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愛の流刑地  完全ネタバレ編

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映画の最後まで完全ネタバレです。

かつて、恋愛小説で脚光を浴びていた男、豊川悦司は10年近くも新作を書けず、

現在では東京にて既に忘れ去られた小説家として数えられていた。

そんなある日、女友達の紹介によって自分のファンであった人妻・寺島しのぶと出会った悦司は、

現代の大和撫子を絵に描いたかのような彼女の容姿と所作に以前見た八尾町の「おわら風の盆」を思い出し、

強く心惹かれるようになる。そしてしのぶをホテルに誘い込んだ悦司は

人妻である彼女との性行為に及び、肉体関係となる。

その後も、京都にて性行為を繰り返すしのぶは、

今まで仕事で多忙な夫には感じられなかったほどの激しいエクスタシーを感じるようになる。

さらには、夫が神奈川へ転勤して家族共々住むことになったため、

しのぶは千駄ケ谷の悦司宅へ通い始める。

次第に感じるエクスタシーが激しさを増していくしのぶは、

夫との性行為を拒絶するほどまでになった末、彼との性行為中に「首を絞めて殺して」と口走ってしまう。

悦司は彼女の言葉に戸惑うも、彼女の首を絞めるようになったが、

ある日いつものように彼女の首を締めていた際にそのまま思わず彼女を殺してしまう。

警察に通報した悦司は殺人事件の裁判へと進んでいく。

弁護側は嘱託殺人を主張する。彼女が死にたいと言うので、その殺人ほう助をした。

しかし検察側は、ただの殺人と主張。

性行為を録音していたテープには、以下の彼女の発した言葉が聞き取れる。

「このまま、あなたに抱かれたまま死にたい」

「死にたい。私を愛しているなら殺して、喜びが最高の時に死にたい」

悦司の娘は言う

「父さんは、利用されただけ。殺してくれる愛人が必要だった」

検察は問いかける。

「情事の度に、彼女から殺してと言われ、あなたはいっそう殺してやろうと思った」

「愛は法律では裁けない。誰も本当の彼女を知らない。死にたくなるほどの悦びを、

あなたは、わかりますか。彼女は微笑んで死んでいったのですよ。

検事、あなたは、死にたくなるほど、人を愛したことがあるんですか?」

裁判後に検事はつぶやく、

「男を独り占めにしたいために、殺してほしかった。最後の女になりたかった」


悦司は最後の言葉を述べる

「私は、愛しているから、殺しましたが、すぐに後悔しました。

彼女は愛しているから、誰にも渡したくない、そう思って、

私に殺させた。私は選ばれた殺人者なのです。

だから、私は彼女のためにどんな罰でも受けたいと思います」

判決は「懲役8年。理由は殺人罪」

刑務所にいる悦司に、彼女の遺書が届く。

「あなたは、私の願いを、りっぱに成し遂げてくれるでしょう。

あなたは悪い人です。何度も死にたい、殺してと叫ぶほどに、

私を虜にしてしまった。

天まで舞い上がった女は、もはや地上には降りられません。

でも、もう限界です。うちを出るのは簡単でも、

一駅ごとに罪の重さがのしかかります。

私はもうどちらを選ぶこともできないのです。

だから、あなたに殺してもらいます」

「そうか、わかったよ。君が与えた刑は八年間。

長いと思ったが、君といっしょにいる。

やっぱり、俺は選ばれた殺人者だった」

THE END
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