星屑の町(2020)E〜売れない歌謡コーラスグループの行方
星屑の町(2020)E〜売れない歌謡コーラスグループの行方
★数行で映画紹介しなければ
売れない歌謡コーラスグループ『山田修とハローナイツ』が、
出身地の山根村で歌謡ショーを開きます。
歌手になりたい村の娘・愛はハローナイツへのメンバー入りをめざす。
★ショウトしょうとSHORT
可もなく不可もなし
すぐ忘れてしまいそうなストーリー
========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
========
★基本情報
監督: 杉山泰一
出演: 大平サブロー、ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、有薗芳記、のん、菅原大吉、戸田恵子、小日向星一、相築あきこ、柄本明
ジャンル: 邦画 / コメディ / ドラマ
上映時間 129分
ラサール石井らによるユニット・星屑の会の人気舞台シリーズを、
女優・のんをヒロインに迎えて映画化。
細々と地方を回り活動を続けるムード歌謡グループ「山田修とハローナイツ」。
ある日、彼らは東北で歌手を夢見る田舎娘・愛と出会う。
★概要ネタバレ
東北の田舎の山根村では、
青年団の山田啓太らが、山根村出身の山田修率いる『山田修とハローナイツ』
の歌謡ショーの準備を行っています。
啓太は、村で唯一のスナック『エアポート』の店主で母・浩美を手伝う久間部愛の事が好きでした。
啓太の父・英二は修の弟で妻を亡くしており、
今は浩美にぞっこんで連日『エアポート』に通っています。
浩美は愛に「お父さんはマグロ船の乗組員で、インド洋で亡くなった」言っていましたが、
愛は客から「お母さんが、すすきのにいた頃に出会ったハローナイツの中に
お父さんがいるかもしれない」と聞かされ、その言葉を信じていました。
ハローナイツはコミックコーラスグループで、歌の合間に漫才風の喋りを交えてステージを盛り上げました。初日のステージが終わると、打ち上げの宴会です。
啓太が酒を注いで回り、父の英二が女装して踊りを振る舞います。
そして二次会で市村と西がスナック『エアポート』に行きます。席に着いた愛と話していると、愛が「歌手になりたい」と言います。酒の酔って調子づいた市村は「ハローナイトの付き人にしてやる、修行したら歌手になれる」と言ったのです。
翌日、前座のキティ岩城がやってきます。
控室へ愛が手伝いにやってくると、
付き人だと思った岩城は、愛に色々身の回りの世話をやらせます。
そこへリーダーの修が入ってくると「何してるの?」と聞き、
愛が「市村さんから付き人をやれと言われました」と言います。
慌てた修は市村を捕まえて話を聞きます。
市村がいつものように酔っぱらって言ってしまった冗談とわかり、愛に謝りに行きますが、愛は本気で信じています。そこで修らはオーデションをやって落とそうと考え、愛を呼びます。
愛はメンバーの前で『新宿の女』をギター片手に歌います。
予想外の歌いっぷりに、
修が「真ちゃんと二人でボーカルをやらそう」と言い出しますが、
五郎が反対します。
しかし、売れずギャラも払えない修は、五郎を説得しますが応じません。
そこへ英二がやって来て、祖父の六造は一旦怒ると収まりがつかない男で、
昔何人もの村人を殺したことを話します。
怖くなった修らは、愛に不採用を告げます。
打ち合わせの最中の真吾の適当なやり取りに、
込山が「真ちゃんは途中から真剣さがなくなった」と言います。
怒った真吾が「いつからだ」と怒鳴ると、
「独立しようと思った時からだ」と真吾の独立の話をしゃべったのです。
「なんで?」と言う修らメンバーが、今度は真吾を説得し始めます。
開き直った真吾は「お前ら素人とやるのはもう嫌なんだ、オレはプロだ」と言い放ちます。
修は「今日限りでハローナイツは解散だ」と言ったのです。
キティ岩城の歌が終わり、ハローナイツの出番です。
何事もなかったように歌が始まります。
やがてハローナイツのオリジナル曲『ミス・ユー』が始まると、
真吾が愛をステージに呼んだのです。
真吾と愛のツインボーカルで歌い上げ、拍手喝さいを浴びます。
翌朝、真吾が一人で帰った後、
修が手伝いをする愛に「ありがとう。六造さんによろしく」と言うと、
愛は「おじいちゃんは3年前に死んだよ」と言います。
修は弟の英二を呼びつけ、
「お前は愛ちゃんと啓太を結婚させたくて嘘をついたのか?」と叱責します。
すると英二は「愛ちゃんは、歌手になりたくて東京に出て騙されて帰ってきたんだ。
あんちゃんはおれだけ田舎に残してやりたいことやって、いまさらなんなんだ」
と兄弟げんかをはじめます。
聞いていた市村が、「修はお前が思っているほど、やりたいようにやっているんじゃない、
本当に苦労しているんだ」と詰め寄ります。
そこへ啓太がやってきて「愛ちゃんの夢を叶えさせてください」と言うと、
英二も「俺からも頼みます」と修に言いました。
『愛&ハローナイツ』として生まれ変わり、
『恋の季節』を愛のボーカルで歌いはじめます。
やがて人気が出てくると、テレビにも出るようになり、
上昇気流に乗りはじめます。
キティ岩城と控室で話す愛に、
岩城は「お父さんは死んでいるよ、生きていたら絶対会いに来る。
愛ちゃんは前だけ見て突っ走れ」と励まします。
初シングル『シャボン玉』をレコーディングしてプロモーションビデオまで出され、
男性ボーカルグループからも声がかかりはじめます。
愛は啓太に電話をし「お母さんと英二さんを連れて、盛岡のステージ見に来てよ」と誘います。
3人は成長した愛を見て感動します。
『エアポート』で一人で飲む英二に、浩美が寄り添います。
そして手をかさねると体を持たれかけたのです。
英二は兄の修を焼肉に誘います。
そこで修が「浩美さん綺麗だよな、すすきので会った時も綺麗だった」と言ったのです。
ハッとした英二は「お前、愛ちゃんの父親か?」と怒鳴ります。
「酒を飲んだだけだ」と修が言っていると、浩美が入って来ます。
そこで英二が「おれ達、一緒になるんだ」と言いました。
同じ頃、愛は啓太と水族館にいます。
愛は「前しか見ないで突っ走る」と言いました。
ハローナイツは『キティ&ハローナイツ』になり、
昔のように売れないグループに逆戻りしてます。
そこへ独立して売れなかった真吾が帰って来ます。
以前の『山田修とハローナイツ』としてコミック歌謡グループが復活した。
一方、愛は男性コーラスグループのボーカルとして、一歩踏み出した。
THE END
=====
筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
=====
スポンサーサイト