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デスノート(2006)A〜死神が使う道具を拾ってしまう

デスノート(2006)A〜死神が使う道具を拾ってしまう

★数行で映画紹介しなければ

ノートに名前を書くだけで人が殺せるという「デスノート」
拾った「夜神月」は、ノートの魅力に取り憑かれていく。
ノートの落とし主は死神デュークだった。

犯罪者を裁く法律に限界を感じていた月は、世の中を変えるため、ノートの力で犯罪者を次々と葬り始める。
犯罪者を葬る者の存在に気付いた人々は殺し屋(=Killer)の意味から「キラ」と呼び始め、
キラを神と崇め崇拝する者まで現れた。

警察は解決のために、
数々の難事件を解決してきた世界的名探偵L(エル)をおくる。

天才同士の戦いがはじまる。

★ショウトしょうとSHORT
面白いストーリーです。素晴らしい。
悪役が主人公。
敵対するLも主人公並みの存在感。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 金子修介
脚本 大石哲也
原作 大場つぐみ、小畑健
「DEATH NOTE」
製作 山路則隆
堀義貴
西垣慎一郎
平井文宏
北上一三
松本輝起
大澤茂樹
製作総指揮 高田真治(製作指揮)
奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)
出演者 藤原竜也
松山ケンイチ
瀬戸朝香
香椎由宇
細川茂樹
満島ひかり
五大路子
中村育二
青山草太
清水伸
奥田達士
小松みゆき
中原丈雄
津川雅彦
田中要次
顔田顔彦
皆川猿時
渡来敏之
中村獅童(声の出演)
戸田恵梨香
藤村俊二
鹿賀丈史
音楽 川井憲次
主題歌 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
「ダニー・カリフォルニア」[2]
撮影 高瀬比呂志
編集 矢船陽介
制作会社 日活撮影所
製作会社 「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
日本テレビ放送網
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 日本の旗 2006年6月17日
上映時間 126分

★概要ネタバレ
「デスノートは(名前を)書く人物の顔が頭に入っていないと効果が得られない。」「ゆえに同姓同名の人物は死なない。」その1、このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。その2、名前を書いた後に人間界単位で40秒後に死因を書くとその通りになる。だが死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。その3、死因を書くとさらに6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。


デスノートのネタバレあらすじ【キラ誕生】
未来の警視総監を目指し司法試験にも合格する程の頭脳の持ち主である「夜神月」(ヤガミライト)は、ある日警察の極秘データシステムに不法に侵入し、法では裁き切れなく不起訴となっている凶悪犯達が沢山居る事を知るのである。その事が本当なのか確かめる為に、一人の釈放された元殺人者の後を付けその殺人者が「誰も俺を裁けない」と法廷で見せた精神患者の様に振る舞う姿を見てライトは愕然するのだ。正義感が強く法で世間の凶悪犯を裁こうと頑張って勉強していたライトは、その事への限界を感じていたのである。そんな絶望感の中、雨に打たれながら歩いていると一冊の黒いノートが落ちているのに気が付き持ちかえるのだ。そのノートには名前を書くだけで人を死に至らしめると記載されていた、バカらしく思いながらもライトは偶然テレビに映っていた指名手配犯の名前をノートにかくのだ。翌朝のお新聞で、その犯人が心臓麻痺で死んだことを知り慌ててノートを読み返すのである。そして法では裁き切れない凶悪犯や指名手配犯を、次から次へと「デスノート」により殺害していくライト、人々はライトを「キラ」と呼び、救世主と崇めるのである。

デスノートのネタバレあらすじ【死神デュークとの出会い】
そのノートの力を知ったライトは、デスノートが落ちていた場所へとやって来るとそこには見た事もない化け物が居たのである。
ライトに「気に入ったようだな」と声を掛ける主は、デスノートの落とし主「死神デューク」だった。死神は「そのノートはお前が拾った時点で、お前のものだ」「ノートが要らなければ他の者に回せ、その時はデスノートに関するお前の記憶だけは消させて貰う」と告げるのである。ライトは「ノートと引き換えに自分の命を貰うのか?」と聞くが、デュークは「何も要らない、しいて言えばそのノートを使った人間だけに訪れる苦悩や恐怖」だと言うのである。そしてデュークの姿が見えるのは、そのデスノートに触れた者だけだと言ったのだ。


デスノートのネタバレあらすじ【Lの存在】
相次ぐ不審死に日本の警察は頭を悩ませていた、その不審死は海外にまで渡り増え続けていたのだ。そこに登場したのが海外で難問事件を数々と解決へと導きいてきた「L」である。「L」は最初の不審死が日本に集中していた事に目を付け、キラは日本に居ると予測したのだ。「L」は自分の推理によると、この凶悪犯連続不審死は、ある一人の天才的な人間によって齎された卑劣な大量殺人だと言うのである。しかし世界各国で起きている不審死を一人でやるのは無理だと警察は判断します、そこで「L」は「ある方法でキラ一人の犯行である事を証明します、楽しみにしていてください」と言うのだ。そして「L」を中心に捜査本部が開かれ、本部長はライトの父である夜神総一郎となるのである。

デスノートのネタバレあらすじ【Lとの直接対決】
その夜「L」により、キラ臨時情報がTVで放送されるのだ。そこに映し出されたのは「L」の替え玉で、その日付けで死刑になる予定の外国人だった。「この放送はICPOから全世界特別同時生中継で放送されます」とアナウンサーは言うが、しかし本当は日本の一部の地域にしか放送されていなかったのである、もちろん「L」による仕業だ。そしてTVに映し出された偽物の「L」は、わざとライトを挑発するような言葉を投げかけるのだ。ついにライトはTVに移っている偽物の「L」の名前をデスノートに書き、殺害してしまうのである。「L」が死んだと思っていた矢先、放送が切り替わり画面には「L」の文字が映し出され、本物の「L」がキラに話しかけてくるのだ。「驚いたな、キラお前は直接手を下さずに人を殺せるのか?」と言う、そして「L」自身まだ生きている事を知るライトに追い打ちを賭ける様に、キラが関東地区に居る事まで言い当てるのである。キラに対して「L」は「さぁ殺してみろ!」と言う、しかし姿が見えない「L」の事は殺す事が出来ないのだ。すると「L」は「どうやら殺せない人間もいるようだな」と言い、「キラお前を必ず捕まえ全ての謎を解き明かし、そしてお前を死刑台に送ってやる。私が正義だ!」と言ったのである。「僕を死刑台におくる?僕こそ正義だ!悪に怯える弱気ものを新世界の神だ!その神に逆らう者それこそが悪だ」とライトが呟くと「正義と言いつつ殺し合う人間って面白い」とデュークは笑い「この勝負見届けさせてもらうぜ」と言うのだ。


デスノートのネタバレあらすじ【Lにより次々あばかれるキラの正体】
「L」に恐れを覚えたライトは、捜査本部長である父親に「自分も捜査に協力させて欲しい」と頼むが、キラの恐怖から「お前を巻き込む事は出来ない」と断られてしまうのである。その頃「L」は死亡推定時刻からキラが大学生である事を突き止めていた、その事を知ったライトは死亡推定時刻を事細かにデスノートに書き込み授業中でも人を殺しキラが大学生だという候補を消そうと試みるのだ。しかしその事により「L」は、キラが死の時間を自由に操れる事を知り、また捜査本部の情報がキラに筒抜けになっている事から身内にキラがいる可能性が疑われ出したのだ。その頃ライトは、「L」の指図によりFBIに尾行されていたのである。デュークが「死神は人の死を貰って生きている、死神には人の名前と死亡する年数が見える」と言うのだ、「自分の残りの寿命を半分差し出せば、その能力が手に入る欲しくないか?」と言うが、ライトは自分の力で何とかしようとするのだ。

デスノートのネタバレあらすじ【本物のL】
捜査本部長である夜神は捜査に加わっている署員にキラがどんな人間かを話、捜査から外れたい者は外れて良いと言い渡す。そして残った人数はたったの6人であった、しかし「L」は「自分とワタリも入れて8人、それだけ要れば充分だ」と告げるが、署員達は姿も見せないで安全な場所に居る「L」を信用出来ないと反論するのだ。そしてついに「L」は残った捜査本部の者達と会うのである。「L」は署員が自己紹介するなり、「バンバンンバン」と銃で撃つふりをする、そして「私がキラなら皆さん死んでますよ、これからは不用意に名前を明かさない事です」「私の名前も竜崎と呼んでください」と告げるのである。

デスノートのネタバレあらすじ【マークされるライト】
ライトは自分の正体がばれない様にするのに必死だった、デスノートに詳細に死亡事項を記入し、デスノートの力がどれ程のものか確かめるのである。それはライトを着け回しているFBIの存在を消すための方法を考え出す為のものだったのだ。デスノートを巧みに操りライトを着け回しているFBIとその仲間とリーダーを殺害するのである。しかしライトを尾行していたFBIのレイの婚約者で、元FBIのナオミだけは尚もしつこくライトの事を疑うのである。また盗聴器や隠しカメラを備え付けられ、家の中まで監視されるライトだが、デュークと共謀しカメラの死角を探し出し、ポテトチップスに小型テレビとデスノートの切れ端と鉛筆を忍ばせ、勉強をしているフリをして隠しカメラの目の前でテレビで放送されていた凶暴犯を殺害してみせるのである。
そして疑いの晴れたライトは、自由の身になるのだ。

デスノートの結末【最後の決戦Lそしてミサ】
レイの婚約者ナオミはライトの恋人の詩織を使って、しつこくライトを追い詰めるのだ。だがライトはデスノートを使い、全て筋書き通りの方法でナオミ、そして詩織までも犠牲にしてしまうのである。何故なら詩織を犠牲にした事により、彼女を殺された悲しい彼氏を演じ「キラに復讐したいと捜査本部に入れて欲しい」と父である総一郎に頼むためであったのだ。そしてついに本物の「L」と遭遇するのである。その頃アイドルのミサは、以前からストーカーされていたADに「一緒に死のう」と殺されかけていた。叫び助けを呼ぶミサ、その時ADは心臓発作を起こし死亡してしまうのだ。そしてミサの前に黒いノートが降ってくるのである。
話は「後編、デスノート(the Last name)」へと続く。


THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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フリーズ・ミー(2000)C〜ありえる殺人


フリーズ・ミー(2000)C

★数行で映画紹介しなければ

ちひろは、三人の男性から強姦された過去を持つ。
結婚を目前にした彼女の前に再び現れた彼らを殺しては、
過去を清算するかのように死体を冷蔵庫の中に隠し“フリーズ”していくのだが…

★ショウトしょうとSHORT

女性にはレイプされるとという恐怖がある。

考えさせられますね。

ヤクザもどきの男にからまれたら、逃げれない女性を知っています。
助けようにも周りの人も助けられない。

本作はありえる話です

一度殺すと歯止めがきかなくなる。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 石井隆
脚本 石井隆
製作 仁平幸男
豊忠雄
出演者
井上晴美
鶴見辰吾
北村一輝
松岡俊介
竹中直人
音楽 安川午朗
撮影 佐々木原保志
編集 川島章正
製作会社 ケイエスエス
日活
配給 日活
公開 日本の旗 2000年5月27日
上映時間 101分

★概要ネタバレ

3人の男から強姦されたちひろ。
5年の月日が経ち、OLとなっていた。
同じ会社に勤める野上という恋人もできた。

夏場に差し掛かっているとある日、ゴミ出しのため玄関へと向かうと、チンピラ風の男が1人立っている。
男を見るなりちひろの顔色は一変して戦慄し、また、彼女を見つけた男は馴れ馴れしい様子で名を呼びながらヘラヘラと近づいてくる。
慌ててエレベーターへと逃走するちひろを、別の住人が入れ違いざまに開けたオートロックの扉を越え、
追いかけてくる男。
男の名は広河、ちひろの幼馴染でもあり、同時に彼女をレイプした犯人のうちの1人だった――間一髪の所でエレベーターへと駆け込むちひろだったが、広河は階段で彼女を猛追し無理やり部屋へ入り込む。怯え竦み、必死に逃げ惑う彼女を面白がるよう追い詰め、挙句に勝手に冷蔵庫を開け酒を飲み、「一発ヤった仲でーす」とせせら笑う。警察を呼ぶ、と訴えるちひろにも頓着せず、目の前で突如全裸になったかと思えば断りもなく風呂を使う広河。シャワーを浴びながら「もうすぐ先輩達も来るから」と語るその声に、ちひろの脳裏に強姦された時の生々しい記憶が甦る。隙を見て外へ出ようとしたちひろを乱暴に捕まえ、更にはその時の写真をバラまくと脅迫する。
それならそれで全部警察に言いつける、と言い返す彼女に、広河は部屋を出ると近隣の部屋のポストへ次々写真を投函していく。
慌てて写真を回収し、もはや抗えないと諦めきったよう、部屋へと引き返すちひろの姿がそこにはあった。

部屋の中では再び広河にレイプされたのか、全裸で倒れ、口元から血を流しているちひろがいる。
広河が寝ている隙に印鑑と通帳を持ち出し、会社に無断で欠勤したことを電話で謝罪する。
電話に応じたのは恋人の野上で、様子を見に行こうとする彼を必死に止める。
もはや寄る辺をなくし、涙に暮れるしかないのだった。

広河はしばらくちひろの家に居座る気でおり、横暴な態度を見せ続ける。
何とか出勤したちひろだったが、野上にその傷を心配され、はぐらかすしかない。
その晩は部屋へと戻らず、野上と身体を重ねながら、ちひろは「何があっても私を好きでいてくれる?」と問う。

翌日、会社へ向かった彼女の元に、何と広河が直接職場へと乗り込んでくる。
財布を寄越せと鞄を奪おうとする広河を、必死で取り押さえる警備員と野上達。
ちひろは結局、キャッシュカードも奪われ、会社も解雇された。
出て行く気配のない広河に絶望するしかないちひろの部屋へと野上が訪れる。
説明を求める彼に、広河はあっさりと彼女をレイプしたことをばらす。
その事実が受け止めきれなかったのか、愕然とちひろの前から去って行く野上。
愛しい存在まで失い、ちひろはサヨナラ、と小さな声で呟く。

風呂に入っている間に飯を作れ、と命令されたちひろはある決意をする。
絶望に打ちひしがれた彼女には、もはや「それ」しか選択肢が残されていなかった。
ペットボトルに一杯の水を詰め、入浴中の広河の前に立ち塞がるちひろ。
それで広河の頭部を殴り、必死の抵抗に遭いながらもとうとう広河を殺害する。
ちひろは己の下した制裁に怯えながらも、血の海で満たされた浴槽の水を抜き、
証拠を隠滅するため返り血を洗い流す。

買い物帰りに部屋に戻ってきたちひろだったが、突如部屋の前で声をかけられる。
再び、奴らのうちの1人が現れたのだ。
一見すると丁寧な物腰で、背広に身を包み普通のサラリーマンにしか見えないその男の名は小島。彼もまた勝手に部屋へと上がり込み、広河を探す。
彼はもう帰ったと誤魔化すちひろに対し、「あの節は酷いことをしてすみませんでした」と頭を下げる小島。
しかし、それよりも小島は広河に貸したままの30万円の方が気がかりな様子。
誠意のまるでこもっていない謝罪にしか、ちひろの耳には聞こえなかった。
突如、トイレを貸してほしい、と了承も得ず風呂場へ向かう小島だが既に死体は隠してあったため見つからずに済む。
だが、この小島も広河を待つと言い中々出て行こうとしない。
小島はアル中なのか勝手に酒を飲み荒らしては、酒瓶を投げつけちひろに関係を迫り抱き着く。
先にシャワーに入らせて、とその場を凌ぐちひろだったが、小島はその間に勝手に酒を探し冷蔵庫を開く。
そしてその中には……血を流した広河の死体が詰め込まれていた。
驚愕する小島の背後から、鈍器でその頭部を殴打するちひろ。
激しく出血し痙攣を起こしながら倒れる小島。
その死体を跨ぎ、ちひろは冷蔵庫の中にいる広河の死体を見て囁く。
「へえー、綺麗なんだ。フリーズするのって……」
その瞳は、どこか虚ろな狂気を孕んでいた。

ちひろはやがて、2体の死体を保存するため冷凍庫を2つ購入する。
死体を入れながら、醜いお前らがこんなに綺麗になるなんて、と独り呟くちひろ。
ちひろはかつての婚約者、野上の自宅の留守電にメッセージを残す。
事実を隠していたことへの謝罪と、それから真相を。
5年前の2月、母親は夜勤でおらず、学校が遠いため帰宅した頃には既に夜の8時を回っていた。
作り置きの夜食を食べようとした矢先。
広河が先輩のヤクザ達とガラスの窓を破り、家の中に忍び込んでいた。
ビデオを回しながら面白半分にちひろを次々輪姦していく男達。
母には話せなかった、だから母のことは責めないで欲しい。
それから、野上と出会って少しずつだが心の傷は癒えていったのだと。
野上と出会えて幸せだった、と別れの言葉を残す。

職を失くしたちひろは調理場で新たに働き始めるが、その矢先に訪れたのは3人目の男だった。
男は筋金入りのヤクザのようで、部屋に上がるなり2人の行方を探す。
男の名は馬場といい、ちひろを見るなり歪んだ眼差しで一段と美人になった、とニヤつく。
人違いだと言い警察を呼ぶと訴える彼女に怒号を飛ばし、早速のように彼女に襲い掛かろうとする馬場。
「ちひろちゃんが待っていると思って1週間も我慢したんだよ」と、
身体に触れる馬場に抵抗するちひろ。
その態度に腹を立て暴力を振るい、直後にごめんね、大丈夫?と、
倒れるちひろを無理矢理立たせベッドへと押し倒す。
懐かしい、懐かしい、と当時の強姦を思い出しながらことに及ぼうとする馬場だったが、
その騒音に怒鳴る隣人に怒り狂う。
ベランダで怒声を上げ散らす馬場を止めるちひろを、やはり暴行でねじ伏せ、果てに彼女を凌辱した。

翌日、テレビゲームで子供のようにはしゃぐ馬場を尻目にちひろは業者にもう1つ冷凍庫が欲しいと頼む。
やはりこの馬場も、広河の帰りを待つからと部屋に居座っていた。
先の男らと変わらず、厚かましい馬場は「死ね死ね死ねホラ死ねっ」とゲームに熱中している。
そんな彼の背後へと、そっと足を進めるちひろ。
彼女にもはや躊躇や迷いなどは無かった。
このゲーム難しいので有名なんですよ、とおだてながら近づき、ヘッドホンでやるともっと臨場感が出るからと馬場の耳にヘッドホンを宛がう。
馬場の気を逸らしながら、ちひろは風呂場のカーテンを外し、ハンマーを包んで近づく。
音に夢中で気付かない馬場の背後に近寄ると、ちひろはカーテンを馬場に被せる。
外せ、と怒鳴り散らす馬場に構わずハンマーを振り下ろすちひろ。
痛みに悶え暴れる馬場の首をガムテープで絞め殺し、ため息を吐いた彼女の顔にうっすらと浮かぶ微笑。
そして最後の1人を、冷凍庫に詰めるのであった……。

ちひろの心に悪夢を与えた男達を全て始末した彼女だったが、電力の使い過ぎによりブレーカーが落ちてしまう。
死体が腐る、と慌ててブレーカーを上げに行くがガスも停まり無駄に終わる。
冷凍庫の電力だけは確保しておかなければ、と、只でさえ夏場の暑さの中で、
クーラーさえ付けられなくなってしまう。

職場の人に、顔色の悪さを心配されながらも帰宅するちひろ。
ちひろは冷凍庫を開けながら死体を見つめ「こんなに涼しい所にいられてお前らはいいよなぁ」と独りごち、まるで死体達と会話するかのように言葉を続ける。
「あんた達といつまでも一緒にいられる仲でもないしさ。色々調べたんだけどね、やっぱりバラバラにして捨てるのが1番じゃないかって。肉はミンチにして、骨は灰にした人がいるらしいんだけど……その人によればそれが最も見つからない方法だって。でも今すぐ山奥に行けるわけもないでしょ」ちひろの語りは尚も続けられる、「やっぱここから出さないのがいいのかな、だって私の過去も外に出ちゃうことになるじゃない。

だから完全に消える方法を思いつくまでここにいよう?じゃあ、今夜はここまで」――おやすみなさい、と一礼し冷凍庫を閉める。

ちひろは荷物をまとめている。

冷凍庫を放置し、海外へ逃げる用意。

突然、チャイムが鳴り響き来訪者が現れる。
元恋人の野上だった。謝りたい、と彼は言い、覗き穴越しに見た野上は花束とプレゼントを抱えている。
ちひろは慌ててすぐに部屋を片付けるからもうあと少し待っていてほしい、と返す。
何時間でも待つ、と答える野上にちひろは散らかった衣類をしまい、冷凍庫には布を被せ、カーペットの下の血をその冷凍庫で覆い隠す。
冷凍庫のコンセントを抜き、風呂へと入り着替えを済ませ、幸せを噛みしめながらその扉を開く。
野上はちひろの部屋へ上がると、留守電の内容を聞き改めて謝罪の言葉を漏らす。
てっきり広河と浮気しているのだと勘違いしていたせいで心の整理がつかなかった野上は、
彼女を誤解していたのだと再び互いに激しく求め合う。
その間ずっと「助けて」と呟き続けるちひろ。
雷鳴の音を聞き開きっ放しの窓を閉めようとする野上だったが閉めると臭いか、と言いちひろの顔は硬直する。
野上曰く、部屋に入った時からその臭いに気付いていたらしい。
自分の臭いではないかと慌ててちひろがシャワーに向かっている間に、
カーペットの血痕と共に冷凍庫を見つけ中身を見てしまう野上――その背後では、「助けて」と囁く全裸のちひろが、
今にも花瓶を振りかざそうとしているのだった……。

罪を知られたくないあまりか、野上までも殺してしまったようだ。

カーテンにおびただしい血がついている。

豪雨の降り注ぐベランダで1人佇む後ろ姿と横顔。

見事なプロポーションだ。

次に映し出されたベランダにちひろの姿はもう無い。

只、雨の音と揺れるカーテンだけが映し出されていた、
THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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犬神家の一族(1976)D〜ありえない遺産相続争い



犬神家の一族(1976)D

★数行で映画紹介しなければ

戦後間もない日本。

大富豪犬神佐兵衛の奇妙な遺言をきっかけに起こる、骨肉の遺産相続争い

★ショウトしょうとSHORT

金田一耕助を初めて原作通りの着物姿で登場させた映画としても知られる。
横溝本人もゲスト出演(民宿・那須ホテルの主人役)している。

やりすぎ。ここまで殺すだろうか?
あまりにありえない、内輪殺しに、僕的にはあきれました。

市川崑の演出は見事です。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 市川崑
脚本
長田紀生
日高真也
市川崑
原作 横溝正史
製作 市川喜一
製作総指揮 角川春樹
出演者
石坂浩二
島田陽子
あおい輝彦
川口晶
坂口良子
原泉
草笛光子
大滝秀治
岸田今日子
加藤武
高峰三枝子
三國連太郎
音楽 大野雄二
主題歌 愛のバラード
撮影 長谷川清
編集 長田千鶴子
製作会社 角川春樹事務所
配給 東宝
公開
日本の旗 1976年10月16日
日本の旗 1976年11月13日
上映時間 146分


★概要ネタバレ

巨額の遺産
舞台は昭和22年9月、架空の土地信州那須市。
地元の名士である「犬神製薬」の創始者犬神佐兵衛の死から7ヶ月が経過した地に、
私立探偵金田一耕助がやって来た。

金田一は到着早々、湖で溺れかけていた野々宮珠世を救出したり、

依頼人若林の毒殺事件に出くわしたりと騒動に巻き込まれます。

那須警察署に連行された金田一を古館弁護士が訪ねます。

古館と若林は佐兵衛の遺言書を厳重管理していたが、

どうやら若林が遺言書を読んでしまったらしく、

災いを恐れて金田一を呼んだようだ。

佐兵衛には腹違いの娘がいて、各々男の孫が三名。

佐兵衛の恩人の孫娘が三名の孫の誰かと結婚すれば

遺産は全額、その夫婦に与えられる。

ーーー

復員したばかりの孫・佐清は顔を隠していた。

戦場で人相の判別もつかないほどの大怪我を負い、首から上をすっぽり白い仮面で覆っていた。

発表された遺言。

犬神家の全財産と事業の相続権を象徴する三種の家宝「斧・琴・菊」は、

佐兵衛の男孫3人の内1人を夫にすることを条件に、珠世に譲られるという。

それが成されなかった場合の相続人は、青沼静馬という男。

遺言書の内容に激怒する犬神一族と困惑する珠世。

金田一は遺産を巡って骨肉の争いが起きるだろうと予想する。

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犬神家の一族のネタバレあらすじ:動き出した謎
佐清の正体を疑う犬神家の面々は、彼が出征前に神社に奉納した手形を使い指紋を照合しようとします。その頃周辺では様々なことが起きていました。珠世は狂ってしまった懐中時計の修理を佐清に頼むものの無言で突き返され、商人宿柏屋には顔を隠した兵隊服の男が現れます。肝心の手形合わせは松子の反対で実現しませんでした。翌朝、古館からの電話で金田一は犬神家に駆け込みます。竹子の息子佐武が殺害され、その生首が菊人形の首と挿げ替えられていたのです。犯行現場は展望台、胴体は湖に投げ込まれたものと考えられました。そこで珠世のブローチが発見されます。佐武殺害を受け、松子はいらぬ疑惑を晴らすために佐清に手形合わせをさせます。一方珠世は昨晩の出来事を警察に説明します。珠世は昨夜佐武を展望台に呼び出し懐中時計を渡しました。時計の裏蓋に佐清の指紋がついているので、それを奉納手形と照合してもらうためです。時計を渡してすぐに立ち去ろうとした珠世でしたが、佐武に襲われブローチが落ちます。珠世は使用人の猿蔵に助けられ事なきを得ました。捜査を続ける金田一達は柏屋の兵隊服の男にたどり着き、顔を隠した男が2人いるという事実に気づきます。やがて手形の鑑定が終わり、指紋が一致したことから佐清は本人だと証明されました。

犬神家の一族のネタバレあらすじ:犬神家の闇
佐武の通夜の晩、今度は展望台で佐清が何者かに殴られます。更に湖から佐武の胴体が発見されますが、珠世の時計はありませんでした。金田一は犬神家が戦争の度に躍進してきたことに目をつけます。犬神製薬はケシの実から抽出される麻薬を軍部に売って栄えたと語る古館。一方、佐智は薬で珠世を眠らせ、廃屋同然になっている旧犬神邸に連れ込みます。珠世の服を脱がし馬乗りになる佐智。そこへ現れた兵隊服の男が佐智を撃退します。男は猿蔵に電話し、珠世を迎えに行くよう指示しました。金田一は薬学部の教授を頼り、若林が死亡する直前に吸っていた煙草を調べてもらいます。煙草には毒が混入されており、その毒はケシと関係があると突き止めます。翌朝、大雨の中屋根の上で佐智の遺体が発見されます。佐智の首には琴糸が巻きつけてありました。菊と琴というキーワードに、竹子が青沼静馬に関する話を始めます。佐兵衛が50歳を過ぎた頃、青沼菊乃という若い女工が佐兵衛の男児を出産。佐兵衛は静馬と名付けられた赤ん坊に、犬神家の三種の家宝を与えたのです。それに激怒した松子達は、親子が隠れていた農家を襲撃。家宝を取り戻し、激しい暴行を菊乃に加えました。菊乃は斧・琴・菊で犬神一族に復讐すると叫びます。その後菊乃は空襲で死亡し、静馬は出征して行方不明になっていました。



犬神家の一族のネタバレあらすじ:顔を隠した2人の男
犬神佐兵衛の人物像を探る金田一は、那須神社の神官を訪ねます。佐兵衛は行き倒れていたところを先代の神官野々宮大弐に助けられました。そして2人は男色関係に発展しますが、佐兵衛は大弐の妻とも関係を持ってしまいます。2人の間に生まれた娘こそが珠世の母。珠世は佐兵衛の実の孫娘だったのです。一方犬神家では、松子が珠世に佐清と結婚するよう迫っていました。しかし珠世は拒絶し、佐清を冷静に見つめながら「この人は佐清さんではありません」と言い放ちます。蔵の中で向き合った松子に佐清は低く不気味に笑い出し、自分の正体は青沼静馬だと明かします。静馬は戦場で偶然佐清と出会いました。部隊が全滅し顔に酷い傷を負いながらも、静馬は犬神一族への復讐だけを支えに生き延びます。そして佐清になり代わって犬神家を乗っ取るつもりだったのです。その翌日、湖面から足が2本突き出ているのが発見されます。斧で頭を割られたその遺体は静馬でした。仮面を使って本物と偽物が巧みにすり替わっていたと気づく金田一。一方、珠世の部屋に兵隊服姿の佐清が現れます。泣きながら縋り付く珠世を抱きしめ、佐清は犯行を自供する手紙を託し去っていきます。旧犬神邸で逮捕された佐清は、静馬を脅して協力させ弟達を殺害したと自白します。しかし逆だと反論する金田一。佐清は自分の偽物が犬神家に入り込んだのを知り、穏便にすり替わるため屋敷に忍び込みました。そして偽物である静馬と会っている最中、佐武殺害を目撃したのです。佐清は犯人を庇うため、静馬に脅迫される立場に追い込まれます。真犯人は松子だと告げる金田一に、佐清は泣き崩れるのでした。

犬神家の一族の結末:犬神佐兵衛の怨念
金田一は松子を訪ね、彼女の犯行を次々暴いていきます。若林を買収して遺言書の内容を知った松子は、遺産を佐清に独占させるために邪魔な甥達を殺害したのです。菊人形や琴糸の細工をしたのは佐清と静馬でした。佐清が犬神家へ連れて来られ、親子は5年ぶりの再会を果たします。関係者が全員揃った席で、金田一は「全てが偶然の集積」だったと語ります。珠世の時計は松子が持っていました。松子は妹達に謝りながら、父の怨念から逃れられなかったと懺悔します。古館が佐清の弁護を、珠世が佐清の帰りを待つと約束すると、松子は安心したように煙草を深く吸いその場に倒れました。彼女は若林を殺害したものと同じ毒で自殺したのです。

5人もの死者を出した事件は終わり、金田一が東京に戻る日がやって来た。

見送られるのが苦手な金田一は予定より早い汽車に飛び乗り去っていった。

THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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天河伝説殺人事件(1991)D〜ありえない殺人に思えます


天河伝説殺人事件(1991)D

★数行で映画紹介しなければ

能の名家の跡取り騒動

★ショウトしょうとSHORT

監督の演出はいいですのでなんとD評価。

内容が個人的に幼稚で
殺人動機がありえません。

イージーに殺しすぎ。

わが子を跡取りにする約束を破ったので
殺してしまう。 

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 市川崑
脚本 久里子亭
日高真也
冠木新市
原作 内田康夫
製作 角川春樹
出演者 榎木孝明
音楽 宮下富実夫
谷川賢作
主題歌 関口誠人「天河伝説殺人事件」(本編)
中森明菜「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」(CM)
撮影 五十畑幸勇
編集 長田千鶴子
配給 東映洋画
公開 日本の旗 1991年3月16日
上映時間 109分

★概要ネタバレ

新宿高層ビル群でサラリーマン川島が急死、手には天河神社の御守り「五十鈴」が握られていた。毒殺と断定した仙波警部補は天川村へ向かう。天川村に近い吉野の町はずれで、浅見光彦が駐在から密猟の疑いをかけられるが、旅館・天河館の女将・敏子に助けられる。東京へ帰った浅見は先輩の依頼で能についての旅情ルポを手掛けることになり、再び天川村へ向かう。ところが、林道で出会った老人が殺され、拘留される。高崎老人は能楽の名家・水上流の長老だった。

水上流の後継者候補は和鷹・秀美の異母兄妹だ。71歳の宗家・和憲は二人の祖父にあたり、父である和春は12年前に他界。和憲は和春の追善能を機に引退を決意していた。長子継続が能の世界だが、二人の母・菜津は秀美を宗家にと推す。和鷹は腹違いの子だったからだ。

アリバイが成立して釈放された浅見は秀美から高崎の死の真相を探ってくれと頼まれる。今度は和憲が演じるはずの『道成寺』の見せ場「釣鐘落とし」の能舞台で和鷹が急死。毒殺の小道具に『雨降らしの面』が使われたと直感するが、証拠品の面は消えてしまう。

和鷹の実母・敏子が犯人として浮かぶ。

生後間もない和鷹を宗家にするという約束で水上家に奪われた敏子はその証しにと「五十鈴」をもらう。

これを知った中学時代の同級生の川島が高崎を恐喝すると、

敏子は和鷹を思うあまり川島を殺してしまう。

(なぜ? こんなことで殺す??)

敏子の犯行に気づき、
「和鷹を推していたのにとんでもないことをしてくれた」「和鷹を宗家には出来ない」と激昂した高崎をも殺し、

(僕的にはありえない殺人)

敏子の次の殺意は和憲に向かった。

(すぐ犯人はわかるだろう。意味不明な殺人)

和憲の踏むはずだった舞台を和鷹が踏んだことで、最愛のわが子を殺してしまったのだ。

天河神社で行われる薪能の夜、和憲が敏子に秀美を後継と考えた自分が悪かったと詫び、

敏子は和鷹を手放すべきではなかったと悔やむ。

宗家が隠していた面を持って敏子は自殺する。

THE END
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青の炎(2003)C~二宮和也、高校生の完全犯罪

青の炎(2003)C


★数行で映画紹介しなければ

母の昔の男が住みついて追い出せない。

高校生の長男は完全犯罪で殺すが。

★ショウトしょうとSHORT

二宮和也は存在感があるね。

透明感がありすぎる。

ストーリーはよくある犯罪もの。

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★基本情報
監督 蜷川幸雄
脚本 蜷川幸雄
宮脇卓也
原作 貴志祐介
製作 椎名保
藤島ジュリーK.
島谷能成
安永義郎
加藤鉄也
山崎直樹
製作総指揮 角川歴彦
出演者
二宮和也
松浦亜弥
音楽 東儀秀樹
撮影 藤石修
編集 川島章正
配給 東宝
公開 日本の旗 2003年3月15日
フランスの旗 2003年5月13日(カンヌ)
上映時間 116分

★概要ネタバレ

秀一は名門高校に通う優等生。

ある日、10年前に母と離婚した養父、曾根が現れた。

秀一とは血縁がない。

曽根は居候のように家に居ついてしまう。 

母が追い出さないのだ。

10年前に離婚したのは酒と暴力だった。

妹は曽根の実の娘だった。

来年になれば妹も15歳で戸籍上は実の妹になる。

我慢すればいいのに。

母はレイプされ、妹にも危害がありそうだと長男は勘違い。

心臓麻痺で完全殺害を行う。

シアナミド水溶液を注射器を使って曾根の焼酎パックに注入する。

電気屋で変圧器やコード、真空管、鍼灸屋ではりを購入して殺害。

曾根は心臓麻痺で死んだと断定、完璧なアリバイもあり、秀一の完全犯罪が成立、

秀一はその嬉しさあまりベッドの中で笑いこける。

コンビニでバイトしている秀一。

同級生の石岡は秀一が怪しい動きを目撃、後を付け、殺害道具を発見。

石岡は秀一が曾根を殺害したと気付き、警察に通報しない代わりに金を揺すり始めた。

秀一は、再び殺害を決意。

石岡にコンビニで狂言強盗を提案する。

内容はフルフェイスのヘルメットを被った石岡が店員の秀一をナイフで脅す振りをする、

秀一はレジの中から金を渡す、石岡は金を持って逃亡、

秀一はヘルメットを被っていたから誰かは分からないと証言する、という内容だった。

石岡は秀一を信じ、その提案に乗った。

実はそれはフェイクで、ナイフを持って揉み合う間に、

秀一が隠し持っていたもう一つのナイフで石岡を刺し殺すというものだった。

これもまた成功し、石岡は死んだ。

世間では「友人に殺されかけた」秀一だったが、

生徒たちの様々な疑惑と噂により学校での居場所がなくなった。

同時に曾根殺しと石岡殺しの犯人を秀一だと疑う山本刑事の存在もあり、

秀一は次第に追い詰められていく。

秀一が犯人だと確信した山本は警察署に秀一を呼ぶ。

「そろそろ正直に話してくれないか」

秀一の答えは「わかりました。明日全てお話しします」

「友達にちゃんとお別れを言いたいんです」

秀一にある思惑があるとも思わず山本は秀一の願いを聞き入れ、

明日再度取り調べる約束を交わす。

海岸通りの道を秀一はロードレーサーに乗って走り続ける。

前方から大型トラックがやってくると、静かに目を閉じ、トラックに突っ込んだ。

THE END
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甘い罠(2000)D~フランスの毒入れる女

甘い罠(2000)D

★数行で映画紹介しなければ

フランス映画

毒入れる女。

★ショウトしょうとSHORT

なぜか、女性に多い犯罪に思えます。


完全あらすじ


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★基本情報
原題
Merci pour le chocolat
監督 クロード・シャブロル
脚本
カロリーヌ・エリアシェフ
クロード・シャブロル
原作 シャーロット・アームストロング
『見えない蜘蛛の巣』
製作 マラン・カルミッツ
製作総指揮 イヴォン・クレン
出演者 イザベル・ユペール
音楽 マチュー・シャブロル
撮影 レナート・ベルタ
編集 モニーク・ファルドゥリ
製作会社
CAB Productions
Canal+
France 2 Cinema
L'Office Federal de la Culture
MK2 Productions
Suisse Succes Cinema
Teleclub AG
Television Suisse-Romande (TSR)
YMC Productions
配給
フランスの旗 MK2 Diffusion
スイスの旗 Filmcoopi Zurich
日本の旗 紀伊國屋書店/マーメイドフィルム
公開
フランスの旗 2000年10月25日
スイスの旗 2001年1月18日
日本の旗 2011年5月21日
上映時間 100分
製作国 フランス スイス
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映画脚本家SAKIの物語
sakimori440.jpg

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太陽がいっぱい(1960)B~アランドロンの出世作、なりすまし殺人

.
太陽がいっぱい2

太陽がいっぱい(1960)B

★数行で映画紹介しなければ

アランドロンは金持ちのボンボンを殺して、

なりすまそうとするが。

★ショウトしょうとSHORT

公開時の映画ファンなら100%観られている映画でしょう。


原作は、ゲイの凶悪な殺人鬼ですが、


ルネ・クレマンは見事に、

酔いしれる映画音楽と


美男アランドロンで、
太陽がいっぱい

別物の誰もが酔いしれる映画に化かしています。

お見事です。


完全あらすじ


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★基本情報

原題 Plein soleil

監督 ルネ・クレマン

脚本
ポール・ジェゴフ
ルネ・クレマン

原作 パトリシア・ハイスミス

出演者
アラン・ドロン
マリー・ラフォレ
モーリス・ロネ

音楽 ニーノ・ロータ

上映時間118分
製作国 フランス  イタリア
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著作一覧

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ディストラクション・ベイビーズ~狂犬病におかされたような男、ゴダール風

.

ディストラクション・ベイビーズ(2016)D


★数行で映画紹介しなければ

松山を舞台に、通りで会う度に殴りかかる男。

★ショウトしょうとSHORT

ひたすら喧嘩をふっかける男。


ゴダール映画に似ているし、よく似た映画が過去にもあります。思い出したら掲載します。



完全あらすじ


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★基本情報

監督 真利子哲也

脚本
真利子哲也
喜安浩平

出演者
柳楽優弥
菅田将暉
小松菜奈
村上虹郎

上映時間108分
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村上サガンの著作一覧

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ユリイカ~バスジャック後遺症

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ユリイカ(2001)C


★数行で映画紹介しなければ

バスジャック事件によって6人が死亡し、

生き残った者は、心に深く傷を負ってしまう。

その後遺症は恐るべきもので、本作はその患者のストーリーだ。

★ショウトしょうとSHORT

上映時間3時間37分は異常です。

自分の貴重な時間のロスをしました。

かなりカットできます。 

監督はカットするのが仕事のひとつです。

これはハリウッドでは零点で、90分にしろと言われますね。

内容がいいだけにもったいない。

バスジャックの後遺症は人を殺したくなるようです。


完全あらすじ


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★基本情報

監督脚本 青山真治

出演者
役所広司
宮崎あおい
宮崎将

上映時間 217分

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村上サガンの著作一覧

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ホーム・スイート・ヘル~ブラックコメディ、妻が殺人鬼に

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ホーム・スイート・ヘル(2015)C


★数行で映画紹介しなければ

妻に浮気がバレたことから思わぬ事件に巻き込まれていく夫。

★ショウトしょうとSHORT

嫌いなホラー映画なんですが、コメディで包みこんでいます。



完全あらすじ


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★基本情報

原題 Home Sweet Hell

監督アンソニー・バーンズ

脚本
カーロ・アレン
テッド・エルリック
トム・ラバニーノ

キャスト
キャサリン・ハイグル
パトリック・ウィルソン

製作国アメリカ
上映時間98分
劇場未公開
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村上サガンの著作一覧

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昭和歌謡大全集~村上龍、若者と中年女性の殺し合いファンタジー

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昭和歌謡大全集(2003)B


★数行で映画紹介しなければ

村上龍原作の小説の映画化。

昭和の歌謡曲を愛する、6人の青年と、

6人のバツイチ・オバサン集団の殺し合い合戦。


★ショウトしょうとSHORT

邦題からは想像できないシュールなブラックファンタジーコメディです。

ありえないストーリーですが、

僕的には許せる範囲で、さすが村上龍です。

殺されるたびに昭和歌謡のヒット曲が流れます。


完全あらすじ


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★基本情報

監督 篠原哲雄

脚本 大森寿美男

原作 村上龍

出演者
松田龍平
安藤政信
樋口可南子
岸本加世子
池内博之

上映時間 112分
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ふくろう~大竹しのぶ、売春して9人を毒殺

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ふくろう(2004)C


★数行で映画紹介しなければ

母娘で売春して毒殺してゆく。

★ショウトしょうとSHORT

昔の映画「毒薬と老嬢」を連想。

すぐ毒殺できるのに、売春後に殺すのは

なぜなのでしょうか?


完全あらすじ


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★基本情報

監督・原作・脚本・美術:新藤兼人

キャスト
大竹しのぶ
伊藤歩
木場勝己
柄本明
原田大二郎

上映時間 119分
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、

何年経過しても名作だと思える映画を探しています。


村上サガンの著作一覧

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リプリー~同じ原作の「太陽がいっぱい」とは別物?

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リプリー(1999)D

★数行で映画紹介しなければ

アメリカ人の富豪から、

イタリアで放蕩生活をおくっている息子を連れ戻してほしいと

頼まれた青年リプリーが息子を殺し入れ替わろうとする。

アランドロンの「太陽がいっぱい」と同じ原作だが、

原作に忠実なプロットになっている。

★ショウトしょうとSHORT

あの名作「太陽がいっぱい」のリメークなので、観るのが遅れました。

本作の方が原作に忠実なプロットで、

「太陽がいっぱい」とは別物かと思ってしまいました。

主人公リプリーは完全にゲイで男好きなんですね。

「太陽がいっぱい」は
映画音楽とアロンドロンの美しさ、
そして原作を大胆にアレンジしたことで、
最高の作品になったのですね。


完全ネタバレ編


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★基本情報

原題 The Talented Mr. Ripley

監督脚本
アンソニー・ミンゲラ

原作
パトリシア・ハイスミスの同名小説

出演者
マット・デイモン
グウィネス・パルトロー
ジュード・ロウ
ケイト・ブランシェット
フィリップ・シーモア・ホフマン

上映時間 140分

製作国 アメリカ合衆国
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俳優別映画一覧


筆者サイト


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悪の教典~殺人ゲームのトリコになった教師


衝撃的映画のひとつ

悪の教典(2012)D


★数行で映画紹介しようよ

良い先生と言われる裏側は殺人鬼だった。


★ショウトしょうとSHORT

ネタが良すぎますね。

映画にリズムがなく、前半はイライラした演出でした。

この手の作品は苦手なのでDですが、衝撃作であることは確かですね。

完全に救われない作品

僕的には、皆殺しするのでなくて、途中で殺しをやめて、
先生は、そのまま逮捕されないでいるあらすじにしますね。


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★基本情報


監督 三池崇史

原作 貴志祐介の小説

出演者
伊藤英明
二階堂ふみ
染谷将太
林遣都
浅香航大
 

上映時間 128分



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