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嘆きのテレーズ~不倫サスペンスのフランスタッチ



嘆きのテレーズ (1952)



★ソース

エミール・ゾラの「テレーズ・ラカン」を映画化。

★ひと言

今や差別用語のヨロメキ、妻不倫のサスペンスドラマ

ヒッチコックとは違うカルネ監督のサスペンス

たたき込みタッチで映画が進行


★さらに付け加え

本作はフランス不倫サスペンス映画の元祖のようなものです。

今で言うと、物真似監督アレンの「マッチポイント」の

ようなものだと言えばわかるでしょう。

話しは「死刑台のエレベーター」のようで

最後は「太陽がいっぱい」のような結末になりかけますね。

「天井桟敷の人々」のメルセル・カルネ監督・脚本

ヴェニス映画祭の銀獅子賞

54年度、キネマ旬報ベストテン1位


★気にいったセリフ

「これで会うのは2度目だ。

少ないか?

男と女が会うのはこれで十分だ」


★主役 

シモーヌ・シニョレ
simoresinyre1.jpg


ロミー・シュナイダーと本当にそっくりですね。
クールビューティです。

無表情
慎ましやかな顔の奥に、開き直った図太さと冷酷さが顔をのぞかせる。

冷徹な怖さが秘めた演技はウマイ。

彼女はイヴ・モンタンと結婚するが、

モンタンがマリリンモンローと不倫すると

シモーヌは自殺未遂、そしてモンタンはそのままシモーヌが死ぬまで添え遂げる。

このへんはモンタンの出演映画「パリのめぐり逢い」で同じように展開になりますね。

この彼女の無表情演技は監督の指示なのか

「天井桟敷の人々」の女性ギャランスとはまた違った冷たい女性をえがく


===========

映画タイトルで「嘆き」シリーズは

嘆きの天使、嘆きのプレリュードと印象的な映画があります

===========

★脇役

ラフ・ヴァローネ(間男役)

イタリアの俳優 「にがい米」は印象的で

ゴッドファーザーパート3に出演(ランベルト枢機卿)

ジャンギャバン風

==

シルヴィ(義母役)

恐ろしい演技

息子が亡くなり、そのショックで半身不随となり、

口が利けなくなりシモーヌ・シニョレに対する疑惑に満ちた目。

===============

★基本情報

THERESE RAQUIN
 
監督・脚本 マルセル・カルネ 
原作 エミール・ゾラ
脚本 シャルル・スパーク 
撮影 ロジュ・ユベール
音楽 モーリス・ティリレ

出演:シモーヌ・シニョレ 
   ラフ・ヴァローネ
   ローラン・ルザッフル (水兵)
   ジャック・デュビー (病弱な夫カミーユ)
   シルヴィー

===============


以下 ネタバレ



ネタバレ



ネタバレ


===============

★あらすじ

身勝手な夫と姑の元で 感情を無くしてしまったような生活を送るテレーズ。
ある日 夫が連れ来たイタリア人の男・ローランと恋に落ちる。
やがて この不倫は 夫や姑の知るところとなり
テレーズも離婚したいと告げる。 
夫は最後にパリ旅行をしてくれれば離婚してよいと嘘をつく。
夫はパリで妻を囲い込もうとしたのだ。
追いかけてきたローランと夫のカミーユは 
汽車の中でもみ合いとなり カミーユはデッキから落ちてしまった。
しかし この件は事故という結果に落ち着いたかにみえたが・・・
ある日 テレーズの元に 同じ汽車に乗り合わせた水兵が訪れ、金をゆする。
二人はお金を用意し 
その水兵に渡すのだが その後 意外な事態が起きてしまう・・・


===============

テレーズ「幸せのためには、何でも欲しがるのね」

親切にしてくれた男(夫)の恩義も省みず

彼の妻(テレーズ)に横恋慕して、寝とって、かけおちに誘う。

不倫する妻は夫と間逆を求める。

不倫男は夫とまったく反対、

健康でたくましく、常に積極的な男

これが不倫の法則

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★運命のさじ加減


「マッチポイント」のように運命のさじ加減がかわる。

「太陽がいっぱい」と同じような結末になりそうで

でも、その結果を曖昧にする余韻を残す。



完全ネタバレ





★この映画のオチ(完全ネタバレ)

夫殺害の目撃者の水平は二人から脅迫金を受取るが

帰りにトラックに轢かれて即死した。

二人はつかのまの幸福を迎えるが

運命は、嘆きへと傾く

戻らなければ検事へ密告状投函をホテルの女中に托していたことを

知らなかったのである。



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