ミスター・ルーキー~概要ですが最後までネタバレ編
ミスター・ルーキー~概要ですが最後までネタバレ編
時は200X年夏。
阪神タイガースは、突如登場したリリーフ投手「ミスター・ルーキー」の活躍で
快進撃を続けていた。
虎柄の覆面をかぶったミスター・ルーキーは甲子園でのホームゲームにだけ登板し、
彼が投げるとチームは連戦連勝を重ね、
優勝にあと一歩と迫るのだった。
**
ミスター・ルーキーの正体は公式には一切謎とされており、
瀬川監督も「甲子園の主や」とだけ語る。
しかし、覆面を取ったその正体は、ビール会社の営業マン・長嶋一茂であった。
長嶋一茂は自分がミスター・ルーキーであることを同僚にも家族にも告げず、
「二足のわらじ」を続けていた。
正体を明かしたら、会社を首になることを恐れていた。
長嶋一茂は若い頃はプロ間違いなしと言われるほどの実力であったが、
甲子園出場を目前にした東東京大会の決勝戦で肩を故障し、プロへの道を諦めていた。
ある日、長嶋一茂は淀川の河川敷での父兄野球でピッチャーとして登板。
しかし立派な体格の割に、かつて痛めた肩のせいで球威は全くなく、
簡単にヒットを打たれた。
ムキになって本気を出そうとした長嶋一茂だったが、
球を投げた瞬間、肩に激痛が走りうずくまった。
しかし一瞬見せた素人離れした身のこなしが、
ピッチングフォームを見ていた謎の中国人整体師・楊の目に留まった。
彼の薦める薬「神獣霊虎膏」を塗り、彼の指示に従ってマッサージとリハビリを受けると、
10年以上治らなかった肩の痛みが次第に消えて剛速球が復活した。
その噂を聞きつけた瀬川監督が、
会社帰りに登板できるホームゲーム限定の覆面投手として獲得を申し入れてきたのだった。
突然、東京への転勤が決まった。
困った監督は、会社へ、長嶋一茂が監督の遠い親戚であるとする情報を流す。
その頃会社では
大活躍を続けるミスター・ルーキーにあやかり、
新商品として「ルーキービール」の企画が持ち上げていて、
監督への交渉役を探していたのだ。
それで、転勤はなくなり、
その監督からの承認を受けるため、長嶋一茂が交渉役を務めることになった。
会社の部長は、阪神が優勝しなければ、この企画はないと言う。
瀬川監督に相談した長嶋一茂は、
条件として「ミスター・ルーキーが甲子園以外でも登板すること」を言い渡された。
会社のためにその条件を呑んだ長嶋一茂だが、
過酷な二重生活がたたり、ミスター・ルーキーの成績は急降下。
チームメイトとも喧嘩を起こし、ついに二軍降格となってしまった。
失意のうちに帰宅した長嶋一茂は、事情に気付いていた妻・優子から問いつめられ、
これまでの経緯を話す。
「もう野球は、やめる」という長嶋一茂だが、
妻の優子からは逆に「せっかくかなった夢を捨てるのか」と鼓舞激励され、
さらに少年野球に打ち込む息子・俊介の姿を見て一念発起し、
再びミスター・ルーキーとして阪神タイガースに復帰した。
そしてついに、セ・リーグ優勝を懸けて東京ガリバーズとの最終戦に挑む。
一打同点、相手は苦手な選手。
最後の一球で、勝つかわかる。
そんな大事な勝負に、首を覚悟に覆面を脱いだ。
見ていた社長は、素晴らしい社員がいると、べたほめ。
投げた球は、バットにあたり、フェンスへ。
ホームランの球を、野手がファインプレーして、ゲームセット。
阪神優勝!!
THE END
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時は200X年夏。
阪神タイガースは、突如登場したリリーフ投手「ミスター・ルーキー」の活躍で
快進撃を続けていた。
虎柄の覆面をかぶったミスター・ルーキーは甲子園でのホームゲームにだけ登板し、
彼が投げるとチームは連戦連勝を重ね、
優勝にあと一歩と迫るのだった。
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ミスター・ルーキーの正体は公式には一切謎とされており、
瀬川監督も「甲子園の主や」とだけ語る。
しかし、覆面を取ったその正体は、ビール会社の営業マン・長嶋一茂であった。
長嶋一茂は自分がミスター・ルーキーであることを同僚にも家族にも告げず、
「二足のわらじ」を続けていた。
正体を明かしたら、会社を首になることを恐れていた。
長嶋一茂は若い頃はプロ間違いなしと言われるほどの実力であったが、
甲子園出場を目前にした東東京大会の決勝戦で肩を故障し、プロへの道を諦めていた。
ある日、長嶋一茂は淀川の河川敷での父兄野球でピッチャーとして登板。
しかし立派な体格の割に、かつて痛めた肩のせいで球威は全くなく、
簡単にヒットを打たれた。
ムキになって本気を出そうとした長嶋一茂だったが、
球を投げた瞬間、肩に激痛が走りうずくまった。
しかし一瞬見せた素人離れした身のこなしが、
ピッチングフォームを見ていた謎の中国人整体師・楊の目に留まった。
彼の薦める薬「神獣霊虎膏」を塗り、彼の指示に従ってマッサージとリハビリを受けると、
10年以上治らなかった肩の痛みが次第に消えて剛速球が復活した。
その噂を聞きつけた瀬川監督が、
会社帰りに登板できるホームゲーム限定の覆面投手として獲得を申し入れてきたのだった。
突然、東京への転勤が決まった。
困った監督は、会社へ、長嶋一茂が監督の遠い親戚であるとする情報を流す。
その頃会社では
大活躍を続けるミスター・ルーキーにあやかり、
新商品として「ルーキービール」の企画が持ち上げていて、
監督への交渉役を探していたのだ。
それで、転勤はなくなり、
その監督からの承認を受けるため、長嶋一茂が交渉役を務めることになった。
会社の部長は、阪神が優勝しなければ、この企画はないと言う。
瀬川監督に相談した長嶋一茂は、
条件として「ミスター・ルーキーが甲子園以外でも登板すること」を言い渡された。
会社のためにその条件を呑んだ長嶋一茂だが、
過酷な二重生活がたたり、ミスター・ルーキーの成績は急降下。
チームメイトとも喧嘩を起こし、ついに二軍降格となってしまった。
失意のうちに帰宅した長嶋一茂は、事情に気付いていた妻・優子から問いつめられ、
これまでの経緯を話す。
「もう野球は、やめる」という長嶋一茂だが、
妻の優子からは逆に「せっかくかなった夢を捨てるのか」と鼓舞激励され、
さらに少年野球に打ち込む息子・俊介の姿を見て一念発起し、
再びミスター・ルーキーとして阪神タイガースに復帰した。
そしてついに、セ・リーグ優勝を懸けて東京ガリバーズとの最終戦に挑む。
一打同点、相手は苦手な選手。
最後の一球で、勝つかわかる。
そんな大事な勝負に、首を覚悟に覆面を脱いだ。
見ていた社長は、素晴らしい社員がいると、べたほめ。
投げた球は、バットにあたり、フェンスへ。
ホームランの球を、野手がファインプレーして、ゲームセット。
阪神優勝!!
THE END
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