ヨコハマメリー~街頭に立って待ち続けた、お婆ちゃん
ヨコハマメリー(2006)
ホラーじゃないです。
あなたは「横浜のメリーさん」を、知ってますか?
90年代半ばぐらいまで横浜は関内近辺に出没していた、
真っ白い顔のおばあさんです。
95年に突然横浜から消えたメリーさんを知る人、知っていた人、
愛していた人を通して「メリーさんのいたヨコハマ」を
描くドキュメンタリー映画
★基本情報
『ヨコハマメリー』
日本のドキュメンタリー映画。
中村高寛初監督作品。
カラー/スタンダード/1時間32分。
★出会い
池袋駅を降りて
自宅まで歩いて帰る間に
映画館を通る。「ヨコハマメリー」の
怪しげな映画ポスターをみかけた。
近づいて見るとホラーではない。
不思議にひかれた。
★実在のメリーさん
戦争で人生は狂った。
良家のお嬢さんだったが、戦争孤児になり、
娼婦にならないと生きてゆけない。
日本映画の「肉体の門」、洋画の「哀愁」だ。
戦争はむごい事をする。
以下のような歌が流行った。
♪星の流れに 身を占って
何処をねぐらの 今日の宿
荒(すさ)む心で いるのじゃないが
泣けて 涙も 涸れ果てた
こんな女に 誰がした♪
===
娼婦になった女性の歌だ。
メリーさんも娼婦になった。
上品で美人だったので
客を選ぶことができた。
アメリカの将校さんしか相手にしなかった。
メリーさんは、ある将校さんが好きになった。
その将校さんしか相手にしなかったかどうかは忘れたが。
将校さんはアメリカへ帰っていった。
彼女は一途なのか?
何があったのだろう?
それからずっと待っている。
理由は映画では出てこなかったようだ。
彼女はどこで暮らしていたかと言うと
街の人に嫌がれて、
ビルの渡り廊下で寝ていたらしい。
正月は郷里に帰省していたそうだ。
伝説になっていますね。
数多くの方が、メリーさんについて調べられている。
私が書くまでもない。
メリーさんの後日談など映画では丹念にえがかれています。
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