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イヴの総て(1950)A
★数行で映画紹介しなければ
あの手この手で、有名女優に取り入り、
関係者をたらしたり、脅迫したりして、最高賞までとった新人女優の行方。
★ショウトしょうとSHORT
名作です。
二回連続ア賞
監督のマンキーウィッツは脚本も担当。
前年のアカデミー賞において
『三人の妻への手紙』に続いてアカデミー監督賞と脚本賞を受賞。
2年連続で4つのアカデミー賞を一人の人間が獲得したのは
後にも先にもマンキーウィッツただ一人。
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くたびれ顔のマーゴですね。
米女優第二位のベティ・デイヴィスですから、貫禄はありますが
若い頃は綺麗でしたが、加齢とともにドヤ顔です。
当初、マーゴ役はクローデット・コルベールが演じる予定
怪我のために降板。
スーザン・ヘイワードやマレーネ・ディートリヒ、バーバラ・スタンウィックの名前も挙がったが、
脚本を読んで気に入ったベティ・デイヴィスが演じ、彼女の代表作となった。
そうでしょう。ベティ以外は美人のまま年をとっています。
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イヴ役のアン・バクスターが綺麗すぎて、ミスキャストです。
無名のマリリン・モンローが出ていて、大女優になる強運を感じます。
★気になるセリフ
「どんな劇作家でも 2人を仲直りの話は書けない。さよなら」
「私たちは 似たもの同士だ。人間を軽蔑すれども、
愛する対象ではない。飽くなき野心と才能」
完全あらすじ★仕入れた情報

実在の女優エリザベート・ベルクナー(写真)がマーゴのモデル。
メアリー・オルの1946年の短編小説 "The Wisdom of Eve" を原作としている。
ブロードウェイの裏側を見事に描ききり、アカデミー賞では、作品賞をはじめとして6部門で受賞。
カンヌ国際映画祭でも審査員特別賞と女優賞を受賞した。
『青春の抗議』、『黒蘭の女』に続いて3度目のオスカー受賞かと言われたデイヴィスだが、
共演のアン・バクスターが所属会社フォックスの力を借りて主演女優賞にノミネートされ、
結局、票が二つに割れたことで、二人とも受賞は叶わなかった(受賞はジュディ・ホリデイ)。
1970年にブロードウェイミュージカルとなり『アプローズ』(「拍手喝采」の意味)のタイトルで公演された。
この作品は1970年のトニー賞最優秀作品賞をはじめ主要5部門を受賞。
初演のマーゴ役はローレン・バコールで、ミュージカル初出演でありながら主演女優賞を獲得したが、
映画でイヴ役を演じたアン・バクスターがわずか1年でマーゴ役を引き継ぎ、
実際の配役の上でも追う者と追われる者のドラマがあった。
1972年には劇団四季により日本で公演されている。
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★基本情報
原題
All About Eve
監督 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
脚本 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
製作 ダリル・F・ザナック
出演者
ベティ・デイヴィス
アン・バクスター
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 ミルトン・クラスナー
編集 バーバラ・マクリーン
配給 20世紀フォックス
公開 1950年10月13日
日本公開 1951年9月21日
上映時間 138分
製作国 アメリカ合衆国
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筆者の公式サイト話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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