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怒りの葡萄~完全あらすじ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

1930年代大恐慌時代アメリカ、

殺人で入獄していたヘンリー・フォンダは

仮釈放で4年ぶりに故郷オクラホマの農場に戻る。

相手がナイフで刺してきたのでシャベルで撲殺してしまったのだ。

普通の殺人だと7年だが、情状酌量で4年となった。

小作人として働いていた実家に戻ると、無人だった。

70年以上住んでいたが、借家で、

中西部に起こった大きな砂嵐で、

土地が凶作にあい地主に上納できず、

地主はトラクターで機械化農業をはじめて、

地主から追い出されてしまった。

叔父の家に家族は身を寄せていて、

追い出された隣人らとカルフォルニアへ移住すると言う。

母「カルフォルニアに行くしかないの。仕事はあるし賃金も良いらしいわ」

ヘンリーは長男で二人の妹と弟がいた。

叔父の家も永住できず、地主から追い出しをくらう。

叔父一家も含めて10名以上が1台のトラックに乗ってカルフォルニアへ移動する。
怒りの葡萄

「家を見ないの? 見納めだよ、母さん!」

「もう見る気もしないさ。カルフォルニアに行くんだ。未練はないよ」

「変だな! 母さんらしくない」

「追い立てをくって、何もかもなくしたんだよ。人間も変わるさ」

ルート66を通る途中に、祖父が卒中で死んでしまう。

「葬式の費用もなく、家族にてここに埋葬する」

と聖書の切れ端にメモ書きするヘンリー。

「病死と付け加えよう」

死体にメモを詰めてみんなで埋葬する。

==

ヘンリー家だけでなく、各地からカルフォルニアへ続々難民が押し寄せる。

10万人以上と言われる。

仕事はオレンジ摘みに800名募集。

途中で不安な話を聞く。

「行けばわかる地獄だ。俺は行って帰るところだ。

800名募集なのに、そこへ3千名以上が押し寄せているんだ。

わかるだろう。俺は妻と子供を病死させてしまった」

==

ドライブインで10セント分のパンを恵んでもらう。

子供がお菓子を欲しがる。

「いくらです?」

「1セント」

払って店を後にする。

店にいた客が言う。

「1セントじゃない。5セントだろう」と言って余計にチップを払う。

==

宿に泊まれず、トラック野宿、川で体を洗う。

車がそろそろ動かなくなりそうだ。

祖母の具合が悪くなる。

とうとう最難関の砂漠越えが始まる。

カルフォルニアへ着いたが、祖母は死ぬ。

母「婆様に言ったんだ。ここで止められないんだ。砂漠越えだから。

良かったカルフォルニアで埋葬できる」

==

カルフォルニアで職を探すが、摘み月は終わり、仕事はないと言われる。

キャンプ場に案内される。

そこには大勢の難民が野営キャンプしていて町のようになっていた。

==

キャンプに仕事を紹介する男が来た。

求人が多いので、賃金ピンハネが横行している。

文句を言う男がいて、同行の保安官と口論になり、

保安官が撃とうして、関係のない女性を射殺する。

土地の者にとっては大量の難民が押し寄せて不安なのだ。

キャンプ場焼き討ちの噂があり、避難するヘンリー家。

偶然に桃摘みの仕事をもらい、その農場に行くと、

周辺には警察がいて、農園外に異様に雰囲気をした難民が群がっている。

農園内に入り、「傷なし桃箱ひとつ、5セント」で雇われ、家も与えられる。

ヘンリーは農園の外に行って、難民らと情報交換する。

彼らはストライキをしていたのだ。

ひと箱5セントの約束が、2.5セントに下げられると言う。

話をしているうちにストライキのリーダーが警官に撲殺される。

短気なヘンリーはその警官を撲殺してしまう。

母は2.5セントと聞いて、農園を去ることにした。

2.5セントでは生活できないのだ。

一家で国営のキャンプにたどり着く、キャンプの雑用をすれば無料宿泊できて、

トイレも水道も使え入浴もできる。

仕事も紹介してくれた。

土曜日はダンス大会が行われて、久々に人間らしい生活を体験。

保安官らはキャンプ内で故意に暴動を起こして、難民虐殺を計画する。

事前に察知した管理人は暴動を起こさないように、

喧嘩の種をまく男を除外して無事に済む。

しかしヘンリー家のトラックのナンバーから警察の捜査が迫っていた。

「警官がナンバーを控えてた。感づかれたんだ」

母「いずれこうなると思っていた。

「おそかれはやかれ つかまるが。 それまで、あちこちまわってみる。

なにかわかる。 なにが謝りかもわかってくる。それを正す方法も」

「おまえの消息は?」

「リーダーが言っていた。人の魂は大きなひとつの魂の一部にすぎない。

万人の魂はひとつだ。俺は暗闇のどこにでもいる。

僕は母さんのみえるところにいる。

飢えて騒ぐものがいれば、その中にいる。

警官が人を殴っていればそこにいる。

怒り叫ぶ人の中に。

食事の用意ができて笑う子供たちの中に。

人が自分の育てた物を食べ、自分で家を建てればそこにいる」

「何を言っているか理解できない」

「俺にもさ。 そんなことを考えているだけだ」

「ほとぼりが冷めたら帰ってきて」

「帰るとも」

ヘンリー深夜にキャンプを後にする。

数日して一家は次の仕事先に行くことになった。

キャンプ場で息子をさがす母。

「今度は綿摘みか」

母「はたして仕事があるかどうか」

「心配?」

母「心配なんてもうしやしないよ。以前はともかく」

父「母さんは前向きだが。 わしはもうだめだ。
  いつも昔のことや、故郷の家のことを思い出す」

「女は男より変わり身がはやいの。
男は不器用でいちいち止まる。
ところが女は流れる川で。渦や滝もある。
あっても止まらずに流れる。
それが女の生き方よ」

「そうだな!大きな滝もあった」

「そうなの。それで強くなる。
金持ちはだめ! 子供が弱いと死に絶える。
でも私たち民衆は違う死なない。
しぶとく生きていく。
永遠に生きるのよ。民衆だから」

難民のトラックの群れが新しい仕事場へ向かう。

THE END
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