ロスト・イン・トランスレーション~どれほど間違って日本が描かれているか

ロスト・イン・トランスレーション(2003)
どれほど間違って日本が描かれているか
題名を直訳すると
「翻訳の喪失」
舞台は日本です。
以下の興味で観ました。
1.アカデミー作品賞ノミネートだから
2.また、ありえない日本を映画にしていないか
アカデミー脚本賞最優秀賞作品。
監督及び脚本はソフィア・コッポラ
出演:
ビル・マーレイ
スカーレット・ヨハンソン
ナンシー・シュタイナー(声だけ)
ソフィア・コッポラは
フランシス・コッポラ(ゴッドファーザー)の娘ですね。
「ゴッドファーザー3」で出演して一部で不評を買いました。
親の七光りはハリウッドでは冷たいですね。
それで役者から制作側に回ったのでしょうか?
さて本作の話しは
サントリーのCM撮影のため
来日したハリウッドのベテラン俳優と
カメラマンの夫に付き添って来日した若妻、
2人のアメリカ人が異国で体験する淡い恋心を描く。
スカーレット・ヨハンソンは
本作で英国のア賞主演女優賞
ジャンプ台になった作品
★ありえない日本は少なかった
日本が舞台ということで
またありえない日本が
描かれているか確認したが
監督が日本滞在の経験があるので
ハリウッド映画では
よくある
ありえない日本は少なかった。
★ソフィアの描いた日本
富士山はいつも曇り
まったく魅力のない京都
漫画を読む若者
サーファーが
日本にいるのが驚き
しゃぶしゃぶの食べ方が
わかんないと激怒
全部ゆで過ぎてしまう。
★日本人はどうしてLとRの発音ができないんだろう
1)コールガールがやってくる。
「カズオさんの紹介で来ました」
彼女はストッキングの足を見せて
「プリーズ リップ !」
lip くちびるで触れる
rip 引き裂く
どっち??
と迷う。
2)ロジャー・ムーア
CM撮影中
和製イングリッシュの言葉を
連発する日本人カメラマン。
「ディーンマーチンのようなポーズして」
お!! ビル・マーレイは
ディーンマーチンの真似がうまい
「次は ロジャー・ムーア 」
「誰?? そんなの知らないよ」
「そうか ラ~ジャ・ムーアね」
日本人の発音を
馬鹿にしている。
3)和製イングリッシュで
皆さんも知っているだろうの話
アメリカにマクドナルドは
いっぱいあるが
いくら米国人に「マクドナルド」
と言っても
そんなの知らないと言われる。
アメリカでは
<マック ダァーナル>
と発音します。
★元ネタになったのは
サントリー洋酒CM撮影
のために日本に来たショーン・コネリーと、
父親の仕事に一緒について来ていた
ソフィア・コッポラとショーンとの
東京での逢瀬を元にしたものだという。
★音楽
「はっぴいえんど」の「風を感じて」が流れて
ノスタルジックな余韻を残した。
★なぜ作品賞ノミネート
そして最優秀脚本賞??
幸福なのに退屈
ほんとうに退屈そうな
アンニョイ映画
日本という不思議さが
ウケタのだろう?
★字幕の翻訳ミスが多い
3つ発見
★基本情報
監督 ソフィア・コッポラ
製作総指揮 フランシス・コッポラ 、フレッド・ルース
音楽 ブライアン・レイツェル 、ケヴィン・シールズ
脚本 ソフィア・コッポラ
出演
ビル・マーレイ(ボブ・ハリス)
スカーレット・ヨハンソン(シャーロット)
ジョヴァンニ・リビシ(ジョン)
アンナ・ファリス(ケリー)
マシュー南(マシュー南)
田所豊(CMディレクター)
林文浩(チャーリー)
竹下明子(通訳)
HIROMIX(-)
藤原ヒロシ(-)
桃生亜希子(-)
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