クロサワ映画を話そうよ~リアルの追求

クロサワ映画を話そうよ その1
映画ファンで日本人なら
世界の映画関係者に多大なる影響を与えた
クロサワの映画を観ておくべきだと思います。
英映画誌が最も偉大な映画監督トップ100を発表
2004
1.スティーヴン・スピルバーグ監督
2.アルフレッド・ヒッチコック監督
3.マーティン・スコセッシ監督
4.スタンリー・キューブリック監督
5.リドリー・スコット監督
6.黒澤明監督
7.ピーター・ジャクソン監督
8.クエンティン・タランティーノ監督
9.オーソン・ウェルズ監督
10.ウディ・アレン監督
クロサワ作品は全部で30本。
好きな理由は、アクション作品だけではない、
心に染み入るヒューマンドラマが作れること。
「生きる」には涙した。
でもクロサワを語る場合は、やはりアクションだろう。
映画への完璧なこだわり、妥協しない頑固さ
映画産業の黄金時代だったから、
豊富に制作費用が出せた時代だったからクロサワ映画は生まれた。
晩年は映画産業斜陽の時代で、金のかかるクロサワは
日本では映画が作れなくなった。
クロサワを師と仰ぐスピルバーグ、ジョージ・ルーカス、
フランシス・フォード・コッポラらの支援でクロサワ映画は作られていく。
★リアルの追求
多くの逸話伝説がある。
1.人が住んでいる家を壊す。
「天国と地獄」
列車が酒匂川の鉄橋にさしかかるシーンの撮影において、
民家の2階部分が邪魔になったため、取り払わせた。
2.常に本物を使う。
刀、射掛ける矢。
「蜘蛛巣城」
矢が多数、本当に射掛けられた。
主演の三船に射かけるのは、弓矢の名手数名。
三船は演技どころではなく、
本当に殺されると思ったそうで
それが迫真のシーンになっている。
三船は死を覚悟して演技できる役者だ。
★三船敏郎
クロサワのこだわりの映画に、ぴったりの俳優が三船敏郎。
クロサワは三船との出会いなくして
映画は、できなかったと言われるほどの逸材の映画俳優である。
つづく
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