事しか出来ませんでした。

無事、女の子が誕生します。結(ゆい)と名付けられました。香は抗がん剤治療に苦しみ、日に日に痩せていきます。それでも、漣は今の精一杯の幸せを守ろうと必死でした。

別れの時がやってきます。「運命の糸ってあると思う。でもその糸はたまにほつれる。そして切れることも。でもまた何かに繋がる。生きていれば。そういう風に出来てるんじゃないかな。結のことよろしくね」。

香の言葉に「聞きたくない」と耳をふさぐ漣。「私はこの人生に悔いはないよ。幸せだった。だから行けよ、漣!」。いつも漣の背中を押してくれた香。その短い人生の幕を閉じました。

時はすでに、平成31年。この年の4月30日をもって、平成が終わろうとしていました。

葵は、東京のネイルサロンで下っ端として働いていました。シンガポールで成功を収めた葵でしたが、その後玲子の裏切りに合いすべてを失ったのです。

シンガポールの日本食屋でカツ丼をかっ食らい「ダイジョウブ・・・」と大泣きする葵。店内に流れていたのは、日本のヒット曲、中島みゆきの「糸」でした。

そんな葵の元に、シンガポールから冴島がやってきます。「シンガポールで待っています。あなたは私が出逢うべくして出逢った人です」。

すべて失ったあの日、葵から謝礼金を受け取った冴島は、そのお金で新たな事業を軌道にのせていました。葵にもう一度、シンガポールで企業するチャンスがやってきました。

シンガポールへの旅立ちの日。スーツケースを引きずりながら、葵は東京の空を見上げます。

その頃、漣もまた同じ東京の空の下にいました。漣の作ったチーズが東京の三ツ星レストランで採用されることになったのです。

漣は、北海道の地から世界と繋がろうと国際チーズコンクールに向けて努力してきました。入賞は逃しましたが、有名なお店で使ってもらえるまでになりました。

すぐ側にいるのに、すれ違う漣と葵。しかし2人は、運命の糸に引き寄せられるように同じ場所へと向かいます。

葵が向かった先は、シンガポールではありませんでした。13歳の頃、住んでいた北海道の家です。

近所に住んでいた村田のおばちゃんが、「子ども食堂」を始めたという記事を読んだからです。葵は小さい頃、村田のおばちゃんによくご飯をご馳走になっていました。

「18年ぐらい前に、近所の女の子にご飯を食べさせたことがきっかけだよ。あの子は元気かねー」。インタビューに答える村田のおばちゃん。

嫌な記憶が蘇るからと一度は逃げたこの場所に、葵は向き合うために帰ってきました。あの頃と変わらず美味しそうにご飯を食べる葵。

「ここのご飯が一番おいしい。帰ってきたと思える。帰る場所なんてなかったはずなのに」。そんな葵に村田のおばちゃんは「おかえり」。そう声をかけました。

わんわん泣きながらご飯を食べる葵を、抱きしめにやってくる女の子がいました。「ママが、泣いている人がいたら抱きしめてあげるんだよって」。

「良いママだね」。抱きしめ返す葵。その女の子の名前は結でした。

漣は、この子ども食堂にチーズを届けに来ていました。車で帰る漣の背中を見つける葵は、駆け出そうとしますが、村田のおばちゃんに止められます。「あの子の母親、亡くなっちゃったんだよ」。立ち尽くす葵。

チーズ工房に戻った漣は、結から話を聞きます。「おばちゃんが、ママをほめてくれたお姉さんに、おかえりって言ってたよ」。

葵だと気付いた漣は、慌てて戻ろうとしますが、仲間の「どこ行くんだよ」の問いに我に返ります。「ですよね。いまさらどうしようと」。

困り果てる漣の背中を押してくれたのは、結でした。母親の香の姿と重なります。漣は駆け出します。

村田のおばちゃんは戻ってきた漣をみて、「帰ったよ。あの子は強い子だよ」と諭します。それでも漣は決心していました。もう、決してこの糸を切らないと。

平成31年4月30日が終わろうとしています。函館のフェリー乗り場もカウントダウンを迎えるパーティーで人がにぎわっていました。

「あおいちゃん!」漣の叫び声は、カウントダウンの掛け声に消されます。それでも、葵には聞こえた気がしました。「漣!」。

必死に互いを探し合う2人。葵の姿を目にした漣でしたが、やはり呼び声は届きません。まもなく出航時間です。葵は人ごみの中消えてしまいました。

港から離れて行くフェリーを追いかける漣。「あおいー」。あきらめかけたその時、誰かに手を強く握ぎり締められました。そこには、息を切らした葵の姿がありました。

「大丈夫?」。2人の始まりの言葉です。きつく抱きしめ合う2人。海上では新しい元号を祝う花火が打ちあがっていました。

その後、北海道の自然の中でウエディングドレスを着た葵の姿がありました。隣にはタキシード姿の漣と、可愛らしい結の姿もあります。

そして2人の周りには、互いに歩んで来た道のりで出逢った大切な人たちが笑顔で2人を祝福しています。

漣と葵、やっと結ばれた2つの糸は、もう切れることのない強い糸となりました。








THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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