許されざる者(1992)C〜娼婦が復習のために仕置人を雇う
許されざる者(1992)C〜娼婦が復習のために仕置人を雇う
★数行で映画紹介しなければ
娼婦が復習のために仕置人を雇う
★第65回アカデミー賞 作品賞受賞作品。
『シマロン』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』に続き、
アカデミー作品賞を受賞した3作品目の西部劇
イーストウッドは本作の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたが、
期間を置いたのは自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたため
★ショウトしょうとSHORT
黒澤映画ですね
娼婦が復習のために仕置人を雇う。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
Unforgiven
監督 クリント・イーストウッド
脚本 デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作 クリント・イーストウッド
製作総指揮 デヴィッド・ヴァルデス
出演者 クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン
モーガン・フリーマン
リチャード・ハリス
フランシス・フィッシャー
音楽 レニー・ニーハウス
撮影 ジャック・N・グリーン
編集 ジョエル・コックス
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1992年8月7日
日本の旗 1993年4月24日
上映時間 131分
製作国 アメリカ合衆国
★概要ネタバレ
1881年のワイオミング準州。ロッキー山脈を望むビッグ・ウィスキーという町の酒場兼売春宿で、娼婦と客の間にトラブルが起こった。客のカウボーイ、クイック・マイクが、娼婦のデライラの態度にケチをつけて、彼女の顔をナイフで切ったのだった。クイック・マイクともう一人のカウボーイ、デービー・ボーイは、酒場の主人スキニーに取り押さえられ、保安官のリトル・ビル・ダゲットに突き出される。リトル・ビルは、カウボーイ二人が七頭の馬をスキニーに引き渡すことで、一件を落着させた。この裁定にスキニーは満足したが、娼婦たちは納得せず、年長のストロベリー・アリスが、娼婦たちの有り金とこれからの稼ぎをまとめ、1000ドルの賞金を二人のカウボーイの首にかけることにした。
娼婦たちは、町に寄る客のカウボーイ達に触れ回ったのであった。
カウボーイたちが牛を連れ、大平原を南へ移動する頃であり、
話は尾ひれをつけながら口伝えで広まっていった。
カンザスの田舎では、
伝説的なアウトローのウィリアム・マニーが暮らしていた。
マニーはかつて列車強盗や保安官殺しで名を馳せた悪党だったが、
11年前に妻と出逢ってからは改心し、農夫となっていた。
二人の子供にも恵まれたマニーだったが、三年前に妻には先立たれ、
農業もうまくいかず、一家はひどい貧困に喘いでいた。
スコフィールド・キッドと名乗る若い男がマニーを訪れ、
賞金を山分けにするのでワイオミングへカウボーイ二人を殺しに行かないかと持ちかける。
一旦断ったマニーだったが、子供たちの将来のために金が必要だった彼はこの話に乗り、
キッドを追いかけることにした。
マニーは近くに住む昔の悪党仲間の一人で、同じく足を洗って農夫をしているネッド・ローガンの所に、
留守中の子供たちの世話を頼むために立ち寄るが、
賞金を三等分するという条件でネッド・ローガンもこの話に乗り、
連れ立ってキッドの後を追うことになる。
ネッドは、スペンサー・ライフルを使う射撃の名手だった。
ビッグ・ウィスキーの町に、鉄道会社の手先となって多数の中国人を撃ち殺したという伝説を持つ英国人のガンファイター、イングリッシュ・ボブが、例の賞金の話を聞きつけ、作家のブーシャンプを帯同してやってきた。、イングリッシュ・ボブは、ストロベリー・アリスに会いに行く前に、リトル・ビルとその助手達に取り囲まれてしまう。リトル・ビルは、何人たりとも、よそ者は銃器を保安官事務所に預けるべし、という強い銃規制を敷いていたのだった。そしてリトル・ビルは、イングリッシュ・ボブを武装解除したあと、町の群衆が見守るなか、白昼公然と彼を叩きのめし、保安官事務所の牢に放り込んだのだった。これは、同じく賞金目当てに来る者たちへの警告の意味を兼ねていた。そして翌日、イングリッシュ・ボブは、銃口の曲がった銃を返され、ビッグ・ウィスキーから追放された。
数日後、マニー、ネッド、キッドの一行は、ひどい雨の夜にビッグ・ウィスキーに到着し、スキニーの酒場に入った。ストロベリー・アリスに会うため、キッドとネッドがマニーを残して酒場の二階に上がったのと入れ違いに、彼らが到着したことを聞きつけたリトル・ビルと助手たちが酒場に現れる。マニーを見つけたリトル・ビルたちは、彼の銃を奪い、彼に暴行を加える。這うように逃げ出したマニーは、先に二階から脱出していたキッドとネッドに助けられて、町の外れにあるアリスに教えられた隠れ家へ逃げのびる。マニーは三日間生死の境を彷徨うが、ネッドやデライラの看病もあり、命を取り留める。
マニーの回復後、三人はデービー・ボーイの居所を突き止める。牧場の近くの荒野で、ネッドがデービー・ボーイを狙うが、ネッドは後少しの所でデイビー・ボーイを仕留める事ができず、代わってマニーがスペンサー・ライフルでデービー・ボーイを射殺する。この後、ネッドは考えを変えてカンザスに帰ることにし、キッドとマニーだけでクイック・マイクを殺すこととなった。
一方、デービー・ボーイが殺された一件は、
現場から逃げ帰ったカウボーイたちによって、牧場とリトル・ビルに知らされ、
その両方から、三人の行方を探す追跡隊が出された。
牧場から出た一隊が、街道を南へ向かう途中だったネッドを捕らえる。
リトル・ビルは、ネッドを拷問して残り二人の名前と行方を聞くが、ネッドは口を割らない。
翌日、マニーとキッドは、仲間と共に牧場に隠れていたクイック・マイクを発見し、
キッドがマニーの援護の元、クイック・マイクを撃ち殺す。
二人は娼婦のケートから約束の賞金を受け取るが、ネッドが捕まってリトル・ビルにより責め殺され、
今は酒場の前に晒されていることを知らされる。
ネッドは死ぬ前に、マニーの正体について語り、マニーはリトル・ビルを殺しに来るであろう、と彼に告げていた。
話を聞きながら、マニーは11年ぶりに断酒していたウィスキーを呷り、
キッドからピストルを受け取ると、彼に賞金を自分の子供とネッドの妻に渡すように頼んで、
単身スキニーの酒場に向かった。
雷鳴が轟き雨の降る夜、スキニーの酒場では、
リトル・ビルが、マニーとキッドの追跡隊に加わる者たちを前に、郡の金で酒を奢りながら、翌朝からの追跡の手はずを指示しているところであった。
ショットガンを携えたマニーが静かに姿を現し、スキニーを一撃で撃ち殺す。
非武装の人間を撃った事を非難するリトル・ビルに対して、
マニーはネッドの死体を店の飾りにするなら、
彼は武装しているべきであったと答え、ネッドを殺したお前を殺しに来た、とリトル・ビルに告げる。
激しい銃撃戦の末、マニーはリトル・ビルたちを撃ち倒した。
マニーは、スペンサー・ライフルと弾丸を見つけると、
ウィスキーを一杯飲み干し
「これから外へ出るが、もし発砲する奴がいれば、そいつだけでなく、そいつの妻や友人も撃ち殺す。そして、家は焼き払うぞ」と酒場の外に向かって大声で怒鳴る。
「ネッドの遺体を埋葬しろ。娼婦たちをもっと人間らしく扱え。さもないと、舞い戻ってきて、貴様たちを殺して町を焼き払うぞ!」と告げて去っていった。
雨の中、立ち去るマニーを見つめる娼婦たちの顔には、畏敬の念ともいえる表情があった。
THE END
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100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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