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5.村上春樹の「ティファニーで朝食を」


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村上春樹の「ティファニーで朝食を」 

作者はトルーマン・カポーティ

彼の作品は僕も村上さん同様好きです。

そこが嬉しい。

カポーティで僕の好きな作品は「遠い声、遠い部屋」「ミリアム」

中学生の頃「ティファニーで朝食を」を映画で観た。

こんなおしゃれな映画があるんだ、そして面白い女性がいると思った。

でも僕がカポーティに惹かれたのは映画「遠い声、遠い部屋」で

彼の悲しい生い立ちがすぐわかった。

父母に捨てられ、かなり孤独な幼年時代だ。

それで僕の中学時代はカポーティの作品を読み漁ることになる。

まず「ミりアム」にはびっくりした。

そして「ティファニーで朝食を」の原作を読んだが

まったく映画と異質で

むしろ僕は原作に惹かれていった。

カポーティは19歳に最初の作品『ミリアム』を書きオー・ヘンリー賞を受賞

23歳で初めての長編『遠い声 遠い部屋』を出版し、若き天才作家として注目を浴びた。

その後は中編『ティファニーで朝食を』が映画化されヒットする。

村上春樹さんがいう、
『ティファニーで朝食を』は現代の「ちょっとした古典」として、
世界中で今でも読み継がれている。
多くのその時代の「古典候補」が歳月の試練に耐え切れず、
坂をずるずると滑り落ちていったあとでも、
本作はしっかりと生き延びている。
その物語世界は多くの人々の心の中に根を下ろしている。

しかしカポーティは直接体験したことしか書けなかった。
彼は天性の優れたストーリーテラーではあったが、
どこからでも自由に物語を創り上げていく能力は持ち合わせていなかった。

僕は思う
映画「カポーティ」で彼が「冷血」を書いたあと、
だんだんに書けずに落ちぶれていくのは惨めなものだった。
彼における父母のいない、屈折した幼年時代はなぜか表現において天性を与える。
ビートルズのジョン、ポールでもそうだ。
特に母を知らない、母に裏切られた子供の天性の愛に飢えた表現は恐ろしいほどに研ぎ澄まされていると思う。

その悲しむべきカポーティの幼年をモデルにしたあの名作「アラバマ物語」がある。
アラバマ物語の作者にもカポーティは印象的なのだろう。
これはアメリカの教科書に取り上げられ程の話しで映画化された。
アカデミー賞作品賞にノミネートされた。
余談だが、ここにでてくる姿を現さない「ブー」という
怪物のような隣人が印象深い。

何度も言うが村上春樹さんがカポーティがお好きなことは僕としても大変うれしい。

そして同氏が『ティファニーで朝食を』を新訳された。

拝読したが

まさに同氏の作品を読むようであらためて感動しました。
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