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8 1/2~フェリーニ監督の回想夢想記

8 1/2(1963)


★どんな人向けか?

いくら映画史上の傑作だと言われても

フェリーニの「道」「カビリアの夜」を

観たことのない人が観る映画ではないと思います。



★フェリーニ監督とは


イタリア映画で、アカデミー賞外国語映画賞を三度も受賞


「市民ケーン」の映像テクを引き継ぐ、闇の撮影が秀逸、映像の魔術師と言われる


ウッディアレンが敬愛して、フェリーニ賛美の作品を多数制作


本作でも、独白しているように恋愛映画制作が苦手


★ショウトしょうとSHORT

映画とは人生とは、なにか独白するだけの作品

拝啓フェリーニさん!!
あなたの人生と映画は
サーカスだと思う

奥様役の大好きなアヌークエーメ(男と女)にうっとり

村上サガンの映画ブログ


★本作で語られる、フェリーニ作品悪評

恋愛映画が下手

独りよがりは困る、観客にわからないと


★本作の内容

夢 回想 思索 ごった煮

ゴダール調

製作裏 妻との葛藤 子供時代の回想

映画「道」での楽団や、キ印も登場する


★概要

フェリーニ監督と思われる主人公が

次作で悩んでいるうちに肝臓を悪くした。

温泉治療にはセフレ女優といっしょにいる。

妻とは別居しているが、離婚までは行かない。

離婚すべきか、次の作品は何かなど、夢想回想する。

そして居直って、改めて映画を作ることを決意する。

最近「NINE」は本作のミュージカル映画だそうだ。

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★仕入れた情報

タイトルの意味
8作目の半分?という意味だろう、だからこれは映画ではない

実際には『8 1/2』は長篇、短篇あわせて10作品目にあたります。
10本のうちには共同監督作品や、オムニバスの一篇などもあり、
それらを分数にすると「8 1/2」本目になるというのですが、
その換算法には諸説あります

★関連映画

フランソワトリュフォーの「アメリカの夜」

北野たけしの「TAKESHIS'」「監督・ばんざい!」

「NINE」

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★基本情報

原題Otto e mezzo
監督 フェデリコ・フェリーニ
脚本 フェデリコ・フェリーニ
トゥリオ・ピネッリ
エンニオ・フライアーノ
ブルネッロ・ロンディ
出演者
マルチェロ・マストロヤンニ
アヌーク・エーメ
クラウディア・カルディナーレ
音楽 ニーノ・ロータ
上映時間 132分
製作国 イタリア フランス

===============
以下 ネタバレ



ネタバレ



ネタバレ

★フェリーニの独白

1.「道」と「カビリアの夜」

彼女を純粋さのシンボルに?

だが純粋さ 
誠実さとは 
いったい何だ

シンボリズムはもう古い
純粋無垢崇拝も

2.葬式

嘘や妥協のない正直な映画を作りたい

ごく単純なことを言うつもりでいた

われわれの内部で死んでいるものを

すべて葬り去る映画だ

だが僕自身が過去を葬り去れない。

塔ができた今になっても混乱している。

どこで間違えた。

「幸福とは誰を傷つけずに真実を告げることにある」

3.監督の居直り

完全を得られぬときは無を選べ
われわれにできることを考えよう

われわれの真の使命は堕胎のごとき犯罪の一掃だ
君の醜い足跡をわざわざ後生に残すことはあるまい

君のあやまちの集大成を見て 誰が喜ぶ?
君の人生のごみの寄せ集め
あいまいな記憶と愛せなかった人々の顔

急に嬉しくなって力が湧いてきた
許してくれ ぼくは分からず屋だった

君らを受け入れる愛するよ
何て簡単だ
この開放感
すべてが真実で輝いて見える
これを表現したい
だがどうすればいい
混乱したぼくの人生はぼく自信の反映だったんだ
理想と違うがもう混乱は怖くない
実を言えば求める物はまだ見つからない
だが君の目をまっすぐ見て、こう言える
人生は祭りだ、共に生きよう
あるがままのぼくを受け入れ、再出発を
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フェリーニに恋して(2017)E~フェリーニ作品のオマージュ

.

フェリーニに恋して(2017)E


★数行で映画紹介しなければ

フェリーニの映画に魅了されて、イタリアに会いにゆくが

★ショウトしょうとSHORT

勘弁して

これで、映画にするの?



フェリーニの映画で必見の二作(道・カビリアの夜)



完全あらすじ


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★基本情報


監督
タロン・レクストン
製作
ピーター・シェナース
ネイサン・ローチ
ミレナ・フェレイラ
モニカ・ヒル
キャスト
クセニア・ソロ
メアリー・リン・ライスカブ
エンリコ・オエティケル
パオロ・ベルナルディーニ
マリア・ベロ
原題
In Search of Fellini
製作年2016年
製作国アメリカ
配給
ココロヲ・動かす・映画社
上映時間103分
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筆者の公式サイト

話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

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