FC2ブログ

喝采  完全ネタバレ編

.

映画の最後まで完全ネタバレです。

舞台はアメリカ

役者の再生ものです。

出演者
ビング・クロスビー
グレイス・ケリー
ウィリアム・ホールデン

かつてのミュージカルスター、ビング・クロスビーは酒浸りの日々を送っていた。

演出家のウィリアム・ホールデンは、プロデューサーの猛反対を押し切り、

そんな彼にあえて出演の依頼をする。

大舞台の主演に怖じ気づいたクロスビーだったが、

妻グレイス・ケリーと相談して、

「やるだけやってダメなら役を降りるだけ」と言って承諾することに。

稽古に身が入らないクロスビーはホールデンに理由を打ち明ける。


クロスビーによれば、数年前に交通事故で幼い1人息子を失ったショックで

妻が酒浸りになった上、

自殺未遂を繰り返すなどして困らせるからだと言う。

「初めは、みなジュリエット。 最後はマクベス夫人さ」

ホールデンは、すっかりだまされてしまうが、それは完全な嘘であった。

実は、1人息子の事故はクロスビーが手を離した一瞬のスキに起きたもので、

その罪悪感から酒浸りになり、自殺未遂を繰り返していたのはクロスビーだった。

また、クロスビーは周りからいい人と思われるために、

不満は全てグレイスの口から言わせることで彼女を悪役に仕立て上げており、

そんなクロスビーの仕打ちにグレイスは心身ともに疲れ切っていたのだ。

しかし、事情を知らないホールデンはクロスビーをダメにしているのはグレイスだと思い込む。

そうして開幕したボストンでの初演は酷評される。

酷評の原因がグレイスにあると決めつけたホールデンは同行しているグレイスを

ニューヨークに帰らせることにする。

グレイス「夫は酷評に、まいりきっています。もう限界にきていますよ」

ホールデン「なぜ女は、男を理解している気になるのかね」

「一緒に暮らしているからです。目を離すと飲みますよ」

「なぜ夫を管理したい。私まであやつろうとしている」

「飲んだくれより、あやつりやすいわね」

「愛があれば、飲んだくれなどと、呼べないはずだ」

「でも事実ですわ。私がその飲んだくれの妻ですから。

あなたの見る目は甘いわ。 真実に直面すべき時なのに」

「あなたが怪物に思える」

「ご用件をどうぞ」

「代役を用意したらと言われている。私が反対しているとこだ。

彼の成功のために、あなたに帰ってもらう」

「後悔するわ」

「彼のためだ」

「彼は無力よ」

「私が助ける」

「あなたに何ができるの」

「飲んだくれと呼ばず。自信をつけさせる。

弱さを非難するかわりに、才能のひらめきをほめる。

常に彼の決断を引き出し。自分の不安を押し付けない。

真実を曲げても、彼を成功させる」

「そこが相違ね。

あなたは彼を元の役者にしたい。

私は妻として、元の夫に戻ってもらいたい。

人に頼らず責任ある男にね。

真実を曲げては無理よ」

「それは彼を裸にするのとは違う。

私はあなたと戦う」

「彼のことはあなたのご自由に」

「そう言いながら彼を独占したいのだ。

君は自分の人生が失敗だと悟って以来

他の人生を支配することを、自分の喜びとした。

それを愛情の仮面に隠れて行った」

グレイスはホールデンをぶって「私にも自尊心はあります」

(これは無意識に恋した証拠ですね)

「決めてください。1人で帰るか。2人とも帰るか」とグレイスは言って、

「帰ります。ひとつだけ条件が。

それを主人に話すのは私からに」

「明日一番で帰るのなら」

グレイスはクロスビーに一緒に帰るように言う。

「先に帰って、あとで帰るから」と言うので、

グレイスは「待っていると」言って、ニューヨークへ帰ってしまう。

しかしクロスビーは酒場に寄って、泥酔してトラブルを起こして逮捕されてしまう。

ホールデンはようやくクロスビーの嘘に気付き、

ニューヨークからかけつけたグレイスに、これまでの態度を深く詫びる。

夫は息子を死なせたことが重荷になり、すべての責任から逃れるようになった。

彼女の献身ぶりにホールデンは愛を感じ、怒っているグレイスを思わず抱きしめてキスしてしまう。

(こんな立派な女性はいませんよ)

ニューヨークに帰らないで、クロスビーの元にいてくれと、頼むホールデン。

ホールデンに激しく責められたクロスビーは、単に息子を失ったショックから酒に溺れ、

自殺未遂を繰り返していたのではなく、

年齢による人気の下降など、スターとしての苦しみから逃れて同情を集めるために、

息子の事故死を利用していたことを白状する。

「そうさ、みな人気が落ちたのは事故のせいだと信じた。

私がそう偽ったのは恐れのせいだ。

全盛期でも恐れた。いつでも恐れた。失敗のいい理由になるからね。

飲みすぎても誰も非難しなかった。気の毒がった。

それが効かなくなると手首を切った。

死なずに人々の注意を集められる程度にね。

また皆が私に同情し理解を示した。

私の悲劇を話題にした。ねらった通りだった。

話題つくりのために嘘に嘘を重ねた。

妻まで嘘の種にしたんだ」

もう役を降りたいと言うクロスビーを降ろさずに、起用するホールデン。

これをきっかけにようやくクロスビーは立ち直り、

ニューヨークでの初日は大成功に終わる。

その夜のパーティで、グレイスとホールデンの関係に気付いたクロスビーは

「男と女が一緒にいて、視線を避けている。ピンとくるんだ」

「あなたが切り出した以上、今話し合いましょう。

結婚は2人の幸せのためと考えてきたわ」

「私では失格だ」

「悪いのはあなただけでなく私も同じ

あなたを支配し、あやつっている妻と言われたわ。

否定したけど。一部は真実だわ。

もうその役は嫌よ」

「わかるよ。私自身が解決すべきことだ。

君なしでも またショーの成否に関係なしに

自分自身を見つけ出す必要がある。

問題の解決は早い方が苦しみも短い。

2人(グレイスとホールデン)で話し合うといい。

私との10年間は、君には強制収容所並みの暮らしだったはず。

今後も続く」

クロスビーは、その場を後にする。

クロスビーとホールデンの間で揺れるグレイスだったが、

パーティ会場にクロスビーとの思い出の曲がピアノから流れると、

グレイスはドアをあけて、ピアノの傍にいるクロスビーを探して、

2人で遠くから見つめ合う。

(泣きそうになりますね。グレイスの演技)

そんな2人の様子にホールデンはあきらめる。

「君のような貞節で、意志が強固で、献身的な女性が好きだ」

グレイスは何も言わずにお別れの軽いキスをホールデンにする。

グレイスは外に出たクロスビーを追いかけ、2人は熱い抱擁を交わす。

そんな2人の姿を窓越しに見つめるホールデンの手元に初日の舞台を報じる新聞が届く。

THE END

原題 The Country Girl が意味が深く

主人公の妻グレイス・ケリーの苦労ストーリーなんですね。

成功したら、それまでコケにしていたプロデューサーの態度が一変する。

スポンサーサイト



line
line

comment

管理者にだけ表示を許可する

line
line

line
おススメ映画検索
line
最新記事
line
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
44位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
恋愛
1位
アクセスランキングを見る>>
line
総アクセス数
line
カテゴリ
line
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

line
検索フォーム
line
sub_line