日曜はダメよ(1960)C〜メリナ・メルクーリ、ギリシャ人気質
日曜はダメよ(1960)C〜メリナ・メルクーリ、ギリシャ人気質
★数行で映画紹介しなければ
ギリシャの港町ピレウス。底抜けに陽気な売春婦イリヤ(メリナ・メルクーリ)は、
日曜は必ず商売を休んで古典悲劇を鑑賞する風変わりな人気者。
この街にアメリカからやってきた古代史研究家のホーマー(ジュールズ・ダッシン)は、
彼女を伝統的ギリシャ美人とみなして売春婦を辞めさせようとするのだが。。。
★ショウトしょうとSHORT
中学生の頃、初見。
気になっていた映画で、
映画音楽は大ヒットしましたね。
連想ワード
陽気なギリシャ人
「マイ・フェア・レディ」
========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
========
★基本情報
Never on Sunday
監督 ジュールズ・ダッシン
脚本 ジュールズ・ダッシン
製作 ジュールズ・ダッシン[注 1]
出演者 メリナ・メルクーリ
ジュールズ・ダッシン
ジョージ・ファウンダス(英語版)
音楽 マノス・ハジダキス
主題歌 メリナ・メルクーリ
「日𫞂はダメよ(英語版)」
撮影 ジャック・ナットー(フランス語版)
編集 ロジャー・ドワイア(フランス語版)
製作会社 メリナ・フィルム
配給 アメリカ合衆国の旗 ロパート・ピクチャーズ
日本の旗 ユナイテッド・アーティスツ
公開 アメリカ合衆国の旗 1960年10月1日
日本の旗 1961年5月3日
上映時間 91分
製作国
ギリシャ
アメリカ合衆国
★概要ネタバレ
ギリシャの港町に住むイリヤは底抜けに明るい売春婦で、町中の男たちの憧れだ。
アメリカから頭でっかちな古代ギリシャ哲学の民間研究家、ホーマーがやってきた。
上陸第一歩、彼は酒場で町の男たちが酔って唄い踊るのに感激し思わず拍手したら、
誤解され喧嘩になる。
そこを仲裁したのが英語も喋れるイリヤだった。
ホーマーは彼女こそアリストテレス以来の伝統的ギリシャ人とみて研究対象に決め、
さらには今の商売をやめさせようと思った。
二人は古代劇場での観劇に出かけるが、
彼女の独特なギリシャ悲劇の解釈にホーマーは面食らう。
イリヤは日曜だけは仕事を休んで、トニオやジョルゴら気の合った男たちを呼んで
ドンチャン騒ぎをやった。ホーマーも粘りが功を奏して参加することができた。
そこへ町の売春ボス、ノー・フェイスの子分ガルベジが贈物を持ってきたが、
たちまち男たちにつまみ出された。
街の売春婦たちがボスに対して不当に高い家賃を払わされている中で、
独立営業のイリヤはノー・フェイスにとってシャクの種だった。
ホーマーのイリヤへの思惑を知ったノー・フェイスは、
ホーマーに金をちらつかせてイリヤに足を洗わせる手助けを要求する。
ホーマーはイリヤの仕事を2週間休ませ、
部屋を図書館のように模様替えしてイリヤに学問芸術を教え込む。
イリヤもすっかりその気にはなるが、一抹の寂しさは抱え、
クラシックではなく流行歌のレコードをかけて一人歌う。
売春婦の1人が、イリヤにホーマーがノー・フェイスの手先だと教えた。
怒った彼女は今までの修行をほっぽりだした。そこへ外国の大艦隊が入港した。
イリヤは売春婦たちの先頭に立ってノー・フェイスに抗議デモを始める。
売春婦たちは皆逮捕されるが、留置場での団体交渉に成功して、軍配はイリヤ側に上った。
再び酒場にイリヤの姿がみられるようになり、男たちは大喜び。
ギリシャ人気質を思い知らされたホーマーも考えを変え、
やけくそのように踊りに加わった。
イリヤに恋心を抱くホーマーだが、イリヤの「日曜の人」はトニオだった。
次の日、出港するアメリカ船の甲板に、1人寂しく帰国するホーマーの姿があった。
THE END
=====
筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
=====
スポンサーサイト