FC2ブログ

渚にて~放射能で全滅する人類が最後に行ったこと~村上春樹「1Q84」~究極の恋愛



「渚にて」(1959)

彼女は車を飛ばして港へ着いた。
出航を間近に迎えた潜水艦が停泊していた。
艦長は彼女に気づきデッキを降りて、二人は会話する。

「ねえ、ここにいてよ。やはりいくの?」

「ああ、悩んだけど。最後の日は妻と子供といっしょに死にたいんだ」

「でも、ほとんど会える可能性は、ないわよね」

「そうだ。君と先に知り合っていたら、

僕は君と最後の日を迎えたいと思ったよ。

君と行った、あの渚での思い出を胸に僕は行くよ。

僕の気持ちわかってくれるだろう? 愛しているよ」

SAKIはここまで書いて、ふと思った。

昨年英次と行った渚に出かけてみたくなったのだ。

翌日スタジオで英次とお茶を飲んだ。

「裕次郎の次の作品を書いているの」

とSAKIはエスプレッソを飲みながら切り出した。

「なんというタイトルだい?」

英次はエスプレッソをひとくち飲んで聞いた。

「『1Q84』に書かれて

静かなブームになっている『渚にて』よ」

「ああ、あれか。

リメークで『エンド・オブ・ザ・ワールド』があるし、

『復活の日』もこの映画の続編のようなものだね」

「この作品はSFより究極の恋愛だと思っているの。

あのラストシーンは切なすぎるわ」

 『渚にて』ラストシーンYouTube 2分頃から始まります。 

「だんだんに死の灰が迫ってきて、

明日にも死ぬかもしれない彼女。

お互いに愛し合っているとわかっているけど、

艦長は行ってしまう。

その潜水艦も死にゆくようなものなのね。

それでも男は行こうとするの。

残された彼女は、あの渚まで行って、
潜水艦を見送るのね。
そして彼女はつぶやく
nagisanite.jpg


『もしあなたが先だったら、私を待っていてちょうだい』

そして毒薬を溶かしたブランディーを流し込む。

あの世で会いましょうということね」

「原作はそうだが、『エンド・オブ・ザ・ワールド』では彼は戻ってくるよ」

「原作通りで、裕次郎に演じさせたいのよ」

「まあ監督次第で、変わるけどな」

「それで、まだしっくりしたもの(脚本)が書けないのよ。

ねえ、英次、昨年行ったあの渚に連れて行ってくれない?」

「ああ、覚えているよ。

SAKIは『渚にて』みたいと言って感動した所だね」

 「SAKIMORI」より 


★基本情報
On the Beach
監督: スタンリー・クレイマー
出演:
グレゴリー・ペック
エヴァ・ガードナー
フレッド・アステア

映画が好きになった中学生の頃
最初に好きになった監督
スタンリー・クレイマー

★あらすじ
第3次世界大戦の
原水爆による戦争のため、
地球上の北半分は絶滅し、
死の灰は南半球にも迫っていた。
放射能で全滅する
人類の最後に
行ったことは・・・・
スポンサーサイト



line
line

comment

管理者にだけ表示を許可する

line
line

line
おススメ映画検索
line
最新記事
line
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
90位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
恋愛
1位
アクセスランキングを見る>>
line
総アクセス数
line
カテゴリ
line
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

line
検索フォーム
line
sub_line