キートンの蒸気船(1928)C〜嵐の中、大活躍
キートンの蒸気船(1928)C〜嵐の中、大活躍
★数行で映画紹介しなければ
NYから故郷ミシシッピーに帰ったキートン。
父の蒸気船を引き継いてほしかったが
貧弱で軟派な都会のモダンボーイでガックリ。
★ショウトしょうとSHORT
喜劇王キートンが自分の製作会社で作った最後の長編サイレント喜劇
歴史的に有名なアクションシーンがあります。
最後の大嵐の中のシーン、すごいですね
故郷に帰った男女のコメディストーリー。
よくできています。
同じようなストーリーを以降に何作も観ています。
駅前シリーズとか寅さんとか他多数。
元祖ですね。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
STEAMBOAT BILL,JR.
監督: チャールス・F・ライズナー
出演: バスター・キートン/アーネスト・トレンス
/マリオン・バイロン/トム・マグガイア
製作年: 1928
製作国: アメリカ
上映時間: 69分
映像色: モノクロ
字幕: 日本語
音声: サイレント(音楽付き)
★概要ネタバレ
銀行やホテルを手がける大物実業家J・J・キングの新造船キング号が就航し、
河岸では歓迎の人々が手を振る。
ビルの蒸気船は新船に客を取られてしまった。
相棒のトム・カーターが別の河を探すしかないかと言う。
「俺は絶対に、この河から動かんぞ」
ボストンの学校を出た一人息子ビル・ジュニア(ウィリー)が
やってくるという手紙が届く。
赤ん坊の頃から会っていない息子。
駅でホームと反対側に降りた息子はなかなか見つからない。
やっと見つけた息子は、都会風の軟弱な小男だった。
父はニメートル近い長身で、がっしりした大男なのに
息子は見下ろすほどの小男。
がっかりした父は息子をイメージチェンジしようと、
床屋で口ひげを剃らせる。
床屋でウィリーが偶然再会したのは、
大物実業家キングの娘でボストンで学んでいたキティだった。
「ここで、何しているの?」
「父に会いに来たんだ。会ったら、すぐボストンに帰るけど」
ビルは続いて息子のベレー帽を別の帽子に取り換えさせ、
船での仕事着を着せようとする。
新しい帽子は風に飛ばされてしまう。
父は作業着を作らせるが
キティが出てきて
ウィリーのためにお店で選んだ仕事着は、
おんぼろのジャクソン号には似つかわしくない豪華客船船員風だった。
ビルはウィリーに「キングの娘とは結婚させない」と、
キングはキティに「ビルの息子とは結婚させない」と宣言。
キング号はジャクソン号の隣に停泊しているのに、
二人は近づけない。
「私が好きなら会いに来て」という手紙をもらってウィリーは夜、
父の目を盗んでメアリーに会うためにキング号に忍び込むが、
船員に見つかって海に落っこちる。
翌朝、ビルは船員として使い物になりそうにない息子を見放して、
ボストン行きの切符と金を渡す。
老朽化を理由にジャクソン号が政府によって営業停止となる。
お前の差し金かとビルはキングに詰め寄る。
ビルを恐れてキングの投げた石が床屋の窓を破り、大騒ぎになる。
保安官はキングの言い分だけを聞いてビルを逮捕。
駅へ行く途中だったウィリーは、父親が保安官事務所に入れられるのを目撃する。
手紙を無視されたと思ってウィリーに意地悪して知らんぷりをしたキティも、
気の毒に思う。
暴風雨の中、ウィリーは脱獄のための道具を隠したパンを、
保安官事務所の牢に入っている父への差し入れに持っていく。
パンの中に脱出工具を忍ばせと置いたが
工具が下に落ちてしまう。
保安官がパンを床に落としてしまう。
父「おい! 息子! 黙っている気か 一発なぐれ!。
保安官! 俺のせがれのパンチを受けたら、あんたあごが壊れるぞ!」
「なんだと! こんなチビのパンチが? どれ 俺を殴れ!」
ウィリーは一発ミゾオチにパンチすると、保安官は気絶する。
父は脱獄に成功。
どちで逃げ遅れたウィリーが保安官に殴られて
病院送りになるのを見て怒ったビルは、
物陰から現れて保安官を一発でノックアウトし、自ら牢に入る。
嵐(強大台風)がやって来る。
風は激しくなり、家々が倒壊し、キング号も桟橋から流されてしまう。
ウィリー以外の患者が病院から避難した後、病院の屋根が飛ばされてしまう。
ウィリーは家ごと河を流されていくキティを、ジャクソン号に救出する。
次に保安官事務所ごと河に流された父を見つけ、
ジャクソン号を事務所に衝突させて牢から父を救い出す。
沈没中のキング号からキングを救出。
父親たちはウィリーの活躍により和解する。
ウィリーは河に飛び込む。
溺れている老人を見つけたのだ。
THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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