MOTHER マザー(2020)D〜悲惨な実話
MOTHER マザー(2020)D〜悲惨な実話
★数行で映画紹介しなければ
2014年に埼玉県で実際に起こった痛ましい殺人事件を題材。
金欠病の母親に育てられた息子の、悲劇へと向かう姿。
★ショウトしょうとSHORT
実話の衝撃
ただただ悲惨。
大好きな女優だけに、見てられません。
金遣いが荒い性格は一生治りません。
パチンコ狂い。病気の一種ですね。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 大森立嗣
脚本 大森立嗣
港岳彦
製作 佐藤順子
製作総指揮 河村光庸
出演者 長澤まさみ
奥平大兼
夏帆
皆川猿時
仲野太賀
土村芳
荒巻全紀
大西信満
木野花
阿部サダヲ
音楽 岩代太郎
撮影 辻智彦
編集 早野亮
制作会社 スターサンズ
製作会社 「MOTHER / マザー」製作委員会
配給 スターサンズ
KADOKAWA
公開 日本の旗 2020年7月3日
126分
★概要ネタバレ
三隅秋子(長澤まさみ)はシングルマザー。
一人息子で小学生の周平(郡司翔)と暮らしている。
散財ばかりする秋子のせいで貧しい暮らし。
元夫からの養育費もすぐに使い、
親から借金ばかりしていた。
秋子は、ホストの遼(阿部サダヲ)と出会い、一緒に暮らし始める。
遼は金や女にだらしないタイプで生活は一向に楽にならない。
周平には虐待や育児放棄をしながらの生活。
別の交際男性である宇治田(皆川猿時)に周平を預け、
秋子は遼と共に遊びに出かけます。
1週間ほどして帰ってくると、一人にされていた周平を見て秋子は怒り、
宇治田をレストランに呼び出します。
遼と秋子は宇治田に対し「子供に手を出した」といちゃもんをつけ、
金を脅し取ろうとします。
宇治田の自宅で遼ともみあいになった宇治田は、包丁が腹に刺さってしまい意識を失います。
宇治田を殺してしまったとして遼と秋子そして周平の3人は遠く離れた町へと逃亡。
しばらくして宇治田が死んでいない。
警察に訴えがないと知った秋子。
遼は働いていた旅館から金を盗み出し、秋子と周平と共に雲隠れ。
行き着いたラブホテルをねぐらにしていた3人。
親類などから借金をしてパチンコをするような生活を送る秋子。
秋子の妊娠が発覚。
遼は秋子のお腹の子供を認知しようとはせず、堕ろせと言うが、
堕ろさないために喧嘩に。
周平や秋子に暴力をふるって去っていった。
秋子は様子を見ていたラブホテルの経営者と体の関係を持ち、
しばらく敷地内で世話になる。
周平は祖父母に金の無心に行かされたが、追い返される。
その後、秋子は女の子を出産した。
5年が経ちました。
周平(奥平大兼)は17歳になった。
学校には通わず、幼い妹の冬華の面倒を見ていた。
生活も相変わらず荒れ果てていて、秋子はパチンコぱかりしている。
ホームレス状態で住むところにも困っていた状況に、
市役所児童相談課の高橋亜矢(夏帆)がやってきて、
簡易宿泊所を提供した。
秋子は生活補助も受けない。
面倒を見ようとしてくれる亜矢を煩わしく思う秋子でしたが、周平は少し違いました。
秋子から紹介を受けてフリースクールに通い始めた。
初めて学ぶことばかりで、周平には新鮮でした。
生まれて初めて学ぶという事が楽しいと思えたのです。
自らも施設出身だという亜矢も優しくしてくれます。
周平は更正への一歩を踏み出そうとしていた。
姿を消していた遼が戻って来た。
借金取りに追われているという遼。
秋子達を連れて逃げようと言い出した。
今の暮らしを壊したくなかった周平は初めて
「行きたくない。二人で逃げて。学校に行きたい」と主張した。
気に入らなかったのか、秋子は亜矢が周平の悪口を言っていたと嘘をつき、
周平を諦めさせて、結局は皆で逃げる。
逃げ切れなくなった遼は、このままでは秋子や子供達に危害が加わってしまうと、
ついに腹を括り、借金取りの所に自ら向かう決意をした。
遼は「妹を頼む」と告げると、一人去っていった。
それから半年、周平は土木事務所に住み込みで働いていた。
秋子たちも同じ寮に住み、相変わらずの体たらくな生活をしていたが、
周平に給料の前借りをさせようとするものの、
社長に拒否された。
周平は深夜の事務所を物色しようとします。
社長に見つかり、寮にいる秋子に怒鳴りに来た。
改心したかに見えた秋子でしたが、いつもの魔性の一面を表し、
社長と関係を持ってしまう。
秋子の元には遼から「50万が必要だ。助けてほしい」と連絡が入っていた。
どうにかして遼を助けたい秋子は周平に事務所にある金庫から金を盗んでくるよう指示します。
周平が手にした金額では到底50万円には及ばなかった。
土木事務所から逃げるように去っていった秋子たち一家は再びホームレスに。
秋子が周平に告げたのは、絶縁状態にある祖父母を殺してでも
金を取ってこいという信じられない言葉でした。
お金ないよ、あんたがやらないと冬華が死んじゃうよと、
周平に迫るのでした。
周平は母の言葉に従い、祖父母の家に向かいます。
祖父母にとっては久々に見る孫の顔。
二人は喜んで周平を歓迎します。
周平は妹の冬華の話をすると、
二人は嬉しそうに「会いたい」と話した。
祖父母の気持ちを裏切るかのように、
周平の魔の手は祖父母に向かいます。
祖母と祖父を包丁で刺し、二人を殺害してしまう。
金を奪い、血まみれの周平が秋子の元に帰ります。
逮捕された周平は、秋子をかばっているのか
「全てボクがやりました。お母さんの指示はないです」と弁護士に話す。
秋子の所業は明るみになり、懲役2年6月、執行猶予3年の刑を受けた。
逮捕後も秋子は開き直っていて
「自分の子供だから自由にして何が悪い」と悪態をついています。
結局、奪った金もパチンコで使い果たしていました。
周平は懲役12年の刑を受けた。
秋子も周平も控訴はしませんでした。
報道で事件を知った市役所児童相談課の亜矢が
服役中の周平の元に面会に行きます。
「なんで全部背負ったの?」との亜矢の問いかけに
「お母さんが好きだから。それはダメなことなんですか?」と答える周平。
子供の切ない思いを伝えたいと、
市役所児童相談課の亜矢は秋子にも会いに行きます。
冬華が施設に入れられ懸命に周平の思いを秋子に伝えた。
秋子は必死で話す亜矢の話に、何の表情も浮かべず、ただ黙って聞いていた。
THE END
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