三十九夜(1935)D〜「巻き込まれ型」の元祖
三十九夜(1935)D〜「巻き込まれ型」の元祖
★数行で映画紹介しなければ
ヒッチコックが世界的に注目を集めるきっかけとなった
イギリス時代の代表作
★ショウトしょうとSHORT
バタバタした脚本で、展開は不自然な唐突な部分が多いですが、
スピード感があります。
本作が「巻き込まれ型」の代表作『北北西に進路をとれ』の原型ですね。
「逃亡者」も本作が元祖ですね。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
The 39 Steps
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚本 チャールズ・ベネット(英語版)
アルマ・レヴィル(撮影用台本)
イアン・ヘイ(台詞)
原作 ジョン・バカン
『三十九階段』
製作 マイケル・バルコン(英語版)
イヴォール・モンタギュー[1]
出演者 ロバート・ドーナット
マデリーン・キャロル
音楽 ルイス・レヴィ(英語版)(音楽監督)
ハバート・バス[1]
ジャック・ビーヴァー(英語版)[1]
チャールズ・ウィリアムズ[1]
撮影 バーナード・ノウルズ(英語版)
編集 D・N・トゥイスト(英語版)
製作会社 ゴーモン・ブリティッシュ
配給 イギリスの旗 ゴーモン・ブリティッシュ
日本の旗 東和商事
日本の旗 日本ヘラルド(リバイバル)
公開 イギリスの旗 1935年6月6日
日本の旗 1936年3月5日
日本の旗 1996年5月18日(リバイバル)
上映時間 88分
製作国 イギリス
★概要ネタバレ
カナダからイギリスに帰国した青年ハネイは
ミュージック・ホールに居た。
舞台では芸人のミスター・メモリーが記憶術を披露中。
場内で喧嘩が始まり、人々が立ち上がって騒ぎに。
すると、2発の銃声が響き、
パニックになった観客はあわてて外へ。
ハネイも逃げ出しますが、
1人の女性が「追われているの」と助けを求めてくる。
ハネイは、部屋まで連れて行く。
話を聞くと彼女は政府のエージェント。
国内のスパイ組織「39ステップス」を調査するうちに逆に命を狙われ、
ミュージック・ホールに逃げ込んだという。
銃を撃ったのも彼女でした。
「組織の首領はスコットランドに住む小指のない男」
という。
女性は、ハネイの部屋を出て、どこかへ行ってしまった。
未明になり、彼女が再び部屋へ戻ってきた。
「次はあなたが殺される。逃げて!」と言うと倒れてしまう。
背中にはナイフが刺さっていた。
手にはスコットランドの地図が握られていて、
「アル・ナ・シェラ」という地名に印があった。
ハネイは怖くなって、外をみると、何者かが見張っているのに気づいた。
倒れた女性をそのままに、ハネイは「アル・ナ・シェラ」に行く。
列車内で新聞を読むと、ハネイが女性を殺した容疑者とあった。
スコットランドゆきの列車内でスパイたちに追われ、
知らない女性に話しかけて同席などして、
スパイたちから辛くも逃れ、途中で列車から鉄橋の見張り場所に移った。
警察にはハネイが列車に乗っていたと伝わった、
ハネイは徒歩でアル・ナ・シェラに向かう。
途中でスパイらに見つかり、再び逃げ出す。
逃げ込んだ場所はジョーダン教授の邸宅だった。
ジョーダン教授を見ると小指がない。
教授から銃で撃たれますが、
胸に聖書を入れて部分にあたり怪我をせずにすんだ。
ハネイはロンドンに帰り、警察に電話して事情を説明。
信じてもらえず、自力で陰謀を暴こうと考えた。
調査をするうち教授の手下に捕まるハネイ。
偶然、スコットランドゆきの列車で知り合いになった女性・パメラがいたため、
彼女もハネイの仲間だと見なされた。
2人は手錠でつながれ、
アジトへと連れてゆかれそうになるが、何とか途中で脱出。
(普通、すぐ殺されるはずだが、映画だから仕方がない?)
手錠を見られないようにごまかしながら宿に泊まります。
ハネイが悪人だと思っているパメラは、
彼が寝ている間にこっそり手錠を外し、
逃げ出そうとしますが、宿まで追ってきた教授の手下の電話を盗み聞きし、
彼が無実だと知る。
パメラは一味が、あのミュージック・ホールに向かうとハネイに伝える。
二人はミュージック・ホールに向かう。
警察も知って尾行していた。
教授も来ていた。
ハネイは、教授が機密を記憶したミスター・メモリーを出国させて
敵側に情報を伝えようとしていると推理した。
ハネイは舞台に立っていたミスター・メモリーに
「39ステップスとは何か?」と質問した。
「それはとあるスパイ組織の名前で」と語ろうとした彼は教授に撃たれた。
(スパイ組織の名前って 言います??)
軍事機密は書類などではなくミスター・メモリーの頭の中に隠されていた。
(教授が射殺? 教授が? 手下じゃなくて?)
メモリーは死ぬ前に警察に、
記憶していたのは「英国のエンジンの設計図」だと言って死んだ。
おそらく警察は教授らを逮捕するでしょう。
THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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