プライドと偏見(5) 続編はあのドラマ「渡る世間に鬼はない」
・
ダーシーからエリザベスとの結婚の申し入れを受けて、
エリザベスの父は書斎で話を聞きます。
「嫌っていた男と、なぜ結婚するのか?」
「わたし、誤解していたの」
そう言って、エリザベスは事の経過を父に話す。
自分の家のためにダーシーがしてくれた事に驚く父。
「返済しなければ・・・」
「やめて!誰にも言わないで!彼はそんなこと、望まない!」
「そうか・・・」
「いいの。彼は望まないから。
私たち!彼を誤解していたの。
私は!愚かだった。
でも! 彼も馬鹿なの! いろんなことを誤解して!
彼と私は、とても似てるの・・・
どっちも頑固だし・・・・」
「彼を本当に愛してるんだね。
お前が愛していない男でないと、誰がお前を手放すものか」
と父が泣きます。
ここは泣けました。
気づいたのは橋田壽賀子ドラマでした。
何度もあきずに観たテレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」。
「プライドと偏見」と同じ、5女の父の苦労話です。
「プライドと偏見」の作者は本当にあったことしか書けないそうです。
だからリアルです。
それも登場人物全員がリアルなので、あきないのでしょう。
村上春樹氏が、「ティファニーで朝食を」の作者カポーティ、
「華麗なるギャッツビー」の作者フィッツジェラルドの二人について、
「直接体験したことしか書けなかった」と指摘していますが。
真実だから感動を与えるのだと思います。
(完)
===
最初から読む
========
ダーシーからエリザベスとの結婚の申し入れを受けて、
エリザベスの父は書斎で話を聞きます。
「嫌っていた男と、なぜ結婚するのか?」
「わたし、誤解していたの」
そう言って、エリザベスは事の経過を父に話す。
自分の家のためにダーシーがしてくれた事に驚く父。
「返済しなければ・・・」
「やめて!誰にも言わないで!彼はそんなこと、望まない!」
「そうか・・・」
「いいの。彼は望まないから。
私たち!彼を誤解していたの。
私は!愚かだった。
でも! 彼も馬鹿なの! いろんなことを誤解して!
彼と私は、とても似てるの・・・
どっちも頑固だし・・・・」
「彼を本当に愛してるんだね。
お前が愛していない男でないと、誰がお前を手放すものか」
と父が泣きます。
ここは泣けました。
気づいたのは橋田壽賀子ドラマでした。
何度もあきずに観たテレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」。
「プライドと偏見」と同じ、5女の父の苦労話です。
「プライドと偏見」の作者は本当にあったことしか書けないそうです。
だからリアルです。
それも登場人物全員がリアルなので、あきないのでしょう。
村上春樹氏が、「ティファニーで朝食を」の作者カポーティ、
「華麗なるギャッツビー」の作者フィッツジェラルドの二人について、
「直接体験したことしか書けなかった」と指摘していますが。
真実だから感動を与えるのだと思います。
(完)
===
最初から読む
========
スポンサーサイト