アオハライド~完全あらすじ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

本田翼は高校2年の女子生徒。

わざとガサツにして「女子力が低くガサツ」というイメージを売りにしていた。

それは恋愛より女子の友だちを大事にしていたからだ。

同じクラスに藤本泉という女生徒がいて、藤本泉は男子生徒に大人気。

本田翼の周囲の女生徒たちは、男子にモテる藤本泉を「ブリッコ」と悪く言いますが、

本田翼は藤本泉のことを悪く思っていなかった。

女友だちを失いたくないので、わざと友人に迎合する態度を取って周囲に合わせていた。

*

転校生がやってくる。

東出昌という冷めた感じの男子生徒です。

東出昌は同じクラスの男子生徒・小湊亜耶と親しくなる。

廊下で東出昌と会った本田翼は、自分の初恋の男子生徒・「田中君」と似ていると思った。



中学1年の時、本田翼は田中君を好きになった。

雨を避けるために神社に避難した本田翼に「急に降ってきたよね」と田中君は言って笑うと、

タオルを頭にかけてぐしゃぐしゃっと頭を撫でてくれた。

それが本田翼の初恋だった。

田中君と本田翼は、告白こそしないものの両思いな感じで、

中1の夏祭りのポスターを本田翼が見ていると、彼は「7時、三角公園の時計のとこ」と言って去ります。

夏祭りの日、本田翼は精いっぱいおめかしして浴衣で三角公園に行きますが、田中は現れませんでした。

新学期に田中君が転校したことを、本田翼は知る。



実際には姓が変わって東出昌が田中君本人だと知って驚く。

東出昌の両親が中学1年の夏に離婚し、東出昌は母方の苗字を名乗って長崎に移り住んだのだった。

その母が亡くなったため、父方に引き取られ、戻ってきたのだった。

あの頃の東出昌はよく笑う優しい子で、目が合うと必ず一度そらしてまた視線を合わせる。

2人の間にはそんな暗黙の約束まであった。

しかし高校2年の東出昌は、ずけずけ物を言うクールで皮肉屋の男子生徒に変わっていた。



本田翼は、昼食の購買部で万引き犯扱いされる。

お会計は済ませたのに、別のオバサンに「金を払っていない」と言われたのだった。

女友だちは「認めて金を払ってしまえ」と、穏便に済ませようとしますが、

本田翼が金を払ったと主張してくれたのは、同じクラスの孤高の女子生徒・新川優愛と東出昌だった。

助けてくれた礼を言う本田翼に対し、東出昌は本田翼の交友関係を「友だちごっこ」呼ばわりする。

本田翼は「友だちごっこでも、独りになるよりはまし」と思いますが、東出昌の言葉は心に残る。

昼食時、男子生徒にモテる藤本泉の悪口を言う女友だちに、

本田翼は

「嫌いなら放っとけばいいのに、放っとけないくらいに嫉妬してる」と言ってしまい、女友だちを失う。

その程度の軽い付き合いだったのだ。

ひとり弁当を中庭で食べる本田翼に、東出昌が「友だちは?」と皮肉を言うが、

本田翼は何も言い返せない。

それは中学時代に東出昌が転校して行った後、

本田翼は今の藤本泉のように、クラスで女子生徒から村八分にされるイジメに遭っていた。

中学時代はずっと独りで、だから高校生活はうまくやろうと思った本田翼は、

無理して周囲に合わせていたのだ。

そんな自分が嫌いなのは事実。

「無理に友だちに合わせていた」と言って泣く本田翼を胸に引き寄せた東出昌は

「まだ始めてもいねえじゃん、お前」と慰め、

「それから、いい加減に田中って呼ぶのやめなよ」とたしなめます。

本田翼は「田中君」呼びから一足飛びに「東出昌」と呼んだ。

「いきなり呼び捨てかよ」と言いながら、東出昌は笑う。

「まだ始めてもいない」のの言葉は本田翼の心に沁みる。



1年間のクラスイベントを率いるイベントリーダーに、本田翼は立候補。

本田翼が挙手したのを見て藤本泉も名乗りを上げ、新川優愛も手を挙げる。

新川優愛が好きな小湊が東出昌を巻き込んで立候補し、イベントリーダー5人が決まる。

イベントリーダーの合宿があり、

本田翼は独りで頑張ってしまう。

それを見ていた6組の菊池冬馬が、本田翼を意識する。

学校行事の意義についてレポートを提出した後、

朝陽を眺めた5人は「アオハルだよアオハル(青春のこと)」と小湊が言い、

盛り上がると共に結束が高まる。

本田翼は他のメンバーと親しくなる。

小湊ルールで「イベントリーダーは週1回集まる」と決まる。



藤本泉が「東出昌のこと好き?」と本田翼の意思を確認してくる。

中学時代の東出昌は好きだっただけで「今はなんとも(思っていない)」と答えた本田翼。

気づくと目は東出昌がとても気になり、当の東出昌にも「俺のこと好きなの?」と聞かれてしまう。

本田翼は、藤本泉に後日訂正して「やっぱり東出昌のことを好きだ」と言います。

藤本泉は本田翼の発言を受け入れ、

それを見ていた新川優愛が突然「私は陽一先生(イベントリーダーの会の担当教諭)が好き」とカミングアウト。



東出昌への思いを自覚した本田翼は

東出昌のことをもっと知りたいと思い「なんで前の家に戻ってきたのか」と聞きますが、

「頼むからこれ以上俺の領域に踏み込んでくるな」と、過去の話を拒否します。

以来、リーダー会も東出昌は来なくなった。



2学期になるとすぐ修学旅行が始まるので話し合いをせねばならず、

東出昌の家を訪れた本田翼は、東出昌の兄が陽一先生だと知ります。

陽一先生は本田翼に、東出昌の事情を話す。

離婚で母について長崎に東出昌が行ったこと、その母が去年末期の肺がんと判明し、

母の最期を看取ったのは東出昌だということ、

母の死後「自分だけ楽しい思いをしてはならないのではないか」と思い込むようになったこと。

東出昌は両親の離婚後、母のことを自分が支えようと思っていた。

必死で勉強して医者になって母に楽な生活をと思っていた東出昌は、

受験勉強で忙しくて母の病気に気づかなかった。

自分を責める東出昌に、本田翼は「私たちが東出昌を大事に思う。

責める奴がいたら私たちがぶっ飛ばす」と声をかけ、

東出昌は救われた気持ちになって本田翼を抱きしめてしまう。

帰り道、夏祭りのポスターを見た東出昌は

「7時、三角公園の時計のとこ。今度こそ行くか、夏祭り」と本田翼を誘った。

しかし4年前と同じく、その年の夏も東出昌は祭りに来なかった。

携帯に電話があり、

「外せない用ができた。今長崎にいる」と告げる東出昌の後ろで、女子の声が聞こえてしまう。

2学期になり、学校で東出昌はイベントリーダーの仲間によそよそしい態度を取る。

いつもスマホでLINEをいじっており、東出昌のLINEの相手は女らしいと小湊が言った。

藤本泉は本田翼に、夏休みに東出昌に告白して振られたことを告げる。

図書館で東出昌を見つけた本田翼は声をかけ、

LINEの相手が長崎時代の同級生・高畑充希と聞き出す。



文化祭の日

高畑充希が家出して東出昌に会いに来る。

菊池が本田翼に「後夜祭のステージを見に来てくれ」とチケットを渡した。

ステージを見に行く本田翼につられて東出昌と高畑充希も会場に入り、

追いかけて来た小湊が転んで東出昌に当たって、

事故で東出昌と本田翼はキスしてしまう。

それを見た高畑充希とステージ上の菊池はショックを受ける。

本田翼は逃げ、追いかけて来た東出昌に「事故なんだし気にしない」と言った。

「何もなかった同然!」

「じゃあ事故じゃなきゃいいの?」と東出昌は言い、教室で本田翼にキスしてしまう。

東出昌は高畑充希の事情を本田翼に説明する。

高畑充希も東出昌と似た境遇を持っていたのだった。

両親の離婚で父方に引き取られ、東出昌がドタキャンした夏祭りの夜は、

高畑充希の父親の通夜の日だったのだ。

「友達だけど、あいつの気持ちが分かるから、相談に乗っている」と東出昌は言う。

高畑充希が保護されたと兄の陽一先生から連絡が入り、東出昌と本田翼は警察に行く。

東出昌には「母に引き取られて、そっちで暮らすことになった」と東出昌に言った高畑充希は、

本当は家出していたのだった。

新しい家族がいて母に引き取りを拒否された高畑充希は、長崎の親戚の家に預けられていた。

親族会議で引き取り先が見つかるまで高畑充希は母が預かることになり、

それを知った東出昌は高畑充希を見守ることにした。

翌日から東出昌は学校を欠席し、母の元にいかない高畑充希に付き添っていた。

それから一週間経過しても学校にこない東出昌を心配して、

高畑充希に「東出昌を解放してやってほしい」と、本田翼は言いますが、

「やだよ、うちには東出昌ちゃんしかおらんけん。正義漢ぶった理由なら、あきらめて」

と高畑充希に断られる。



東出昌に会いに行った本田翼は「好き。納得するために、ちゃんと振られにきた」と告白。

「俺、本田翼とは付き合えない」と答えます。

高畑充希は「東出昌ちゃんと分かり合えっとは、うちだけやけん」と言う。

本田翼には菊池が接近してくる。

菊池に告白された本田翼は悩みますが、菊池といれば早く東出昌のことを忘れられそうな気がすると考える。

それを横で見ていた小湊が、

東出昌に「菊池にもっていかれるぞ。同情は禁物だ。自分の幸せ考えられない奴が、他人の幸せ考えられるかよ」と力説。

「俺は高畑充希がひとりでやっていけるまでは付き添うと決めたんだ」

「東出昌に何もしてやれない」と落ち込む小湊に、

新川優愛が「まだやれることがある」とアドバイスし、小湊は修学旅行の計画を変更。

行き先に長崎を加えたのだった。

東出昌と本田翼は本当はお互いに好き同士なのに、意識して我慢状態。

菊池は強引に本田翼にキスし「俺なら離したりしないから」と言った。



小港、新川優愛や藤本泉は二人を結び付けようと努力する。

修学旅行のバスでは露骨に本田翼と東出昌を隣の席にする。

自由行動の日、藤本泉が菊池に「本田翼を貸してください」と言う。

小湊らの企みで、本田翼と東出昌の二人を会わせる。

受験勉強の時に母の声がかすれていたことを思い出した東出昌は「どこで間違えたんだろう」と言う。

本田翼は「一度間違えたらおしまいなのかな。正解ばかりの人なんていない」と答える。

「長崎の4年間の思い出の地を振り返る旅」に連れ出す本田翼。

母との思い出を振り返った東出昌は、最後に母がよく来ていた教会に行く。

母が「自分の病気が治るよう」祈りに来ていたのだと思っていた東出昌は、

神父に言われて、寄せ書きを読むと、

いつも自分のことを祈ってくれていたことを知り、泣いてしまう。



夜、東出昌は高畑充希に会う。

本田翼は菊池と会い、交際を断る。

「東出昌をどうしても忘れられない。ごめんなさい」

「わかっているよ。彼のことを追いかけてゆけ!」



早朝に本田翼は高畑充希に呼ばれて東出昌の通った中学校へ行く。

美術室の机には「三角公園7時。本田翼」と彫られていた。

彫ったのは東出昌だった。

「東出昌ちゃんの時計を動かしてあげて」と高畑充希に言われた本田翼は

東出昌からの「みんなで朝陽を見よう!」とラインを受けた場所へ急ぐ。

同じラインを受けた小湊、藤本泉、新川優愛は了解するが、

わざと別の場所に行き、東出昌と本田翼を二人にする。

朝陽を見て、東出昌が本田翼に告白してハッピーエンドキス。

(エンドクレジット後)

バスの中で爆睡の5人。

陽一先生はそれを見て笑う。

「青春はいつだって間違える。だから青春なんだ」

THE END
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