ジョジョ・ラビット(2019)A 〜少年が観た戦争
ジョジョ・ラビット(2019)A 〜少年が観た戦争
★数行で映画紹介しなければ
第二次世界大戦中、孤独なドイツ人少年のジョジョは周囲からいじめられており、
守護霊のアドルフ・ヒトラーのみが救いだった。
母親が屋根裏にユダヤ人の少女を匿っているのを発見する。
★ショウトしょうとSHORT
The Beatles ‘I wanna hold your hands’ ドイツ語ヴァージョンで始まり、
David Bowie ‘Heros’のドイツ語ヴァージョンで締める。
さすが! ア賞作品賞候補
これまでにない新鮮な切り口ですね。
ユダヤ人はコロナ菌のような存在か?
コメディ? 母が処刑されたシーン、泣けました。
後半は、ぐさりと刺された感、強し。
★監督はニュージランド人でユダヤ系
本作ではヒトラー役も演じている。
ハリウッドもすごい監督を見つけましたね。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
Jojo Rabbit
監督 タイカ・ワイティティ
脚本 タイカ・ワイティティ
原作 クリスティン・ルーネンズ(英語版)
『Caging Skies』
製作 カーシュー・ニール(英語版)
タイカ・ワイティティ
チェルシー・ウィンスタンリー
製作総指揮 ケヴァン・ヴァン・トンプソン
出演者
ローマン・グリフィン・デイヴィス
トーマシン・マッケンジー
タイカ・ワイティティ
レベル・ウィルソン
スティーブン・マーチャント(英語版)
アルフィー・アレン
サム・ロックウェル
スカーレット・ヨハンソン
音楽 マイケル・ジアッチーノ
撮影 ミハイ・マライメア・Jr
編集 トム・イーグルス
製作会社 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
日本の旗 ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 カナダの旗 2019年9月8日(トロント国際映画祭)
アメリカ合衆国の旗 2019年10月18日
日本の旗 2020年1月17日[1]
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国
★概要ネタバレ
第二次世界大戦下のドイツ。
母ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と二人で暮らす10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、今日からはじまる青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加するために朝から緊張していました。
「僕には無理かも…」弱音を吐くジョジョ。
そこへ登場したのは“空想上の友達”アドルフ(タイカ・ワイティティ)。
「お前はひ弱だがナチスへの忠誠心はピカイチだ」と励まされたジョジョは、
気を取り直して合宿へ出かけました。
合宿にてジョジョたち青少年を待っていたのは、
戦争で片目を失ったクレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)や、
ミス・ラーム教官(レベル・ウィルソン)などの指導による、ハードな戦闘訓練でした。
なんとか初日を終えへとへとになり、
唯一の実在する友達ヨーキー(アーチー・イェーツ)とテントで眠りにつきました。
合宿2日目、事件は起こります。
命令通りにウサギを殺すことができなかったジョジョは、
教官から臆病者だとバカにされ“ジョジョ・ラビット”と
不名誉なあだ名を付けられてしまいました。
堪えられず森の奥へ逃げ出し、泣いていたジョジョ。
いつものように登場したアドルフから「ウサギは勇敢でずる賢くて強い」と激励されました。
元気を取り戻したジョジョは張り切って訓練に参加しましたが、
手榴弾投げに失敗して大けがを負ってしまう。
ジョジョのケガを見た母ロージーはユーゲントの事務所へ抗議に行き、
ジョジョはしばらくの間クレンツェンドルフ大尉の指導のもと、
奉仕活動を行うことになりました。
帰宅したジョジョは亡くなった姉インゲの部屋で隠し扉を発見します。
恐る恐る扉を開くと、中にはユダヤ人の少女が匿われていました。
少女はエルサ(トーマシン・マッケンジー)と名乗り、
ロージーに招かれここ至った経緯を話し出しました。
エルサは「通報すれば私の協力者だと言うわ。全員死刑よ」と脅すのでした。
エルサにパニックに陥るジョンでしたが、
考えた挙句、エルサにユダヤ人の秘密を全部話すという条件と引き換えに
住むことを許すと持ち掛けます。
エルサから聞いたことをまとめて本にするというアイディアを思いついたのです。
それ以来、母には内緒でエルサによるユダヤ人講義が始まりました。
聡明で教養とユーモアがあるエルサに次第に惹かれていくジョジョ。
婚約者ネイサンがいるということを知ると、ネイサンのふりをして手紙を書き、
隠し部屋に向かって読み上げるなどして、彼女を励ました。
ジョジョは、ユダヤ人は下等な悪魔だと教わったヒトラーユーゲントの教えが、
事実と異なると気付き始める。
そんな中、秘密警察のディエルツ大尉(スティーブン・マーチャント)が
部下を引き連れて突然ジョジョの家の家宅捜索に訪れました。
緊迫した空気の中、エルサが堂々と現れて、ジョジョの亡くなった姉インゲに成りすまし、
その場はなんとか切り抜けた。
ただ誕生日を聞かれて、日にちを間違えてしまう。
秘密警察側は間違えに気づくが、退散する。
広場で絞首刑にされていた数人の中にいたのは、
なんと母ロージーでした。
ジョジョは涙が止まりません。
ジョジョは、エルサに短刀で突こうとするが
未遂に終わる。
母ロージーの処刑の理由は
夫婦で反ナチ活動をしているのが発覚したからだった。
町に連合軍がやってきた。
市街戦の中、走って逃げるジョジョ。
周りの友人、知り合いのオバさんなどが抵抗して殺されていく。
ジョジョは軍服を着ていたので捕虜として捕まった。
同じクレンツェンドルフ大尉を見つけて近寄るが
ゲシュタポの大尉はその後射殺された。
連合側はジョジョの制服のジャケットを脱がし開放された。
ジョジョは友人からドイツ軍は戦争に負けたと聞いた。
家に戻ると
ジョジョはエルサと離れたくない気持ちから、
ドイツが勝ったと嘘をつきます。
ネイサンからの偽の手紙を読み上げると、
エルサからすでに婚約者ネイサンが亡くなっている事実を知らされます。
元気付けてくれたジョジョに感謝を伝えたエルサ。
ジョジョは告白しますが「弟として愛している」と返答されます。
そこへヒトラーが出てきます。
「くたばれ! ヒトラー!」と言って蹴飛ばす。
エルサを表に連れ出したジョジョ。
「外は危険なの?」
「ものすごくね」
エルサは米国の兵隊を観て、微笑む。
「脱出成功!」
エルサはジョジョのほっぺえを叩く。
「いまのは当然だと思う。で!どうするの?」
ボーイの「ヒーロー」が流れる。
ゆっくり踊り出す。
THE END
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100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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