先生と迷い猫~完全あらすじ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

イッセー尾形は、かつて小学校の校長先生を務めた人物。

現在は退職して、妻・弥生を亡くして、男やもめの老後。

長年教員だったことも手伝い、
彼は本名ではなく「校長先生」と呼ばれていた。

孤独を好む性格で昔ながらのライカ(ブランド名)のカメラで写真を撮ることが趣味だった。

妻・弥生の仏壇の前には野良猫が来ていた。

猫がいるのを見て追い払った。

以前、校長先生と妻・弥生は、ミイという名の三毛猫を飼っていた。

ミイを亡くした時につらい思いをした校長先生は
「もう猫はこりごりだ」と思ったのだ。

ところが妻・弥生は、
家にやって来るようになった野良猫を
「死んだミイちゃんに似てない?」と言って可愛がり始めた。

その妻も死んだ現在、校長先生は野良猫のミイを見るたびに、
亡き妻・弥生との思い出ばかりを振り返り、
切なくて悲しくてたまらない気分になる。

近所で段ボールに入った猫の死体が4匹発見された。
近頃動物虐待事件が続いていた。

校長先生のところを訪れるのは、野良猫のミイ以外には、
市役所職員の染谷将太だった。

染谷将太は校長先生が長年、撮りためてきた写真を資料として残したくて、
せっせと通ってきては写真の整理をしていた。
染谷将太は数少ない校長先生の理解者で、
「先生はもっと外に出ていった方がいい。
先生の写真、いいですよ」と言う。

野良猫のミイは、生粋の野良猫で、あちこちをうろつき回る。
行った先では、呼ばれ方が違った。

校長先生のところでは「ミイ」だが、
美容院では「タマ子」と呼ばれていた。

クリーニング屋では「ソラ」と呼ばれ、
バスで通学する高校生・さぎりには「ちひろ」と呼ばれていた。

さて、猫の死体が段ボールで発見された事件の新聞記事を見て、
美容院の店主・容子たちが心配した。
野良猫だと分かると虐待のターゲットになるのではないかと思ったのだ。
容子の馴染み客が赤い首輪を買ってきて、猫のタマ子の首につけた。
その夜、首輪を見た高校生・さぎりは「いいねえ」と言い、
自分の携帯につけていた鈴のストラップもつけた。

次の日、帰宅すると、戸締まりをした筈なのにミイが入っていて、
校長先生は驚いた。

慌てて追い出し、猫専用入り口(玄関などについている押し戸)を
ガムテープで補強して開かないようにし、
ミイがよく利用する台所の窓の戸締まりもきっちりした。

ミイが各店で別の名前で呼ばれて可愛がられているのを見た

校長先生は、唖然として立ち去った。

本屋からの帰り道、校長先生は河原で血を流して倒れている白い猫と、
それを凝視する小学生・北斗を見つけた。

明らかにまだ学校で授業のある時間帯。

「死んでる」と言う北斗に「生きてる。死んでない。
大丈夫、病院へ連れていくから、学校へ行きなさい」
と校長先生は言うと、動物病院に連れて行った。
獣医に診せると
「刃の薄いカッターみたいなナイフが凶器だ」と言われる。
外を見ると、まだ北斗が外で待っていた。

「死んだ?」と北斗が確認するので
「傷は浅かったが、出血がすごかった。会っていくかい?」と聞くと、
北斗は黙って帰った。

ある日、真由美は自分の車の下に寝そべって、
不審な行動をする人物を咎めると、なんと校長先生だった。
校長先生は、車の下にいた猫を撮影していたのだ。

扉をふさいで、
もミイが入ろうと訴えるので、
校長先生はとうとうミイに怒りだした。
「開かないよ。台所の窓も塞いだ」
「お前が来ると、女房が死んだことを思い出すんだ」
「他にもチャラチャラ愛嬌振りまいて」

その日は雨の夜で、それを境に、ふっつりとミイの姿が消えた。
可愛がっていた人たちは、猫を見なくなったので心配する。

猫探しのポスターを張ったり、

猫が夜に集まるという猫の集会場所を探したり、

とうとう先生まで探すようになる。

特に先生の探し方は常軌を逸した異常な行動だった。

みんなは一生懸命に探すが猫は見つからなかった。

夜の境内で北斗を見つけた校長先生は、送っていく。

なぜ猫を探すのか質問する北斗に、

「大切だから。どんな生き物でも必ず死ぬ。

だから、残された者は折り合いをつけるために必死になる」と答えた。

北斗は児童養護施設の子だった。

明け方に帰宅した先生は、全身が痛くなっていた。
玄関先で座ったままうたたねして、
妻・弥生がまだ生きていた頃の夢を見た。
座ったまま眠った先生の耳に、鈴の音が聞こえた。

THE END
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