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櫻の園  完全ネタバレ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

郊外にある私立女子学園高校演劇部では毎春、

創立記念日にチェーホフの舞台劇「櫻の園」を上演することが伝統となっていた。

そんな開幕2時間前の早朝、

小間使いのドゥニャーシャ役の部長・志水由布子がパーマをかけた髪でやって来た。

まじめな由布子の変化に演劇部員たちは驚くが、そんな時、

若い従僕ヤーシャ役の杉山紀子が

他校の生徒とタバコを吸って補導されたというニュースが部員の間に駆けめぐる。

それによって上演が中止になる噂で、演劇部員の中でパニックとなる。

職員会議を盗み聞きした部員たちは話す。

「今年は中止して、来年来年と先生たちは簡単に言うけど。

来年って、今三年の先輩たちが、みんないなくなっていて、なりたくっても、なりたくなくっても、

私たちは三年になっていて、それで同じように創立記念日がきて、桜の園やって、その時もやっぱり、

桜なんかいっぱい咲いていて、それって、多分今年と同じだと思うし、それはずっとずっといっしょだと思うんです。

そんな中、ずっといる先生たちには全部同じに見えるかもしれないけど、先輩たちには今年しかないんです。

私たちに来年しかないんです。それしかないんですよ。私、毎年毎年、同じように咲く桜が許せないというか、

こっちは次々と卒業していくのに。全然変わらないなんて・・・」

「でもさ、今年来るときに桜の並木をみて、思ったのだけど、去年と同じだった。それで去年は何をしていたか、

思い出す。桜を見ていると、いろいろなことを思い出すの」

由布子と紀子の会話。

「由布子さんが、パーマをかけたの、知世子さんに見てもらいたかったからでしょう?

レズとかじゃなくて、好意を抱いているのわかりますよ」

顧問の里美先生の説得で、上演することになった。

男役として人気の倉田知世子は、今年は女主人ラネフスカヤを演じることになった。

初めての女役に自信を持てない知世子を、由布子は優しく励まし、

そんな二人の間に友情をこえる感情が芽生えていた。

「私、女役じゃなかったら、なんでも良かったのに。だから演劇が中止になればいいと思った・・」

「私、好きよ。倉田さんのラネフスカヤ」

知世子と由布子の、仲のいい二人の姿を、物かげから見てしまう紀子は由布子に好意を持っていた。

知世子と由布子は衣装を着て、記念写真を撮る。

「私、倉田さんのことが、好き」

「私もよ。もっと、言って」

「本当に、好きよ」

こうして開幕は近付いてきた。

そこで火災報知機の非常ベルが鳴り、しばらくして鳴らなくなる。

舞台裏での緊張感の中で、紀子がふっと「志水さん、今日は誕生日でしょう?」と由布子に言う。

やがて少女たちの間で小さな声で歌われるハッピーバースデーと共に、開幕のベルは鳴る。


THE END
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