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「道」について 他の方の映画感想

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マイベスト「道」の他の方の映画感想資料


ヨドナガ(淀川長冶)のワンポイント 
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引用(ビデオ・DVDで観たい名画200選)

日本での初めてのフェリーニ作品。

映画が終わったあと、場内いまだ静まりかえり

<しーん>として10秒、20秒、席を立ち上がる人がいなかった。

金で買われたジェルソミーナは、力持ち男のザンパノに
尽くすだけ尽くして道端に捨てられた。

それから数年、ザンパノは老いて働き口を失った。

その孤独の中で初めてジェルソミーナの愛に男泣きした。

ここに男と女の原型があった。

マシーナとアンソニーの名演、そしてリチャード・ペースハートの愛。
この3人の名演。

_______________

渡部 実 映画評論家/日本大学藝術学部 映画学科講師 引用(フェリーニの宇宙)

道は今日フェリーニの代表的傑作そして
世界的評価を受けている名作である。

この映画でジェルソミーナの献身と共に
最も力を注いだ描写にザンパーノの暴力行為がある。

ザンパーノはなぜ、キ印を殺すのだろうか。
彼の暴力行為は映画の冒頭ジェルソミーナの姉、
ローザが、彼に酷使されて死んだ事実を想起させる。

キ印の殺害現場を目撃したジェルソミーナは、
ここで人生のすべての希望を打ち砕かれた。

だがフェリーニは暴力によってしか
自分の存在証明をえられなかったザンパノにも
ジェルソミーナ以上の孤独と絶望的な人間を見ている。

彼の残酷な暴力が人間の弱さから生れている事実を、フェリーニは
最後までリアリストの眼で描き切った。
道はジュリエッタの名演と共に現代にあっても名作として多くの観客を感動させる
理由は、そのようなフェリーニの深い人間観察にあるだろう。
__________

引用 Fare un film(1980)

フェリーニ監督独白

「ストーリーはごく簡単に生れた。登場人物も次から次へと
ごく自然に現れてきて、まるで、この映画自体、
ずっと以前からできていて、みつけられる時を待っていたかのようだった。

私がこの映画をみつけた理由? 
それはジュリエッタ(マシーナ)だと思う。

かなり前から、私は彼女の映画を撮りたいと思っていた。
彼女は、驚きや失望、狂わんばかりの喜び、そしてコミカルなしかめつらなどを
瞬間的に表現できる才能にとくに恵まれた女優だと思う。

まるで道化師のように、そうだジェルソミーナは、まさに女優=道化師なのだ。
そして彼女のそばにいるべきは、そのコントラストとなる巨大な影、
つまりザンパノである。
___________

引用 FELLINI intervista  Sul Cinema(1983)

道は監督や俳優名よりジェルソミーナとかザンパノの名を世界中に知らしめた。

道端で泣きそうになるのをこらえて笑顔をつくり、太鼓をたたく
ジェルソミーナの姿は、おそらく一生忘れることのできないものである。

それも、忘れられた人々への、フェリーニの限りない愛の視点があるからこそだ。
そしてニノロータのあのメロディー。

道は社会的な問題提起とか、政治的義務といったレベルにはきちんと
還元できないたぐいの、奥深いコントラストとか、不幸せ、ノスタルジア、
時が過ぎて行く予感などを描いた映画なのである。

ベネチア映画祭で、この作品を観たアンドレカイヤット監督(眼には眼を)は
フェリーニの手をとって
「これはもうすでに古典です」と叫んだという。

________________

「そしてフェリーニは行く」吉岡芳子(字幕翻訳家)引用(フェリーニの宇宙)

一人前の監督してのデヴューは「白い酋長」である。
監督という仕事が、つねにプロデューサーとの戦いなしには
済まないもの、いや、果てしない戦いを含むものであることを
早くも知ることになる。
「白い酋長」を観てフェリーニの器量を見ぬいたプロデューサーがいた。

フェリーニは彼と2本の作品を撮る契約をした。

1本目として、彼はすでにピネッリと書き上げていた「道」を撮りたかった。

しかしプロデューサーはストーリーは気に入ってくれたが

主演にマシ―ナを使うことに断固反対したのである。

彼はどうしてもマシーナ主演の道を撮りたくて、OKしてくれる
プロデューサーを探し出した。

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