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男はつらいよ おかえり 寅さん(2019)A〜寅さんの偉大さを痛感

男はつらいよ おかえり 寅さん(2019)A〜寅さんの偉大さを痛感

★数行で映画紹介しなければ
新規に撮影された部分と4Kリマスターされた過去の厳選されたシーンを融合、
寅さんの甥の満男と初恋の人イズミの再会がこれまでの登場人物の“今”と共に綴られていきます。

★ショウトしょうとSHORT
寅さんが、渥美清さんが、どれだけ偉大だったか。
あきのこない、何度観ても心にしみる存在感。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝原雄三
原作 山田洋次
製作 深澤宏
製作総指揮 迫本淳一
大谷信義
出演者 渥美清
倍賞千恵子
吉岡秀隆
後藤久美子
前田吟
池脇千鶴
夏木マリ
浅丘ルリ子
音楽 山本直純
山本純ノ介
主題歌 渥美清
桑田佳祐(オープニング)
撮影 近森眞史
編集 石井巌
石島一秀
制作会社 松竹撮影所東京スタジオ
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 2019年12月27日
上映時間 116分

★概要ネタバレ

車寅次郎(渥美清)の甥の諏訪満男(吉岡秀隆)は
夢の中の砂浜でかつての想い人だった及川泉(後藤久美子)と会っていた。

満男は中学3年生になる一人娘のユリ(桜田ひより)に起こされた…。
満男は夢を観ていたのだ。

桑田佳祐が主題歌を歌う。

第1作『男はつらいよ』(1969年)で産声を上げた満男も今や50歳、
かつて勤めていた靴会社を辞めて今では小説家に転身していた。
満男は6年前に妻を亡くしており、今ではユリと二人暮らしをしています。ユリが学校に向かった後、出版社に向かった満男は担当編集者の高野節子(池脇千鶴)から著書のサイン会開催を提案されますが、恥ずかしいからという理由で断りました。

後日、満男の亡き妻の七回忌が柴又の実家で営まれ、満男の母で寅さんの妹のさくら(倍賞千恵子)、満男の父・博(前田吟)、ユリ、妻の父・窪田(小林稔侍)らが集い、先代からその座を受け継いだ御前様(笹野高史)を迎え入れて法要が始まりました。満男はかつて両親の縁を取り持った寅さんのことを思い出していました。窪田や博の勤め先の“タコ社長”の娘・朱美(美保純)は満男に再婚を勧めますが、満男は余計なお世話だと乗り気ではありませんでした。

しかし、この賑やかな光景に、満男は物心ついた時からお茶の間が寅さんも交えて賑やかだったと振り返っていました。

満男はかつて、寅さんに「人間は何のために生きているのか」と問いかけた時のことを思い出していました。寅さんの答えは「生きていてよかったと思う事のために生きているんじゃないかな」でした。

駅で満男とユリを見送るさくらは、満男の初恋の相手だった泉は今頃どうしているのかと思いました。泉は今やヨーロッパで結婚してイズミ・ブルーナと名乗り、国連難民高等弁務官事務所の職員として働いているのです。

そんなある日、結局都内の書店でサイン会を開くことになった満男は、見覚えのある女性からサインを頼まれました。イズミだったのです。久しぶりに再会を果たした満男はイズミを寅さんのかつての想い人だったリリー(浅丘ルリ子)の経営する神保町のジャズ喫茶に連れて行きました。イズミには既に二人の子がおり、満男も娘がいることまでは話しましたが、妻に先立たれたということまでは話せませんでした。リリーと再会を喜び合ったイズミは、どうして寅さんと結婚しなかったのかとリリーに問いかけてみました。リリーはかつて、さくらを通じて間接的にプロポーズを受けたことを明かしましたが、それを聞いた満男はいつも肝心な時に自分から逃げ出す寅さんの悪い癖を思い出しました。

満男はイズミを両親の住む柴又の実家の2階に泊めることにしました。さくらと博は喜んで迎え入れ、満男は明日、神奈川の介護施設で暮らす父・一男(橋爪功)に会いに行くというイズミを車で送る約束をして家路につきました。満男の家では高野がユリに英語を教えつつ帰りを待っており、飯田編集長(カンニング竹山)から依頼されている書き下ろし小説の話をしてきました。高野が帰った後、満男はかつて寅さんと一緒に旅に出た時のことを思い出しました。寅さんは自らの恋愛をはぐらかす満男に「思っているだけで言葉で言わないと何もしないと同じだ」と語っていました。

翌日、満男は車でイズミを施設まで送っていきました。車中でイズミは満男の家族が羨ましいとこぼし、両親との関係がうまくいってなかったのでヨーロッパに行ったことを明かしました。施設ではイズミの母・原礼子(夏木マリ)が待っていました。かつて一男の浮気が原因で離婚したイズミの両親の間は今でもギクシャクしており、礼子が部屋を出た後に一男はイズミにそばにいてほしいと頼みますが、イズミはヨーロッパに家庭を持っているため断りました。

一男はイズミに1万円渡して孫に絵本でも買ってあげるよう告げますが、イズミが席を外した後に一男は満男に2万円をせがんできました。その後、礼子はイズミが家出した時のこと、そして寅さんに夫が出て行った時の胸の内を明かしたことを思い出していました。

その頃、柴又の満男の実家で留守番をしていたユリは朱美の息子・浩介(中澤準)と共に散歩に出かけ、その後祖父母からメロンをごちそうになりました。さくらはかつて一家でメロンを食べていたところにたまたま旅先から寅さんが帰ってきて自分の分がないことにごねていたことを思い出しました。

一方、満男はイズミと礼子を車に乗せて帰路につきましたが、
万が一のことがあったら誰が一男の面倒を見るかについてイズミと礼子は口論になってしまい、
礼子は怒って車から降りてしまいます。
満男は伯父さんだったらイズミしか止める者はいないと言うはずだとイズミを諭し、イズミは礼子に謝りにいきました。
その後、満男は柴又にユリを迎えに行きますが、ユリは父の帰りが遅いので祖父母の元に泊めてもらおうと考えていました。
満男は明日にもヨーロッパに戻るイズミと離れる寂しさを寅さんに聞いてほしくてたまりませんでした。


翌日、満男は成田空港までイズミを送っていきました。
満男は一男のことで力になると約束し、
イズミは次に日本に帰ってきたら満男の妻に会いたいと言ってきました。
満男はイズミの負担になると思って妻の死を明かさなかったことを打ち明け、
イズミは「満男さんのそういう所が好き」とキスをしてきました。

イズミはヨーロッパに帰っていき、
帰宅した満男はユリから「この3日間、パパは遠い所に行ってた気がしたから」と言われた。
満男は高野に依頼されていた書き下ろし小説を書くと連絡し、
タイトルを「お帰り 寅さん」と決めた。
小説の中では、寅さんは美人な女房をめとって帰宅してきたのです。
満男は寅さんから
「困った事があったら風に向かって俺の名前を呼べ。どこからでも飛んで来るから」と
言われたのを思い出していた。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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劇場版「パタリロ!」(2019)B〜翔んで埼玉の余韻

劇場版「パタリロ!」(2019)B

★数行で映画紹介しなければ

『舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★』を実写映画化
舞台版と同じメインキャスト、スタッフ。

暗殺者に狙われたマリネラ王国皇太子パタリロをMI6のバンコラン少佐が救出。
美少年マライヒの密着取材を受ける中、敵の策略が巡る。

★ショウトしょうとSHORT

翔んで埼玉 での 感動を引きずっています

B評価  笑えます


★作品メモ
「翔んで埼玉」の原作者・魔夜峰央のギャグ漫画。
『花とゆめ』(白泉社)で1978年に連載を開始し、2020年現在、『マンガPark』にて連載中。
1982年にはアニメ化もされた。2016年に舞台化作品が上演され、2018年にも第2弾の舞台が公演されている。
2019年7月時点でシリーズ累計発行部数は2500万部を突破している。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
PATALLIRO! THE MOVIE
監督 小林顕作
脚本 池田テツヒロ
原作 魔夜峰央「パタリロ!」
製作 野上祥子
島田明
北牧裕幸
出演者
加藤諒
青木玄徳
佐奈宏紀
細貝圭
金井成大
石田隼
吉本恒生
三津谷亮
小林亮太
吉川純広
佐藤銀平
三上陽永
柴一平
富岡晃一郎
上山竜治
市川知宏
佐藤流司(特別出演)
大谷育江(声の出演)
大塚明夫(声の出演)
浪川大輔(声の出演)
関智一(声の出演)
高橋広樹(声の出演)
松村雄基
近江谷太朗
木下ほうか
池田鉄洋
須賀健太(友情出演)
鈴木砂羽(友情出演)
魔夜峰央
西岡徳馬(特別出演)
哀川翔
音楽 小林顕作(作詞・作曲)
和田俊輔(編曲・劇伴)
ha-j(編曲)
遠藤ナオキ(編曲)
撮影 伊集守忠
編集 難波智佳子
製作会社 劇場版「パタリロ!」製作委員会2019
配給 HIGH BROW CINEMA
公開 2019年6月28日
上映時間 103分

★概要ネタバレ
マリネラ王国の皇太子パタリロ・ド・マリネール8世は、王室専用機の操縦桿を握っていました。

側近のタマネギ部隊の心配もよそに、ひとりでコックピットにこもって操縦しています。

〔ロンドン ヒースロー空港〕

ロンドンのヒースロー空港では、パタリロを待つイングランドの男子高校生や、テレビのリポーターでにぎわっています。

なぜかというと、やってくるマリネラ王国の皇太子が「美少年」だという噂が広まっているからです。みんな、美しい皇太子をひと目見ようと押しかけていました。

そこへ王室専用機が空港にやってきます。

飛行機は乱暴な操縦で、不時着したかと思うと爆発、炎上しました。

しかしそこから緋毛氈(レッドカーペット)が敷かれると、なにごともなかったかのようにパタリロとタマネギ部隊が降り立ちました。

「ごきげんよう」とパタリロが挨拶をします。

現れたパタリロを見て、集まってきた観衆は「だれ?」と戸惑っていました。



噂されていた美少年の顔写真と、実際のパタリロの顔は似ても似つかなかったからです。

詰め寄られたパタリロは、昭和テイストのギャグをかましました。

というのも、この映画『パタリロ!!』の原作にあたるマンガ『パタリロ!!』の連載が『花とゆめ』という雑誌で開始されたのは「1978年(昭和53年)」です。

昭和の時代から連綿と続く連載ですので、ギャグはどうしても古臭くなるのです。

以後、映画ではときどき、昭和のギャグが出てきます。月影先生、スチュワーデスと教官の物語、ラグビーをがんばる高校生…詳しくは調べてください(『ガラスの仮面』『スチュワーデス物語』『スクールウォーズ』)。特に月影先生は何度もこの映画に出てきます。

(以後映画は、基本的にミュージカルの舞台のような内容です。途中でイラストも挿入されたり、アニメになったり、なんでもありの世界です)

空港に英国の外務省のアイゼンバーグが顔を出すと、パタリロの警護をすると言いました。

マリネラ王国はいま、政情が不安だからです。

パタリロの父親はマリネラ王国の国王・ヒギンズ3世です。ヒギンズ3世は絶対権力者として、マリネラ王国に君臨しています。


ところがヒギンズ3世は病に伏しており、危ない状態が続いていました。

それに伴い、権力を握ろうと画策する大臣派と、王室である国王派の対立が続いており、パタリロも狙われる可能性がありました。

ちなみにマリネラ王国はダイヤモンドの産出国で、非常に豊かな国でした。そのダイヤモンドを狙う者も、少なからずいます。

アイゼンバーグはパタリロに護衛として、MI6の諜報員ジャック・バンコランをつける予定でした。

ところがバンコランの到着が遅れています。

パタリロは、側近のタマネギ部隊がいるから大丈夫と言うと、タマネギ部隊を連れてロンドン観光を楽しみました。

パタリロとタマネギ部隊が市内観光に興じていると、3人の日本人不良組のような男たちに絡まれます。

不良3人組はナイフを出すと、パタリロを脅し始めました。

その時、どこからか銃声がすると、「ナイフを捨てるんだ」という声とともに長髪の影が現れました。



そちらへ視線をやった不良3人組は、視線を合わせると相手の視線のレーザー光線に、倒れてしまいます。

その男こそが、美少年キラーのMI6諜報員ジャック・バンコラン少佐でした。

バンコランに見つめられた者は、骨抜きになって気絶するのだそうです。

倒れた不良たちにパタリロとバンコランは、黒幕が誰か質問します。

パタリロは不良にキスをすると「埼玉県民だな」と指摘しました。

サイタマラリアに感染すると警告します。

以下しばらく、『パタリロ!!』の原作者・魔夜峰央さんのブレイクした映画『翔んで埼玉』に関連するネタが続きます。宣伝も兼ねているのかもしれません。

『恐怖 ウィルス感染人間サイタマラリア』という寸劇が入り、ゾンビ映画になりました。

そのあと「埼玉県春日部市はとてもいいところです」というフォローが入ります。

不良たちから黒幕を聞き出したかったのですが、聞けずに終わりました。

春日部のご当地アイドル、テッツィーまで出てきます。

バンコランがパタリロの警護をすることになりました。

そこへBBC記者だという謎の美少年・マライヒが、パタリロのところへやってきます。



マライヒは、パタリロがイギリスにいるあいだに密着取材をして、テレビ番組を作るのだそうです。

マライヒとバンコランは互いに惹かれあいました。

マライヒが去ったあと、もの思いにふけるバンコランは葉巻を吸おうとしますが、掃除夫に禁煙だと注意されます。

嫌煙ムードが高まっているからという理由で、劇中では吸わせてもらえませんでした。

〔コートールドギャラリー〕

ところで今回パタリロが突然イギリスにお忍びでやってきたのには、理由がありました。

パタリロの父・ヒギンズ3世は若かりし頃に、イギリスへ留学をしていました。

絵心のあるヒギンズ3世は美女をモデルに絵を描いていたのですが、恋をしたイギリス人女性にラブレターと絵を贈ったのだそうです。

それが今回、コートールドギャラリーに展示されていました。

父親のラブレターが公開されてスキャンダルになることを嫌ったパタリロは、なんとか人目を忍んで絵と手紙を盗みたいと思っているのです。

学芸員交代の時間をチェックしたパタリロは、発煙筒を焚いて火事の騒ぎを起こします。

警備の者の目を盗み、パタリロは絵と手紙を盗み出しました。


ところが絵の裏には、手紙がありませんでした。絵の裏に手紙があるという情報は、嘘だったのです。

今回のこの陰謀は、敵の仕業でした。

パタリロを犯罪に手を染めさせ、窃盗犯として殺害して王室の権威を失墜させるというのが、敵の策略でした。

狙われるパタリロをバンコランが助けます。

自分が陰謀に巻き込まれていたと知ったパタリロは嘆きますが、途中から笑い始めます。

むしろこの陰謀を利用して、相手方の大臣を失脚させればよいと考えたからです。

その時、パタリロのもとに国王崩御の知らせが入りました。

パタリロはマリネラ王国に舞い戻ります。

〔1週間後 ロンドン バンコランのマンション〕

バンコランはその後のパタリロのことが気になり、マリネラ王国に電話をかけます。

というのも、パタリロは国王の崩御後、国際ダイヤモンド輸出機構から脱退したのです。

パタリロは元気でした。

近々マリネラ王国ではパタリロの戴冠式が行われるのですが、その際に自分の警護を頼みたいと、電話で言います。

関わり合いたくないとバンコランが断ろうとしますが、マライヒがやってくるとパタリロに言われました。

マライヒに会いたいバンコランは、警護を引き受けます。

〔国際ダイヤモンド輸出機構〕

実はパタリロを狙っているのは、国際ダイヤモンド輸出機構のお偉方たちでした。

パタリロを邪魔に思っている輸出機構のメンバーは、国王が崩御する前からパタリロを亡き者にするつもりでした。

不良3人組を遣わしたのも、彼らです。

イギリスでのパタリロ暗殺に失敗した輸出機構のお偉方は、今度こそは暗殺を成功させようと刺客を遣わします。

その刺客とは、美少年・マライヒでした。戴冠式までにパタリロを殺せと命ぜられます。

それを聞きながらマライヒは、バンコランのことを気に掛けていました。

〔常春の国 マリネラ〕

パタリロは国王として激務にいそしんでいるか…と思われたのですが、実際に頑張っているのはタマネギ部隊たちです。



タマネギ部隊はみんな、カツラとメガネを着用して同じような格好をしていました。

本当はそれを取るとみんな、美少年たちなのです。

どうしてこんな格好をせねばならないのかと嘆く21号に、古参の部隊が理由を説明しました。

パタリロの母・エトランジェ王妃が、幼少のみぎりより賢いパタリロを案じて、特殊部隊を作ったのがルーツだったのです。

説明を受けたものの、タマネギ21号はまだ不満でした。マライヒに大金を得る方法を持ち掛けられて、陰謀に協力します。21号の恋人・63号は心配します。

実はその話の一部始終を、パタリロが聞いていました。

〔マリネラ王国中枢 システム管理室前〕

中枢のシステム管理室を爆破しろとマライヒに言われた21号と63号は、警護の目を盗んで忍び込もうとします。

〔マリネラ王国中枢 システム管理室内〕

あっさり侵入できました。中枢システムは小さくしょぼい代物で、21号は思わず突っ込みます。

ダイナマイトを仕掛けましたが、そこへパタリロがやってくると居据わります。

悪だくみはしたものの人は殺したくない21号は、パタリロが避難しないので困りました。やむなく、爆破を解除します。


しかし解除ができずに爆発が起こりました。その衝撃でパタリロと21号、63号はタイムワープします。

〔12年前 マンチェスター バンコラン邸〕

パタリロ、21号、63号が飛ばされたのは、若かりし頃のバンコラン邸でした。

立派な屋敷に住んでいるバンコランですが、その邸宅は近々人手に渡るそうです。

バンコランの母は病弱で、家が傾いていたのでした。

ショックを受けたパタリロと21号はさらにワープし、63号はこの場に留まります。

病気の母を抱えて苦労しているバンコランに、男色の貴族・シュレンジャーが忍び寄ります。

シュレンジャーは多額の援助をちらつかせると、バンコランに迫りました。

バンコランは屈辱に耐えながら、一夜だけだと関係を許します。

その頃、宇宙では大変なことが起きていました。

パタリロそっくりのナマーゲ星人が銀河系宇宙政府の悪の総督デビル・ブラックサタンシュー・デビルの罠に落ちて、窮地に立たされていました。

パタリロと21号はそこにワープすると、ナマーゲ星人に間違われて拷問を受けます。

パタリロと21号はまたワープをし、63号と合流します。

〔マリネラ王国中枢 システム管理室前〕

バンコランとタマネギ部隊は、パタリロを探していました。

爆発音が聞こえたものの被害はなく、パタリロが失踪していることには関係があると考えていました。

そこへワープをしてパタリロたちが戻ってきました。

パタリロは21号の罪を許し、黙っておきます。

〔国際ダイヤモンド輸出機構〕

爆発が失敗して、まだパタリロが殺されていないことを上層部は怒り、マライヒを責めます。

失敗したら次はないと言われ、マライヒは行動を起こします。

〔常春の国 マリネラ〕

戴冠式は明日に迫っていました。

夜、マライヒはバンコランに会うと、バラの花園に連れていきます。

バンコランはマライヒの魅力に惹かれて、ついていきました。

花園で過ごしていると、パタリロの寝殿のほうから爆発音が聞こえます。



驚くバンコランに、マライヒは「パタリロはもう助からない」と言いました。自分が爆弾を仕掛けたのだと言います。

しかし…バンコランはそれを知っていました。マライヒが爆弾を仕掛けたときに落としたブローチを示すと、爆弾は安全な場所に移動させたと答えます。

マライヒはもう1つ、爆弾を仕掛けていました。

バンコランもそれを察しており、どこに爆弾を仕掛けたのか問い詰めます。

パタリロやタマネギ部隊がやってきました。戦いになります。

国際ダイヤモンド輸出機構は、マライヒがバンコランに惹かれていることを知り、保険としてさらに刺客をマリネラ王国に派遣していました。

保険として遣わされた一団が、マライヒに爆弾を起爆しろと要求します。

そこへパタリロとタマネギ部隊が近づくと、「だれが殺したクックロビン」という音頭を踊り始めます。

どういう意味なのかとバンコランが聞くと、パタリロは本人に聞いてくれと、原作者の魔夜峰央先生を紹介しました。魔夜峰央先生はモニターで紹介されます。

ゴチャゴチャの騒動になりながら、みんな戦います。

パタリロは途中に宇宙へ飛ばされて、自分とそっくりのナマーゲ星人の戦いに参加しました。

指導者となり伝説の剣・エスペランサーを手に持ち、メダルを得たパタリロは巨大化し、銀河系宇宙政府総督の乗った宇宙船を破壊します。

ナマーゲ星人たちの世界には、平和が戻りました。

宇宙からマリネラ王国に再びワープで戻ったパタリロは、隠された爆弾を見つけました。


爆弾を停止させて、事なきを得ます。

刺客たちはバンコランがやっつけました。

国際ダイヤモンド輸出機構の追及の手に怯えるマライヒには、自分が守ってやると答えます。

マリネラ王国では、パタリロが無事に戴冠式を迎えて国王になりました。

〔一週間後〕

パタリロは花束を持って、父・ヒギンズ3世の墓参りをしています。

マライヒはバンコランと一緒にいますが、国際ダイヤモンド輸出機構の影におびえていました。

たとえ国際ダイヤモンド輸出機構をつぶしたとしても、そのバックにある組織タランテラはびくともしない…とバンコランに話します。

バンコランはそのことを振り返りながら、葉巻を吸おうとします。

しかし掃除夫が現れると、注意しました。

その掃除夫が魔夜峰央先生だと気づいたバンコランは、びっくりしました。

パタリロたちメンバーが現れると、最後に「次回予告」をしながら踊ります…。

(エンド後)調子に乗ってパタリロがバンコランに抱き着いて、バンコランに殴られました。


THE END
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社長学ABC(1970)B〜『社長シリーズ』の第32作


社長学ABC(1970)B

★数行で映画紹介しなければ

『社長シリーズ』の第32作。

本作では、前作『続・社長えんま帖』でちらつかせた
「森繁久彌が大社長になり、小林桂樹が社長」になるという設定のうち、
「小林が社長」は実現するものの、「森繁が大社長」は現在の大社長の留任で次作へ持ち越しとなる。
名物の地方ロケは、1963年の『続・社長外遊記』以来の海外ロケとなり、台湾が舞台。

★ショウトしょうとSHORT

森繁久彌の演技がいいですね。

もうひとりの寅さんですね。

明るく楽しいマンネリはあきません。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 松林宗恵
脚本 笠原良三
製作 藤本真澄/五明忠人
出演者 森繁久彌
加東大介
小林桂樹
藤岡琢也
小沢昭一
関口宏
音楽 宅孝二
撮影 長谷川清
編集 岩下広一
配給 東宝
公開 日本の旗 1970年1月15日
上映時間 92分

★概要ネタバレ

本作では、森繁久彌が食品会社の社長から親会社物産の社長になり、

小林桂樹が社長になる

小林が社長は実現するものの、

森繁が大社長は現在の大社長の留任で延期となる。

食品会社の会長にとどまる。

台湾にある会社との合弁で、台湾観光

いつものように森繁の浮気は寸前で、だめになる。

THE END
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喜劇 駅前弁当(1961)B~浜松駅前の弁当屋が舞台、シリーズ3作目

喜劇 駅前弁当(1961)B

★数行で映画紹介しなければ

浜松駅前の弁当屋が舞台となり、駅前シリーズ3作目

★ショウトしょうとSHORT

なぜこんなに面白いのだろう?

喜劇の傑作です。

助演は前作から引き続いて坂本九が同じ洗濯屋役で出演、
喜劇界から花菱アチャコ(「アチャコ」名義)と柳家金語楼といった大物が出演、
『社長シリーズ』でお馴染みの加東大介も出演している。


以下の他人評価を読んで、駅前シリーズがどんなに面白いかがわかります。

これまでに観た駅前シリーズの中で、一番つまらない。
坂本九がつまらない。淡島千景が可愛らしくない。
切れ味が良かったのは伴淳三郎。ストリップ小屋の親爺を完璧に演じている。
おそらくいまで言うところのタイアップであろう。
ヤマハの楽器、バイクが随所に出てくる。
話の筋とはほとんど関係なく、ロケ地を代表する企業の紹介という以上のものではない。
 何よりも、森繁久彌とフランキー堺の表情が固くて。
なんだか気の毒に思える。

★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 久松静児
脚本 長瀬喜伴
製作 佐藤一郎、金原文雄
出演者
森繁久彌
フランキー堺
伴淳三郎
音楽 広瀬健次郎
撮影 黒田徳三
編集 広瀬千鶴
製作会社 東京映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1961年12月24日
上映時間 89分

★概要ネタバレ
シリーズ三作目。舞台は浜松。うなぎにヤマハとご当地色が強い。

主人に先立たれた美人女将淡島千景は駅弁屋。

淡島千景と結婚したい森繁久彌と伴淳三郎がライバル争い。

フランキー堺は駅弁屋のなくなった主人の弟。

詐欺師花菱アチャコにレイプされそうになった淡島千景を

助けたのは元恋人加東大介だった。

淡島千景は加東大介と再婚。

駅弁屋はフランキー堺が引き継ぐ。

THE END
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