月曜日のユカ(1964)C〜加賀まりこ倉本聰出世作
月曜日のユカ(1964)C〜加賀まりこ倉本聰出世作
★数行で映画紹介しなければ
安川実の原作を斎藤耕一と倉本聰が共同で脚色
中平康が監督した風俗ドラマ
外人客が多い横浜のナイトクラブ「サンフランシスコ」では、
ユカと呼ばれる18歳の女の子が今日も人気を集めていました。
セックスサービスはするが、絶対にキスはしない。
★ショウトしょうとSHORT
高い評価のある作品
水の江滝子(ターキーさん)と神様・倉本聰さんが絡んでいるんですね。
加賀まりこさん(妻の親戚)の出世作
========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
初公開: 1964年3月4日
企画 水の江滝子
原作 安川実
脚本
斎藤耕一
倉本聰
出演
加賀まりこ
北林谷栄
中尾彬
加藤武
監督: 中平 康
音楽: 黛 敏郎
94分
日活
★概要ネタバレ
外人客が多い横浜のナイトクラブ「サンフランシスコ」では、
ユカと呼ばれる18歳が人気を集めていた。
ユカには船荷会社に勤める初老のパトロンと同世代の恋人がいた。
男を喜ばすのが生き甲斐で誰とでも寝る娘。
ユカはパトロンのパパを幸福にしたいと思っていた。
意外にもユカは教会にも通っていた。
誰にもキスだけは絶対にさせないという。
幼い頃大人たちがキスする現場を覗き見てしまい、
キスする行為はしてはいけないと
牧師さんにキツく言い聞かせられた過去のトラウマがあった。
ある日曜日、ボーイフレンド・修と街中をデートをしていると、
視線の先にパパとその妻と子供が歩いているのを見つけます。
修は面白がって「後をつけよう」と提案し、
嫌がるユカを無理やり付き合わせます。
パパの家族はお人形屋さんに入りました。
彼は娘に大きなフランス人形を買ってやっています。
そのパパの顔の幸せそうなこと。
ユカはショーウインドウの外で食い入るようにその顔を見つめるのでした。
結局パパの自宅までついていったユカに、修はもう帰ろうと言いますが、
ユカの目はまだパパの家族に釘付けです。
自宅の窓からは一家団欒の様子とこれまた幸せそうなパパの顔がみてとれるのでした。
ユカは急にボーイフレンドにここで寝ようと提案します。
そしてあまり乗り気でないボーイフレンドと無理やり事を始めるのでした。
その日の夜、彼女は夢の中で懺悔しました。
男を喜ばす事が自分の生き甲斐だというのに、パパの反応は思ったより良くない事。
それだのに、家族というものは私が見た事もないようなパパの顔をあんなにも簡単に引き出せてしまう事。
そして、パパへのあてつけで庭で男としてしまったこと。
ある日、ユカはパパにお人形を買ってほしいとお願いをします。
ユカはまたあの時のパパの顔を見たくて、同じシチュエーションをセッティングすることにしたのです。
それを聞いた修は馬鹿馬鹿しいと一蹴します。
曜日まで同じにしようとしているユカに、日曜は家族と過ごすもんだと言い聞かせます。
するとユカは「じゃあ私は月曜にする」といってけろっとしているのでした。
修はカンカンに怒って出て行ってしまうのでした。
待ちに待った月曜がやってきました。
着飾ったユカは、いつもなにかと相談に乗ってくれ、
ユカに理解のある母とともに待ち合わせ場所に着きました。
これがユカの考えていた「セッティング」です。
するとそこにはパパといつぞやクラブで会った大柄な外国人がならんで立っていました。
パパは急に出現したユカのママの存在に焦り、困り、その日はお流れとなってしまいました。
部屋でしょぼくれるユカに、ママの知恵を借りて仲直りした修が寄り添います。
彼はユカに結婚しようと持ちかけるのでした。
ユカにも、これからは誰とも寝ないと誓わせました。
一生懸命ユカの分まで稼いで、ママの事も大切にして、
アパートを二人で借りようと熱く語ります。
ユカもほのかに顔が明るくなって、10万くらいは要るわね、と返します。
ところが、二人の希望が満ちてきたところへパパが入ってきて、
修はさっと外へでていってしまいます。
パパは昼間のことを謝りながら、ユカに「これが欲しかったんだろ」とフランス人形を渡すのでした。
そして、謝りつつも仕事がいかに大変かを語ります。
けれど、ユカの耳には前ほどパパの声は響いてこないのでした。
パパはユカにあるお願いをします。
この時ばかり、大好きだ愛してると連呼しながらしたお願いは、
取引のため外人船長と寝ることでした。
承諾する代わりにユカはパパに10万円を要求しました。
パパが帰ると、外で話を聞いていた修が怒って戻ってきます。
誰とも寝ないと約束したばかりなのにと。
翌日、修が死んだと聞かされます。
横たわる修の死体に、ユカは初めて口づけをします。
約束通り船長と寝たユカは、何も知らない船長にキスをされ、
半ば放心状態で船を後にします。
とぼとぼと頭悼を歩くユカをパパは急いであとを追います。
どこからか流れてきた音楽にユカは突然踊ろうと持ちかけ、
二人はくるくるとダンスを踊ります。ダンスはどんどん激しくなり、
ついにはパパが海に落っこちてしまいます。
助けを求めながら沈んでゆくパパを最後まで眺めた後、
ユカは何事もなかったかのようにその場を立ち去る。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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★数行で映画紹介しなければ
安川実の原作を斎藤耕一と倉本聰が共同で脚色
中平康が監督した風俗ドラマ
外人客が多い横浜のナイトクラブ「サンフランシスコ」では、
ユカと呼ばれる18歳の女の子が今日も人気を集めていました。
セックスサービスはするが、絶対にキスはしない。
★ショウトしょうとSHORT
高い評価のある作品
水の江滝子(ターキーさん)と神様・倉本聰さんが絡んでいるんですね。
加賀まりこさん(妻の親戚)の出世作
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
初公開: 1964年3月4日
企画 水の江滝子
原作 安川実
脚本
斎藤耕一
倉本聰
出演
加賀まりこ
北林谷栄
中尾彬
加藤武
監督: 中平 康
音楽: 黛 敏郎
94分
日活
★概要ネタバレ
外人客が多い横浜のナイトクラブ「サンフランシスコ」では、
ユカと呼ばれる18歳が人気を集めていた。
ユカには船荷会社に勤める初老のパトロンと同世代の恋人がいた。
男を喜ばすのが生き甲斐で誰とでも寝る娘。
ユカはパトロンのパパを幸福にしたいと思っていた。
意外にもユカは教会にも通っていた。
誰にもキスだけは絶対にさせないという。
幼い頃大人たちがキスする現場を覗き見てしまい、
キスする行為はしてはいけないと
牧師さんにキツく言い聞かせられた過去のトラウマがあった。
ある日曜日、ボーイフレンド・修と街中をデートをしていると、
視線の先にパパとその妻と子供が歩いているのを見つけます。
修は面白がって「後をつけよう」と提案し、
嫌がるユカを無理やり付き合わせます。
パパの家族はお人形屋さんに入りました。
彼は娘に大きなフランス人形を買ってやっています。
そのパパの顔の幸せそうなこと。
ユカはショーウインドウの外で食い入るようにその顔を見つめるのでした。
結局パパの自宅までついていったユカに、修はもう帰ろうと言いますが、
ユカの目はまだパパの家族に釘付けです。
自宅の窓からは一家団欒の様子とこれまた幸せそうなパパの顔がみてとれるのでした。
ユカは急にボーイフレンドにここで寝ようと提案します。
そしてあまり乗り気でないボーイフレンドと無理やり事を始めるのでした。
その日の夜、彼女は夢の中で懺悔しました。
男を喜ばす事が自分の生き甲斐だというのに、パパの反応は思ったより良くない事。
それだのに、家族というものは私が見た事もないようなパパの顔をあんなにも簡単に引き出せてしまう事。
そして、パパへのあてつけで庭で男としてしまったこと。
ある日、ユカはパパにお人形を買ってほしいとお願いをします。
ユカはまたあの時のパパの顔を見たくて、同じシチュエーションをセッティングすることにしたのです。
それを聞いた修は馬鹿馬鹿しいと一蹴します。
曜日まで同じにしようとしているユカに、日曜は家族と過ごすもんだと言い聞かせます。
するとユカは「じゃあ私は月曜にする」といってけろっとしているのでした。
修はカンカンに怒って出て行ってしまうのでした。
待ちに待った月曜がやってきました。
着飾ったユカは、いつもなにかと相談に乗ってくれ、
ユカに理解のある母とともに待ち合わせ場所に着きました。
これがユカの考えていた「セッティング」です。
するとそこにはパパといつぞやクラブで会った大柄な外国人がならんで立っていました。
パパは急に出現したユカのママの存在に焦り、困り、その日はお流れとなってしまいました。
部屋でしょぼくれるユカに、ママの知恵を借りて仲直りした修が寄り添います。
彼はユカに結婚しようと持ちかけるのでした。
ユカにも、これからは誰とも寝ないと誓わせました。
一生懸命ユカの分まで稼いで、ママの事も大切にして、
アパートを二人で借りようと熱く語ります。
ユカもほのかに顔が明るくなって、10万くらいは要るわね、と返します。
ところが、二人の希望が満ちてきたところへパパが入ってきて、
修はさっと外へでていってしまいます。
パパは昼間のことを謝りながら、ユカに「これが欲しかったんだろ」とフランス人形を渡すのでした。
そして、謝りつつも仕事がいかに大変かを語ります。
けれど、ユカの耳には前ほどパパの声は響いてこないのでした。
パパはユカにあるお願いをします。
この時ばかり、大好きだ愛してると連呼しながらしたお願いは、
取引のため外人船長と寝ることでした。
承諾する代わりにユカはパパに10万円を要求しました。
パパが帰ると、外で話を聞いていた修が怒って戻ってきます。
誰とも寝ないと約束したばかりなのにと。
翌日、修が死んだと聞かされます。
横たわる修の死体に、ユカは初めて口づけをします。
約束通り船長と寝たユカは、何も知らない船長にキスをされ、
半ば放心状態で船を後にします。
とぼとぼと頭悼を歩くユカをパパは急いであとを追います。
どこからか流れてきた音楽にユカは突然踊ろうと持ちかけ、
二人はくるくるとダンスを踊ります。ダンスはどんどん激しくなり、
ついにはパパが海に落っこちてしまいます。
助けを求めながら沈んでゆくパパを最後まで眺めた後、
ユカは何事もなかったかのようにその場を立ち去る。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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