太陽~昭和天皇の実像、日本は戦争に負けるはずだ

太陽(2005)
★ショウトしょうとSHORT
昭和天皇
米英連合国と戦争の時に、
この人が天皇だったことがどうだったか、判断材料になる。
終戦直前・直後の数日間における昭和天皇(裕仁)の苦悩を描く。
意思は強固ではなくて、威厳もない。
自分の主張にも責任を持たない。
優柔不断。
子供のように甘えて皇后に抱かれる天皇
(ぼくちゃん、イイコイイコされて安堵)
イッセイオガタの演技には、いつもながら脱帽。
★映画をみるかぎり
こんな人が第二次世界大戦の日本側のトップだったとは残念だ。
良いところで停戦に持ち込めないし、全面降伏の大敗戦となることはうなづける。
天皇を直接表現するのはタブーな日本映画と違って
ロシア人監督のロシア・イタリア・フランス・スイス合作映画で、
ここまで天皇を、よくぞ描いてくれた(拍手)。
戦争に負けて、租界していた皇后に久々に会い、
子供のように甘えて皇后に抱かれる天皇(ぼくちゃん、イイコイイコされて安堵)
戦時中は地下に隠れて
生物標本をながめることが安らぎで、
ダーウィンの像を机の前において敬愛していた。
★チャップリン
進駐した米兵はひょうきんな天皇を見て
チャップリンそっくりと笑いが絶えなかった。
★基本情報
原題 Солнце
監督 アレクサンドル・ソクーロフ
脚本 ユーリ・アラボフ
出演者
イッセー尾形
ロバート・ドーソン
佐野史郎
桃井かおり
上映時間 115分
日本はカット 110分
製作国 ロシア
イタリア
フランス
スイス
言語 日本語
英語
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