三文役者~完全あらすじ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

タイちゃんこと殿山泰司は、

銀座の“おでんお多幸”の長男として生まれ、

1936年(昭和11年)俳優となった。

36歳の時、タイちゃんは京都の喫茶店のウェイトレス、

キミエ17歳と出会い、東京赤坂で同居。

ところが、彼には既に鎌倉に10年以上内縁の妻・アサ子がいた。

アサ子に別れ話を持ち出すが、

アサ子は黙って逆に入籍して、親戚を養女に迎えてしまう。

東京赤坂でタイちゃんと同棲を始めたキミエも負けてはいない。

兄の息子・安夫を養子に取った。

こうして、たちまち二児の父親になってしまった。

タイちゃんは種無し男。

鎌倉の本妻、赤坂の側近(キミエ)、撮影に行く各地方の女性を食べ歩く。

映画俳優は三枚目の顔でも女性のつまみ食い対象。

週刊誌に騒がれることもないので、食べ放題。

仕事では「愛妻物語」「裸の島」といった素晴らしい作品に恵まれる。

「裸の島」は経営危機にあった近代映画協会の解散記念作品として、

キャスト4人・スタッフ11人で瀬戸内海にある宿禰島でロケを敢行。

撮影期間1ヶ月、500万円の低予算で製作。

セリフを排した実験的な作品で、孤島で自給自足の生活を行う4人の家族の葛藤を描く。

作品はモスクワ国際映画祭グランプリを始め、

数々の国際映画祭で受賞、世界60カ国以上で上映された。

興行的にも成功し、近代映画協会は解散を免れた。



酒と女に溺れて、肝硬変に悩まされるが、断酒できない。

映画「人間」では演技賞に輝いた。

タイちゃんの演技賞は地の演技だったと共演者音羽が言う。

撮影風景シーンが展開。

クーラーのない部屋に寝起きしての夏の撮影はつらそうだ。

何度浮気されても別れないキミエ。

浮気現場にも何度も踏み込む。

6歳で別れた母の死。

子供らの結婚。

エロ映画から社会派映画まで選り好みせず仕事をして出演映画は300本を超える。

古希を迎えたタイちゃんに女性が迫ってくるが、セックスができなくなったと告白。

映画斜陽もあって仕事の依頼が減ってしまう。

皮肉にも肝臓がんで余命半年の診断を受けた時、3本の仕事が舞い込んでくる。

そして、堀川弘通監督の「花物語」への出演を終えた直後の

1989年4月30日、ジャズと推理小説をこよなく愛した三文役者・タイちゃんは、

キミエに看取られながら他界した。

本妻に連絡するが「私は行きません。よろしくお願いします」と伝えた。

THE END
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