男はつらいよ おかえり 寅さん(2019)A〜寅さんの偉大さを痛感
男はつらいよ おかえり 寅さん(2019)A〜寅さんの偉大さを痛感
★数行で映画紹介しなければ
新規に撮影された部分と4Kリマスターされた過去の厳選されたシーンを融合、
寅さんの甥の満男と初恋の人イズミの再会がこれまでの登場人物の“今”と共に綴られていきます。
★ショウトしょうとSHORT
寅さんが、渥美清さんが、どれだけ偉大だったか。
あきのこない、何度観ても心にしみる存在感。
========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
========
★基本情報
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝原雄三
原作 山田洋次
製作 深澤宏
製作総指揮 迫本淳一
大谷信義
出演者 渥美清
倍賞千恵子
吉岡秀隆
後藤久美子
前田吟
池脇千鶴
夏木マリ
浅丘ルリ子
音楽 山本直純
山本純ノ介
主題歌 渥美清
桑田佳祐(オープニング)
撮影 近森眞史
編集 石井巌
石島一秀
制作会社 松竹撮影所東京スタジオ
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 2019年12月27日
上映時間 116分
★概要ネタバレ
車寅次郎(渥美清)の甥の諏訪満男(吉岡秀隆)は
夢の中の砂浜でかつての想い人だった及川泉(後藤久美子)と会っていた。
満男は中学3年生になる一人娘のユリ(桜田ひより)に起こされた…。
満男は夢を観ていたのだ。
桑田佳祐が主題歌を歌う。
第1作『男はつらいよ』(1969年)で産声を上げた満男も今や50歳、
かつて勤めていた靴会社を辞めて今では小説家に転身していた。
満男は6年前に妻を亡くしており、今ではユリと二人暮らしをしています。ユリが学校に向かった後、出版社に向かった満男は担当編集者の高野節子(池脇千鶴)から著書のサイン会開催を提案されますが、恥ずかしいからという理由で断りました。
後日、満男の亡き妻の七回忌が柴又の実家で営まれ、満男の母で寅さんの妹のさくら(倍賞千恵子)、満男の父・博(前田吟)、ユリ、妻の父・窪田(小林稔侍)らが集い、先代からその座を受け継いだ御前様(笹野高史)を迎え入れて法要が始まりました。満男はかつて両親の縁を取り持った寅さんのことを思い出していました。窪田や博の勤め先の“タコ社長”の娘・朱美(美保純)は満男に再婚を勧めますが、満男は余計なお世話だと乗り気ではありませんでした。
しかし、この賑やかな光景に、満男は物心ついた時からお茶の間が寅さんも交えて賑やかだったと振り返っていました。
満男はかつて、寅さんに「人間は何のために生きているのか」と問いかけた時のことを思い出していました。寅さんの答えは「生きていてよかったと思う事のために生きているんじゃないかな」でした。
駅で満男とユリを見送るさくらは、満男の初恋の相手だった泉は今頃どうしているのかと思いました。泉は今やヨーロッパで結婚してイズミ・ブルーナと名乗り、国連難民高等弁務官事務所の職員として働いているのです。
そんなある日、結局都内の書店でサイン会を開くことになった満男は、見覚えのある女性からサインを頼まれました。イズミだったのです。久しぶりに再会を果たした満男はイズミを寅さんのかつての想い人だったリリー(浅丘ルリ子)の経営する神保町のジャズ喫茶に連れて行きました。イズミには既に二人の子がおり、満男も娘がいることまでは話しましたが、妻に先立たれたということまでは話せませんでした。リリーと再会を喜び合ったイズミは、どうして寅さんと結婚しなかったのかとリリーに問いかけてみました。リリーはかつて、さくらを通じて間接的にプロポーズを受けたことを明かしましたが、それを聞いた満男はいつも肝心な時に自分から逃げ出す寅さんの悪い癖を思い出しました。
満男はイズミを両親の住む柴又の実家の2階に泊めることにしました。さくらと博は喜んで迎え入れ、満男は明日、神奈川の介護施設で暮らす父・一男(橋爪功)に会いに行くというイズミを車で送る約束をして家路につきました。満男の家では高野がユリに英語を教えつつ帰りを待っており、飯田編集長(カンニング竹山)から依頼されている書き下ろし小説の話をしてきました。高野が帰った後、満男はかつて寅さんと一緒に旅に出た時のことを思い出しました。寅さんは自らの恋愛をはぐらかす満男に「思っているだけで言葉で言わないと何もしないと同じだ」と語っていました。
翌日、満男は車でイズミを施設まで送っていきました。車中でイズミは満男の家族が羨ましいとこぼし、両親との関係がうまくいってなかったのでヨーロッパに行ったことを明かしました。施設ではイズミの母・原礼子(夏木マリ)が待っていました。かつて一男の浮気が原因で離婚したイズミの両親の間は今でもギクシャクしており、礼子が部屋を出た後に一男はイズミにそばにいてほしいと頼みますが、イズミはヨーロッパに家庭を持っているため断りました。
一男はイズミに1万円渡して孫に絵本でも買ってあげるよう告げますが、イズミが席を外した後に一男は満男に2万円をせがんできました。その後、礼子はイズミが家出した時のこと、そして寅さんに夫が出て行った時の胸の内を明かしたことを思い出していました。
その頃、柴又の満男の実家で留守番をしていたユリは朱美の息子・浩介(中澤準)と共に散歩に出かけ、その後祖父母からメロンをごちそうになりました。さくらはかつて一家でメロンを食べていたところにたまたま旅先から寅さんが帰ってきて自分の分がないことにごねていたことを思い出しました。
一方、満男はイズミと礼子を車に乗せて帰路につきましたが、
万が一のことがあったら誰が一男の面倒を見るかについてイズミと礼子は口論になってしまい、
礼子は怒って車から降りてしまいます。
満男は伯父さんだったらイズミしか止める者はいないと言うはずだとイズミを諭し、イズミは礼子に謝りにいきました。
その後、満男は柴又にユリを迎えに行きますが、ユリは父の帰りが遅いので祖父母の元に泊めてもらおうと考えていました。
満男は明日にもヨーロッパに戻るイズミと離れる寂しさを寅さんに聞いてほしくてたまりませんでした。
翌日、満男は成田空港までイズミを送っていきました。
満男は一男のことで力になると約束し、
イズミは次に日本に帰ってきたら満男の妻に会いたいと言ってきました。
満男はイズミの負担になると思って妻の死を明かさなかったことを打ち明け、
イズミは「満男さんのそういう所が好き」とキスをしてきました。
イズミはヨーロッパに帰っていき、
帰宅した満男はユリから「この3日間、パパは遠い所に行ってた気がしたから」と言われた。
満男は高野に依頼されていた書き下ろし小説を書くと連絡し、
タイトルを「お帰り 寅さん」と決めた。
小説の中では、寅さんは美人な女房をめとって帰宅してきたのです。
満男は寅さんから
「困った事があったら風に向かって俺の名前を呼べ。どこからでも飛んで来るから」と
言われたのを思い出していた。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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★数行で映画紹介しなければ
新規に撮影された部分と4Kリマスターされた過去の厳選されたシーンを融合、
寅さんの甥の満男と初恋の人イズミの再会がこれまでの登場人物の“今”と共に綴られていきます。
★ショウトしょうとSHORT
寅さんが、渥美清さんが、どれだけ偉大だったか。
あきのこない、何度観ても心にしみる存在感。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝原雄三
原作 山田洋次
製作 深澤宏
製作総指揮 迫本淳一
大谷信義
出演者 渥美清
倍賞千恵子
吉岡秀隆
後藤久美子
前田吟
池脇千鶴
夏木マリ
浅丘ルリ子
音楽 山本直純
山本純ノ介
主題歌 渥美清
桑田佳祐(オープニング)
撮影 近森眞史
編集 石井巌
石島一秀
制作会社 松竹撮影所東京スタジオ
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 2019年12月27日
上映時間 116分
★概要ネタバレ
車寅次郎(渥美清)の甥の諏訪満男(吉岡秀隆)は
夢の中の砂浜でかつての想い人だった及川泉(後藤久美子)と会っていた。
満男は中学3年生になる一人娘のユリ(桜田ひより)に起こされた…。
満男は夢を観ていたのだ。
桑田佳祐が主題歌を歌う。
第1作『男はつらいよ』(1969年)で産声を上げた満男も今や50歳、
かつて勤めていた靴会社を辞めて今では小説家に転身していた。
満男は6年前に妻を亡くしており、今ではユリと二人暮らしをしています。ユリが学校に向かった後、出版社に向かった満男は担当編集者の高野節子(池脇千鶴)から著書のサイン会開催を提案されますが、恥ずかしいからという理由で断りました。
後日、満男の亡き妻の七回忌が柴又の実家で営まれ、満男の母で寅さんの妹のさくら(倍賞千恵子)、満男の父・博(前田吟)、ユリ、妻の父・窪田(小林稔侍)らが集い、先代からその座を受け継いだ御前様(笹野高史)を迎え入れて法要が始まりました。満男はかつて両親の縁を取り持った寅さんのことを思い出していました。窪田や博の勤め先の“タコ社長”の娘・朱美(美保純)は満男に再婚を勧めますが、満男は余計なお世話だと乗り気ではありませんでした。
しかし、この賑やかな光景に、満男は物心ついた時からお茶の間が寅さんも交えて賑やかだったと振り返っていました。
満男はかつて、寅さんに「人間は何のために生きているのか」と問いかけた時のことを思い出していました。寅さんの答えは「生きていてよかったと思う事のために生きているんじゃないかな」でした。
駅で満男とユリを見送るさくらは、満男の初恋の相手だった泉は今頃どうしているのかと思いました。泉は今やヨーロッパで結婚してイズミ・ブルーナと名乗り、国連難民高等弁務官事務所の職員として働いているのです。
そんなある日、結局都内の書店でサイン会を開くことになった満男は、見覚えのある女性からサインを頼まれました。イズミだったのです。久しぶりに再会を果たした満男はイズミを寅さんのかつての想い人だったリリー(浅丘ルリ子)の経営する神保町のジャズ喫茶に連れて行きました。イズミには既に二人の子がおり、満男も娘がいることまでは話しましたが、妻に先立たれたということまでは話せませんでした。リリーと再会を喜び合ったイズミは、どうして寅さんと結婚しなかったのかとリリーに問いかけてみました。リリーはかつて、さくらを通じて間接的にプロポーズを受けたことを明かしましたが、それを聞いた満男はいつも肝心な時に自分から逃げ出す寅さんの悪い癖を思い出しました。
満男はイズミを両親の住む柴又の実家の2階に泊めることにしました。さくらと博は喜んで迎え入れ、満男は明日、神奈川の介護施設で暮らす父・一男(橋爪功)に会いに行くというイズミを車で送る約束をして家路につきました。満男の家では高野がユリに英語を教えつつ帰りを待っており、飯田編集長(カンニング竹山)から依頼されている書き下ろし小説の話をしてきました。高野が帰った後、満男はかつて寅さんと一緒に旅に出た時のことを思い出しました。寅さんは自らの恋愛をはぐらかす満男に「思っているだけで言葉で言わないと何もしないと同じだ」と語っていました。
翌日、満男は車でイズミを施設まで送っていきました。車中でイズミは満男の家族が羨ましいとこぼし、両親との関係がうまくいってなかったのでヨーロッパに行ったことを明かしました。施設ではイズミの母・原礼子(夏木マリ)が待っていました。かつて一男の浮気が原因で離婚したイズミの両親の間は今でもギクシャクしており、礼子が部屋を出た後に一男はイズミにそばにいてほしいと頼みますが、イズミはヨーロッパに家庭を持っているため断りました。
一男はイズミに1万円渡して孫に絵本でも買ってあげるよう告げますが、イズミが席を外した後に一男は満男に2万円をせがんできました。その後、礼子はイズミが家出した時のこと、そして寅さんに夫が出て行った時の胸の内を明かしたことを思い出していました。
その頃、柴又の満男の実家で留守番をしていたユリは朱美の息子・浩介(中澤準)と共に散歩に出かけ、その後祖父母からメロンをごちそうになりました。さくらはかつて一家でメロンを食べていたところにたまたま旅先から寅さんが帰ってきて自分の分がないことにごねていたことを思い出しました。
一方、満男はイズミと礼子を車に乗せて帰路につきましたが、
万が一のことがあったら誰が一男の面倒を見るかについてイズミと礼子は口論になってしまい、
礼子は怒って車から降りてしまいます。
満男は伯父さんだったらイズミしか止める者はいないと言うはずだとイズミを諭し、イズミは礼子に謝りにいきました。
その後、満男は柴又にユリを迎えに行きますが、ユリは父の帰りが遅いので祖父母の元に泊めてもらおうと考えていました。
満男は明日にもヨーロッパに戻るイズミと離れる寂しさを寅さんに聞いてほしくてたまりませんでした。
翌日、満男は成田空港までイズミを送っていきました。
満男は一男のことで力になると約束し、
イズミは次に日本に帰ってきたら満男の妻に会いたいと言ってきました。
満男はイズミの負担になると思って妻の死を明かさなかったことを打ち明け、
イズミは「満男さんのそういう所が好き」とキスをしてきました。
イズミはヨーロッパに帰っていき、
帰宅した満男はユリから「この3日間、パパは遠い所に行ってた気がしたから」と言われた。
満男は高野に依頼されていた書き下ろし小説を書くと連絡し、
タイトルを「お帰り 寅さん」と決めた。
小説の中では、寅さんは美人な女房をめとって帰宅してきたのです。
満男は寅さんから
「困った事があったら風に向かって俺の名前を呼べ。どこからでも飛んで来るから」と
言われたのを思い出していた。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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