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女が階段を上る時~完全あらすじ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

銀座のバー、ライラックの雇われマダムの高峰秀子は、

売れっ子・淡路恵子が引き抜かれてピンチとなる。

淡路恵子は、独立して店を持ち、ライラックの上客を完全にとられてしまう。

枕を行う淡路恵子には、かなわない。

ライラックのマスターは枕を拒否したままでいる高峰秀子に、

淡路恵子は、体を張っていると追い込む。



そんな時に同業の青い鳥のマダムが自殺した。

大ピンチの高峰秀子。

ライラックへの階段を登りながらつぶやく。

「私は階段を上る時が一番嫌だった。上ってしまえばその日の風が吹く」

水商売の吸血鬼・小沢栄太郎は行き詰まっている高峰秀子に、

資金援助との交換に、枕を要求して迫ってくる。

ライラックへの階段を数段上り、つぶやく。

「どうしよう。覚悟しなければならないところに追い詰められた」

高峰秀子には後ろ盾をする旦那もいない。

そのために旦那希望の男が集ってきていた。

ライラックをやめて他の店に移る。

高峰秀子は、夫に先立たれ生きて行くために、

仕方なく夜の仕事に入って雇われマダムとして頑張っている。

母と無職の兄とその息子に生活援助をしている。

本当は、堅気の暮らしに戻りたいという夢を持っていた。



客になびかないマダムとして関心を持たれていた高峰秀子だが、

客の一人、銀行支店長の森雅之のことはひそかに想っていた。

森雅之も惹かれていた。



銀座には約七百軒のバーがある。

夜の12時前

一万五千から一万六千人の女性が家路につく。

車で帰るのは一流
電車が二流
客と宿泊するのが三流



枕の温床

前払いでなく、月末に請求に行く

客に請求に行く時に支払いを渋って枕を要求する。

だから急用で代理にマネージーに行かせる。

ママが来ないと払わない客もいる。



旦那ができれば独立できるが、様々な申し込みを拒否。

それで、客に出資を頼んで独立を考える。

だが、思うように集まらなかった。



淡路恵子は借金の取立をかわすため睡眠薬で狂言自殺を図るが誤って死んでしまう。

葬儀の席にまで返済を迫らせていた小沢栄太郎が、なにくわぬ顔して姿を見せると、

怒りが込み上げてきた高峰秀子は小沢栄太郎にくってかかる。

興奮した高峰秀子は酒や疲労が重なり血を吐く。

胃潰瘍となり実家で休養する。

実家では兄の裁判沙汰の資金とか、高峰秀子に金を当てにする話ばかりだった。



一か月して復職

占い師の言うことを聞いて、結局店を持つのはやめ、もとのバーに行くようになる。

そこへ加藤大介が足繁くやってきて、アパートまで来て告白をする。

こんな男はタイプではないのだが、占い通りなので、加藤大介との結婚を決意する。

加藤大介と一緒になると決心した高峰秀子は重い荷物を降ろしたような気分になり、

バーの階段を軽やかに上る。

ところが実は、男に騙されていたということがわかる。

加藤大介には妻子がいて結婚を餌に関係を持つことを繰り返していたことが分かる。




占いを信じて騙されやすくなっていたのだ。

騙されて男のものになったのは一時の気の迷いのせいかもしれないが、

落ち目になって気が弱くなっていた。

枕をしないというタガが外れてしまった。

高峰秀子は積極的にアプローチして森雅之に身を許す。

正式な結婚はできないまでも、心の支えになって欲しいと思ったからだ。

ところが森雅之は、大阪への転勤が決まったという。

手切れ金めいた高額の株券をもらう。

そこへ現れたのはマネージャーの仲代達矢だった。

 客になびかない高峰秀子を以前から好きだった仲代達矢は、

森雅之と一緒に飲みに行った高峰秀子のことが気になっていたのだ。

仲代達矢「今、表で森雅之さん見たぜ」

高峰秀子は泣きはらしている。

「なんだい泣いたりして 捨てられたのかい」

高峰秀子はくるりと後ろを向き、ベッドの前のカーテンを閉める。

「俺はね 今までママを尊敬してきた
 バーのようなところで 4年も誘惑に勝ってきたママを素晴らしい女だと思ってきていた
 だが それも幻滅だ」

「お気の毒ね 私そんな偉い女じゃないわ」

仲代達矢に背を向けたまま、もう一方のカーテンをピシャリと閉める高峰秀子。

「ママは森雅之さん好きか」

「好きも嫌いもないわよ
 あの人 大阪に転任になるのよ」

「バカ!好きでもないのに なんで許したりしたんだ!
 それでも死んだ主人に恥じないのか
 骨壷の中に入れた手紙と写真のことは忘れたのか」

「あれは私が」

「嘘つけ!
 俺はちゃんと聞いたんだ
 去年の暮れ 酔った勢いで 住職ところに行って
 確かめてきたんだ」

「どうして そんなこと」

「どうしてだって
 惚けるのも いい加減にしてくれ
 俺が惚れてるのも ちゃんと知ってるくせに」

黙って聞いている高峰秀子。

「しかし俺は一言も口には出さなかった
 自分の胸の中に仕舞っておいたんだ
 堪らなくなって 自分の面倒を見ている女どもに手を出したこともある
 マネージャーとしては最低だ
 しかし去年の暮れ とうとう遣り切れなくなって 寺に確かめに行ったんだ
 そして 本当だと知って
 どんなことがあっても 君だけには手を出すまいと思ったんだ
 いや! 誰にも出さすまいと思ったんだ。
 それをなんだ! 心の底から商売女に成り下がってしまったのか」

「商売女で悪かったわね
 プロに徹しろと言ったのは誰
 小沢栄太郎の機嫌を取れと言ったのは 誰なの!
 いえ この商売に入ったら 中途半端はやめて 
 プロに成り切れと言ったのは
 あんたじゃないの!
 だからプロになったのよ
 お客様の機嫌を取ったのよ
 それがどうしていけないの!」

高峰秀子に近づき平手打ちをする仲代達矢。

打たれた頬に手をやり起き上がってくる高峰秀子。

高峰秀子に抱きつく仲代達矢。
「いやっ いやっ」

「好きなんだ」
「いやっ
 離して
 いやっ」
仲代達矢の抱擁から逃げる高峰秀子。
高峰秀子に近づき、
「頼む 俺と結婚してくれ
 そして 一緒に店を持とう」

「帰って!
 声 出すわよ」

「そんなに 俺が嫌いなら」

「嫌いも好きもないわ
 仲間同士で結婚して 
上手くいっている人なんていやしないわ
 だめよー 裏も表も知りつくした同士なんて
 ねえっー お願いだから帰って
 帰ってよ 」

後ろを向き、
「お願いだから ひとりにしておいてよ」
とタンスにもたれて泣き出す高峰秀子。

「ママ
 君はやっぱり森雅之さんが好きだったんだな」

泣き続けている高峰秀子。
「分かった
 もう二度と現れないよ」
と、言い出てゆく仲代達矢。
泣き続ける高峰秀子。

仲代達矢は店をやめる。



高峰秀子は家族と共に大阪行きの列車に乗っている森雅之に株券を返しに行ききっぱりと別れる。

「私は真冬のような厳しい試練を受けた 歩道の並木も冷たい風を受けてながら新しい芽を育てていく 

私もそれに負けないように生きていかなければならない 風が当たれば当たるほど」

そして、今日もバーの階段を上り、

「ああ いらっしゃいませ
 まあ! 暫く ようこそ
 いらっしゃいませ」

THE END
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