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欲望~ミケランジェロ・アントニオーニ、あれは錯覚なのか?

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欲望(1967)B
欲望1


★数行で映画紹介しなければ

撮影した写真を引き伸ばすと死体に見えてきた。

それは錯覚か?

★ショウトしょうとSHORT

小説で言うと一人称の映画で、真実の証明でしょうか。

芥川龍之介「藪の中」の応用ですね。
真実と言うのは個人の主観で多様化する。

邦題の「欲望」はどうもしっくりきません。
原題が「写真の引き伸ばし」で、
僕的につけるとしたら
「錯覚」、「妄想」、「藪の中」、「引き伸ばし」とか入れたいですね。

写真というのは、引き伸ばして拡大してゆくとぼけてしまう。
真実に迫ろうとすればするほど、真実がぼけていく。

真実とは何かを追及している
ミケランジェロ・アントニオーニ監督は言う。
「映し出される映像の中に、より真実に近い映像が潜んでいる。
その映像のさらに裏には、より真実の映像があって
さらにまたその裏には謎のベールに包まれた絶対の真実が潜んでいるのだが
それは誰にも見えない。
真実の姿は見せかけの下にある。
そしてその下には、より深い真実の姿が。
しかし究極の真実は、ずっと下に隠され 誰にも見えない。
見えるとしたらすべての映像や真実が分析されたとき。
だからこそ抽象映画の存在価値がある」

最後の道化の登場シーンは有名らしいが、
僕的にはフェリーニ監督の模倣ですし、
クロサワの「羅生門」を連想します。

★有名になったセリフ

カメラマンがモデルに尋ねる。

「君はパリに行ったはずじゃ?」

「ここがパリよ」


完全ネタバレ編


★仕入れた情報

カンヌ映画祭パルムドールを筆頭に
3大映画祭(カンヌ、ヴェネツィア、ベルリン)全てで「最高賞受賞」

ロックバンドが登場しますが、ジェフ・ベックとジミー・ペイジがいます。

========

★基本情報

原題 Blowup

監督脚本ミケランジェロ・アントニオーニ

アルゼンチン作家フリオ・コルタサルの小説『悪魔の涎』がベース

出演
デヴィッド・ヘミングス
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ジェーン・バーキン
サラ・マイルズ
ジェフ・ベック
ジミー・ペイジ

上映時間 111分

製作国 イギリス イタリア 

============

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