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沙漠の花園(1936)D〜モロッコと出会った恋の行方


沙漠の花園(1936)D〜モロッコと出会った恋の行方

★数行で映画紹介しなければ
人生の再出発にモロッコに来たヨーロッパ女性の恋

★ショウトしょうとSHORT
30年代恋愛映画の代表男優シャルル・ボワイエ

ある角度からは美人かもと思えるマレーネ・ディートリッヒ

理解不能の結末、ありえないと思う。
結婚した男が修道院から逃げたと知ると
男に修道院に戻ることをすすめて、別れてしまう。
互いに信仰心が厚いから、愛よりも信仰を重んじて別れてしまう。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
The Garden of Allah
監督 ルイシャルト・ボレスワフスキ
脚本 ウィリアム・P・リップスコーム
リン・リッグス(英語版)
ウィリス・ゴールドベック(英語版)[1](協力)
原作 ロバート・S・ヒチェンス(英語版)
『The Garden of Allah』
製作 デヴィッド・O・セルズニック
出演者 マレーネ・ディートリヒ
シャルル・ボワイエ
音楽 マックス・スタイナー
撮影 ヴァージル・ミラー(英語版)[1](撮影監督)
W・ハワード・グリーン(英語版)[1]
ハロルド・ロッソン(英語版)[1]
編集 ハル・C・カーン
アンソン・スティーヴンソン[1]
製作会社 セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ(英語版)
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開
アメリカ合衆国の旗 1936年10月15日
日本の旗 1937年4月15日
上映時間 79分
製作国 アメリカ合衆国

★概要ネタバレ
修道院で育ったドミニは、父の死後、
パリ、ウィーン、リヴィエラとさまよう。

修道院の教母はアルジェリア行きを勧める。
大自然の永劫な砂漠の中で、生きる喜びを見出すかも知れない、と思ったという。

教母からルービエ神父への紹介状を貰って汽車に乗った時、
同じ車内にいるボリスという男にひかれた。
一風異った様子が気になったのである。

ベニ・モラに着いた夜、
ドミニは案内者で自称詩人のバトゥーシュ及びハジを連れてキャバレーに行った。
騒ぎが起こった時、ボリスに助けられた。

ドミニとボリスの間に友情が芽生え、
翌日はシディ・ゼルヅールのオアシスに遠乗りに行った。
オアシスでドミニは伯爵アンテオニと会った。
アンテオニがドミニに町の案内をした時、路上の砂占い師は、
近く砂漠に行くと、大きな喜びを予言し、占い師は次に恐怖を感じたが口を閉じた。

ドミニはボリスに会って、恋をした。
何故ボリスが自分に愛の告白をしないのか疑問に思った。
ボリスこそは、テュニス近くのエル・ラガルニのトラピスト修道院にいたアントワーヌだった。

ボリスは誓いを破った苦責から、ドミニから遠ざかろうとするが、
別れを告げに行ったが、求婚されて、ドミニと結婚する。

砂占い師の予言の通り、結婚したドミニとボリスは砂漠にハネムーンに出かけた。

ド・トレヴィニャック大尉の来訪してきた。
大尉はボリスの前身を知っていた。
信仰厚いドミニはボリスに修道院に帰るように説得した。
二人は断腸の思いで別れを決意した。
ドミニは馬車で、ボリスをトラピスト修道院の門まで送って行った。
門が閉じられ、永久の別れをした。
馬車は涙にむせぶドミニだけを乗せてチュニスに引返していった。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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ロマンス(1930)D〜グレタ・ガルボの悲恋もの


ロマンス(1930)D〜グレタ・ガルボの悲恋もの

★数行で映画紹介しなければ
グレタ・ガルボのトーキー出演作第2弾
恋の浮名に溺れた花形女優と堅物の牧師

★ショウトしょうとSHORT

この頃からグレタ・ガルボの顔が悪くなってきますね
ハリウッドに嫌気をさしている顔ですね

「チップス先生さようなら」同様に
恋の浮名に溺れた花形女優ほどに
堅物の牧師とか教師にあこがれる。
男も同じように怪しげな女性に惚れる。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
Romance
監督 クラレンス・ブラウン
脚本 エドウィン・ジャスタス・メイヤー
ベス・メレディス
原作 エドワード・シェルダン
製作 クラレンス・ブラウン
出演者 グレタ・ガルボ
音楽 ウィリアム・アクスト(ノンクレジット)
撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ
編集 ヒュー・ウィン
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)
配給 MGM
公開 アメリカ合衆国の旗 1930年8月22日
日本の旗 1932年6月
上映時間 76分
製作国 アメリカ合衆国

★概要ネタバレ
新しい年を迎えようという大晦日の夜、
ニューヨークに住む祖父(僧正)の邸へ
孫のハリイが訪問してきた。
孫(牧師)は恋し合う女優との将来を相談に来たのであった。

ハリイの言葉にしばし耳傾けていた僧正はやがて次の話しを始めた。
今から50年前のこと。
当時28歳の若き牧師だったトムは、
亡き父親の親友だった大富豪ヴァン・タイルの自宅パーティに招かれる。
世界的に有名なイタリアのオペラ歌手リタ・カヴァリーニ(グレタ・ガルボ)が
やって来ると話題は持ち切り。
一部の招待客たちは、リタとヴァン・タイル氏の愛人関係を噂する。
聞いたトムはひどく腹を立てる。
ヴァン・タイル氏ほどの尊敬すべき高潔な紳士が、
卑しい身分の女と関係を持つはずなどないからだ。
ところが、実際にリタを目の前にしたトムは、
神々しいまでの美しさにひと目で心を奪われてしまい、
リタのもとへと連日連夜通い詰めるのだった。

トムを心配したのがヴァン・タイル氏。
真面目なトムがリタを女神のごとく崇拝している。
リタはオペラ公演で世界中を旅してまわる芸能人で、
行く先々で大勢の男たちと浮名を流してきた。
2人は住む世界があまりにも違い過ぎる。
遅かれ早かれ、世間知らずで初心なトムは傷つくだろう。

ヴァン・タイル氏から説得されたリタは、
トムの将来を考えて身を引く決意をする。

しかしいざ本人を目の前にすると別れを切り出せなかった。

リタもまた、トムを本気で愛するようになっていたのだ。

周囲の反対をおしのけた2人は逢瀬を続け、
やがて迎えたクリスマス・イヴ。

新たな公演先へ向かうリタが旅立つ前に
トムがリタの屋敷を訪れる。

トムはプロポーズを行う。

自分を愛してくれる人に隠し事など出来ないと、
リタは秘密を打ち明ける。
秘密を知ったトムは激しく動揺して帰っていった。

語り終わった老僧正の眼には涙が光って見えた。

純潔なロマンスというものは一生に2度と訪れぬとハリイに言った。

孫は、リタはどうされています?と聞いた。

傍らの新聞紙を孫に見せた。

ハリイは、リタがナポリで死んだ記事を見つけた。

THE END
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イバニエスの激流(1926)D〜グレタ・ガルボの米映画初作


イバニエスの激流(1926)D〜グレタ・ガルボの米映画初作

★数行で映画紹介しなければ
アメリカ映画初出演のグレタ・ガルボ
相思相愛なのに、結ばれない男女の悲恋を描くサイレント映画

★ショウトしょうとSHORT

母に反対されたから、好きな女性をフル男

なんでしょうね? 意味不明。

グレタ・ガルボの全盛期、キレイですね。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
Torrent
監督 モンタ・ベル
脚本 ドロシー・ファーナム
原作 ビセンテ・ブラスコ・イバニェス
製作 モンタ・ベル
アーヴィング・タルバーグ
出演者
リカルド・コルテス
グレタ・ガルボ
撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ
編集 フランク・サリヴァン
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)
コスモポリタン・プロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗 MGM
日本の旗 ヤマニ洋行
公開 アメリカ合衆国の旗 1926年2月8日
日本の旗 1928年1月
上映時間 88分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

★概要ネタバレ
スペインの村に住む貧乏医者の娘グレタ・ガルボは
ブルール家の長男ラファエルと出会う。
二人はひとめぼれしてしまう。
美人中の美人ガルボを気に入らないラファエルの母は
ガルボの家族を画策して村から追い出してしまう。

ガルボは歌劇女優になるためにパリへ行く。
美貌のためにたちまちに歌劇女優として成功した。

ラファエルは村会議員となり、レメディオスと母の命令で婚約をしていた。

パリに来ていたラファエルは、ガルボと再会してしまう。

ラファエルのガルボの恋心が蘇った。

ガルボは帰省する。
見違えるように成功した娘に、驚く父。

ラフェエルも会いに来て、成功したガルボに2度惚れしてしまう。

村に洪水が来て、いくつかの家が流された。
心配になったラファエルは、嵐の中ガルボの住む家に行く。
家は無事だった。

「あなたが、ここに来たのをお母さんは知っているの?」
「いや。知らない」
「お母さん子なのよね」
「違う。 僕は君を愛している」
「昔、一度 あなたに恋はしたわ。
ねえ! みて! これ伯爵からの贈り物よ。
これは私のフィギュア。 別の大金持ちが作ったの。
私を神のように崇拝しているの。
私はあなたとは別の世界に入るのよ」
「たしかに君が言っていることは真実だ」
「おそらくね。でも こんな私に したのは誰のせい?」

ラファエルは怒って帰ってしまう。

数日後
ラフェエルはレメディオスとの結婚披露宴の最中に
抜け出して、ガルボに会いにゆき、いりびたってしまった。

母はガルボの母に会いにゆき
「ウチの息子をどうしてくれんのよ?
もう結納も終わったし、披露宴もしたのよ」

そこへガルボが母に会いに行く。
ラフェエルの母は、黙って帰っていく、
ガルボの母はガルボに言う。
「もうここから去って!そして、もう二度と戻ってこないで!」
悲しそうな顔をするガルボ。

ガルボはラフェエルに、
「マドリッドへ行きます。
もうここには戻りません」と手紙を書いた。

数日してラフェエルはマドリッドに行き、
ガルボに会い、結婚してくれと言う。
ガルボは有頂天になる。
ラフェエルは花を買いに外に出ると、
探偵らしき男が、ラファエルに
「このままだと、あんたのお母さんは死ぬよ」
と帰るように説得してしまう。

ラファエルが帰ってくるのを待つガルボに手紙が来る。
読むと「神様! どうして 彼を憎めないの?」 叫んだ。

ガルボは世界中の舞台に立ち、
時が過ぎて、再びマドリッドの舞台に立った。

ガルボの劇間の控室にラファエルはガルボに会いに来た。

ガルボは初老になったラファエルに恋が冷めてしまった。
結婚指輪を見た。

「何人のお子さんがいるの?」

「3人かな?」

「君は、若いね」

「私はプリマドンナなのよ。若さを維持しているの」

「一緒にならないか?」

「あなたには妻子がいるのよ。私は泥棒になりたくない」

ラファエルは、キスしようとするが、拒絶するガルボ。

ドアがノックされ、「ラストの時間です!」

「さあ!ラファエル!今日の劇の終わりよ。ラストよ。
そして終わりよ」

torrent03ガルボ

ラファエルは控室をあとにする。

ラファエルは冷静になり、ラファエルは家族の許へ帰った。
妻とくつろぐラフェエル。

レオノラは舞台に立ち、公演が終わって車に乗って帰っていく。
torrente1.jpg

劇の記者が「彼女は劇に満足したようだね」


THE END
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恋多き女(1928)D〜グレタ・ガルボの悲恋

恋多き女(1928)D〜グレタ・ガルボの悲恋

★数行で映画紹介しなければ
親の反対で恋人と別れたグレタ・ガルボは
結婚するが、夫は自殺。
七年後に恋人に再会するが。

★ショウトしょうとSHORT

邦題が不満足です。

「糸」みたいな映画ですかね

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
A Woman of Affairs
監督 クラレンス・ブラウン
脚本 ベス・メレディス
原作 マイケル・アーレン
出演者
ジョン・ギルバート
グレタ・ガルボ
音楽 ウィリアム・アクスト
撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ
編集 ヒュー・ウィン
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開 アメリカ合衆国の旗 1928年12月15日
日本の旗 1930年10月
上映時間 98分
製作国 アメリカ合衆国

★概要ネタバレ
ダイアナ・メリックは両親が病没して以来
弟のジェフリーと2人で莫大な遺産で豪奢な生活を送っていた。

ダイアナはサー・モートン・ホルダネスの息子ネヴィルと年少の頃から愛し合っていた。

2人が年頃になるとサー・モートンは息子とダイアナの結婚に反対した。
ネヴィルは父が承認しなくとも結婚すると言った。

父サー・モートンはダイアナとの結婚は絶対に許さぬと言い渡し
息子をエジプトに行かせた。

ダイアナは恋慕しているデヴィッド・ファーネスと結婚しカンヌに新婚旅行に行った。

デヴィットはダイアナの愛を得るために小切手を偽造していた。
警察がやってきた。
彼は窓から飛び降りて自殺を遂げた。

ダイアナは小切手の代金を弁償して故人の罪を償った。
デヴィッドの自殺の原因を不問にしたので
ダイアナは世の疑惑と糾弾を受けた。
恋人ネヴィルさえ彼女を信じなくなつた。

ダイアナは事件以来7年間欧州大陸に住んでいた。
弟が重体だというのでロンドンに行く。
危篤のジェフリーは姉の面会を拒んだ。
ジェフリーはデヴィッドの自殺が姉に原因があると思っていたのだ。

ネヴィルと再会してしまう。
コンスタンスと婚約していたネヴィルの心は矢張りダイアナにあつた。
2人の恋の焔は激しく燃えた。

弟ジェフリーが死んだ。
ネヴィルを不幸にしないように、彼から消えた。

ネヴィルはコンスタンスと結婚した。

ダイアナが病床に就いて、ネヴィルの名を連呼したので、
医師はネヴィル夫妻を枕頭に呼んだ。

ネヴィルはコンスタンスと別れてもダイアナと再婚しようと決意した。
父サー・モートンは激怒したが死去した。

ダイアナはネヴィルと共に南米へ行く約束をしたが、
自分のために多くの人々を死なせた事を悔い、
あの想い出深い愛の誓いの樹に自動車を衝突させて自ら死んだ。

THE END
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椿姫(1936)D〜グレタ・ガルボ版


椿姫(1936)D〜グレタ・ガルボ版

★数行で映画紹介しなければ
「椿姫」のグレタ・ガルボ版
舞台はパリ。
高級娼婦と金持ちボンボンの恋愛の行方

★ショウトしょうとSHORT
僕は原作が大好きで、本作は原作の良いところがカットされていて
大変残念です。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
Camille
監督 ジョージ・キューカー
脚本 ゾーイ・エーキンズ
フランシス・マリオン
ジェームズ・ヒルトン
原作 アレクサンドル・デュマ・フィス
製作 アーヴィング・タルバーグ
バーナード・H・ハイマン
出演者 グレタ・ガルボ
ロバート・テイラー
ライオネル・バリモア
音楽 ハーバート・ストサート(英語版)
撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ(英語版)
カール・フロイント
編集 マーガレット・ブース
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開 アメリカ合衆国の旗 1936年12月12日
日本の旗 1937年8月25日
上映時間 109分
製作国 アメリカ合衆国

★概要ネタバレ
1847年パリ。
マルグリット・ゴーティエ(グレタ・ガルボ)は、
パリで有名な高級娼婦。
劇場の桟敷席を見つめていた若い男を見つけ、マルグリットが笑みで応じます。
胸を躍らせたのは、アルマン・デュヴァル(ロバート・テイラー)です。
マルグリットは、はじめて見る男でしたが、アルマンはこの日までずっと、
彼女に思いを募らせていたのです。

桟敷席に向かったアルマンは、恋愛巧者のマルグリットに対して、
ためらわず愛を囁きます。
アルマンは言葉巧みで、しかも情熱的です。
多くの男たちを見てきたマルグリットにとっても、
アルマンのような誠実で美貌の男は珍しく、
彼女にもその日は運命的な日となりました。

マルグリットのパトロンは、資産家のバロン(ヘンリー・ダニエル)。
マルグリットに軽くあしらわれたアルマンは落胆しますが、
20歳の青年の一途な情熱に衰える気配はなく、
その後もマルグリットを慕う思いはつづいていきました。

マルグリットの誕生日の晩。
夕食会に招かれたアルマンは、彼女の心を試そうと、すこし遅れて到着します。
やきもきしていたマルグリットにアルマンは気持ちよく悲恋小説『マノン・レスコー』を贈ります。
恋に身を焦がす男のせつなさを、相手にぜひ理解してほしいのです。

その夜、招かれていたのは、マルグリットと親しい間柄にある常連たちです。
羽目をはずす男女を尻目に、アルマンはマルグリットだけを見ています。
彼女が体調をくずして夜会を中止したあとも、
アルマンはひとり残り、一夜を過ごすことに。

パトロンのバロンが帰ってきます。
仕事で出張中だった彼は、虫の知らせを聞いてマルグリットのもとへ戻ってきます。
男どうしの鉢合わせを避けたいマルグリットは、アルマンを部屋へ通しません。
バロンは何ごとかを察しています。
しかし、それがまた女の困惑と焦燥を招いているのだと分かると、
得もいえぬ高揚感で笑いを抑えられなくなってきます。

実らぬ恋に見切りをつけたいアルマンは、旅に出る。

アルマンの出立を知ったマルグリットは、
彼をひき止めます。「ならば」と彼は言います。
パリを離れよう、田舎で一緒に生活しようと誘うアルマンに、
マルグリットもパリを離れる決心をします。

マルグリットは、田舎暮らしに必要な経費をパトロンのバロンに求めます。
しかしバロンは断ります。
背を向けて去ろうとするマグリットを、バロンは、祖国ロシアへ誘います。
思ってもみなかった展開に顔女は顔を顰めます。

アルマンとは別のアプローチのしかたでバロンもマルグリットを愛しています。
手のかかる女をわざわざ手元に置いておくのも、
彼女が虚栄心を満たしてくれる女だからです。
バロンは、これが最後だと言いつつ、
高額の金を渡して彼女の自尊心をわがものにします。

大金を獲得したマルグリットは、アルマンと共に田舎暮らしを満喫します。
アルマンの父親(ライオネル・バルモア)がふたりの仲を引き裂きに現れます。
父親は、「アルマンにつれなくしてくれ」と彼女にせがみます。
アルマンとは永遠の愛を誓っているので「できない」と彼女は断ります。
「アルマンの出世を妨げないでくれ」と父親は憐れみを請います。

「あなたは、息子さん思いの優しい父親。
息子さんには内緒で、あなたを憎みます」と、マルグリットは言った。

覚悟を改めた彼女は、アルマンに“別ればなし”をしてしまう。

マルグリットのつれない態度にアルマンは困惑し、
バロンのもとへ向かうと告げる彼女に心を潰されます。
去って行くマルグリットを見送ったあと、アルマンはパリへ戻ります。

数か月後、彼はパリに新しくできたカジノへ現れます。
マルグリットとバロンがカジノへやって来ます。
アルマンを目の前にして惑乱するマグリットを見て、
事実を知らないアルマンは冷淡に振る舞う。

マルグリットはアルマンの父親との“約束”を守り、
必死に沈黙を守った。

長年の不摂生とアルマンへの複雑な思いから、マルグリットは病に伏します。
バロンは彼女に愛想を尽かし、
その後は手をさし伸べる男たちの声にも彼女は耳を塞いでいます。
死に直面したマルグリットの望みはアルマン。
やがて、彼女の前にアルマンが現われます。
面やつれした彼女をアルマンは大切に抱きとめた。

マルグリットは息を引きとります。
彼女がどれほどアルマンの姿を待ち望んでいたか。
ひと言の言い訳もせずに逝ったマルグリットの思いは、知る人はいなかった。


THE END
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残菊物語(1939)D~溝口健二の悲恋物語

残菊物語(1939)D

★数行で映画紹介しなければ

歌舞伎役者・二代目尾上菊之助の悲恋の物語。

★ショウトしょうとSHORT

おろかな親ですね。
息子の恋愛を反対したら息子は燃え上がるだけ。

30年代作品で残存している貴重作品だそうです。

★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 溝口健二
脚本 依田義賢
構成 川口松太郎
原作 村松梢風
製作総指揮 総監督 白井信太郎
出演者
花柳章太郎
森赫子
音楽 深井史郎
撮影 三木滋人
藤洋三
編集 河東與志
製作会社 松竹京都撮影所
配給 日本の旗 松竹
公開 日本の旗 1939年10月10日
上映時間 146分

★概要ネタバレ

歌舞伎役者・二代目尾上菊之助は、まだ役者としては未熟。

弟の乳母オトクに恋してしまう。

父母に反対されてしまう。

身分違いなのである。

反対されると燃え上がるのが若旦那。

家を飛び出す。

東京から関西で舞台に。

世話になった芸小屋の親方が死んで、閉鎖

路頭に迷う。

名古屋に兄弟が公演に来ている。

オトクは兄弟に頼みにゆく。

一度テストする話に。

苦労を経験して芸に深みが出て好演する。

不評だったら終わりの捨て身の演技。

若旦那は東京へ。

オトクは身を引いて行方不明。

芸の絶頂を迎え

オトクに会いにゆくことを許される

会いにゆく若旦那。

オトクは病の床にあり、会うことはかなうが

翌日には死んでいた。

THE END
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ヘッドライト(1956)C~ジャン・ギャバンの悲恋もの

ヘッドライト
フランソワーズ・アルヌール
ヘッドライト(1956)C

★数行で映画紹介しなければ

初老のトラック運転手とウェイトレスの恋

★ショウトしょうとSHORT

渋い渋い、ジャンギャバン。

なぜか「武器をさらば」を連想。


完全あらすじ


★仕入れた情報

原作及び原題『Des Gens Sans Importance』
の直訳は、『重要性のない人々』

原作はセルジュ・グルッサールの小説
1986年の蔵原惟繕監督作品の邦画『道』は、本作のリメイク。
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★基本情報
原題
Des Gens Sans Importance
監督 アンリ・ヴェルヌイユ
脚本
フランソワ・ボワイエ
アンリ・ヴェルヌイユ
製作 ルネ・ラフィット
出演者
ジャン・ギャバン
フランソワーズ・アルヌール
音楽 ジョセフ・コズマ
撮影 ルイ・パージュ
編集 クリスチャン・ゴーダン
配給 フランスの旗 コキノール
公開 フランスの旗 1956年2月15日
日本の旗1956年10月5日
上映時間 101分
製作国 フランスの旗
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筆者の公式サイト
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日蔭のふたり(1996)E~トマス・ハーディ原作、愚かな二人?

日蔭のふたり(1996)E

★数行で映画紹介しなければ

トマス・ハーディ原作『日陰者ジュード』の映画化

追い詰められた二人は?

★ショウトしょうとSHORT

僕の読解不足?

なんですか、この作品は?

愚かすぎます。


完全あらすじ


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★基本情報
原題 Jude
監督 マイケル・ウィンターボトム
脚本 ホセイン・アミニ
原作 トーマス・ハーディ
『日蔭者ジュード』
製作 アンドリュー・イートン
製作総指揮
マーク・シーヴァス
スチュワート・ティル
出演者
クリストファー・エクルストン
ケイト・ウィンスレット
音楽 エイドリアン・ジョンストン
撮影 エドゥアルド・セラ
編集 トレヴァー・ウェイト
配給 日本の旗 アスミック
公開
イギリスの旗 1996年10月4日
日本の旗 1997年8月2日
上映時間 123分
製作国 イギリスの旗
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映画脚本家SAKIの物語
sakimori440.jpg

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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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椿姫(1998)D~椿姫のフランス映画化

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椿姫(1998)D


★数行で映画紹介しなければ

19世紀においてもっとも成功した恋愛小説とも言われる、

アレクサンドル・デュマ・フィスの『椿姫』。

★ショウトしょうとSHORT

これ実話なんです。

女優は実際のモデルに似ていますね。

これまでの映画化で、一番原作に近いですが

最後は違いました。

これじゃ。原作が台無しですね。


完全あらすじ


★仕入れた情報

名優ジャン=クロード・ブリアリが、自ら脚色も手がけて映像化
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★基本情報

監督脚色:
ジャン=クロード・ブリアリ
出演:
クリスティーナ・レアリ
ミヒャエル・コーエン
ヴァレリー・メレス、ロジェ・ファン・ホール

製作 フランス

時間: 118 分
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幻冬舎から5作目の小説  北高フェイドアウト
佐野史郎さん登場

日本全国紀伊国屋書店、ジュンク堂、アマゾン、他の有名書店にあります

アマゾン注文

筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

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隣の女(1981)C~復讐の裏側に異常な愛がある

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隣の女

隣の女(1981)C


★数行で映画紹介しなければ

偶然、隣の家に越してきた昔の恋人との愛の悲劇の物語

★ショウトしょうとSHORT

「柔らかい肌」の延長線にある、トリュフォーの最後にズドーン映画

恋愛が地獄に変わる

テレビドラマ「となりの女」の元祖


完全あらすじ


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★基本情報

原題 La Femme d'a cote

監督 フランソワ・トリュフォー

脚本
フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン
ジャン・オーレル

出演者
ファニー・アルダン
ジェラール・ドパルデュー

上映時間107分
製作国 フランス
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幻冬舎から4作目の小説 出版  SAKIMORI

週売り上げで、一位になりました。東野作品を抜いた証拠写真

でか文字で、読みやすくしています。
脚本家・沙樹子は、守一を映画スターにするべく奔走するが、
守一には驚くべき秘密があった。埋もれた映画などが数々登場

sakimmori-cover2.jpg


話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

著作一覧

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雨の朝巴里に死す(1954)D~エリザベス・テイラー、遊び人妻

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雨の朝巴里に死す

雨の朝巴里に死す(1954)D


★数行で映画紹介しなければ

売れない作家と遊び人妻の悲哀

★ショウトしょうとSHORT


原作F・スコット・フィッツジェラルドの実際のパリ生活がモデル。



「華麗なるギャツビー」の作者です。


エリザベス・テイラーの美貌が一番トップの頃の映画ですね。


完全あらすじ



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★基本情報

原題 THE LAST TIME I SAW PARIS

監督 リチャード・ブルックス

脚本
ジュリアス・J・エプスタイン
フィリップ・G・エプスタイン
リチャード・ブルックス

原作
F・スコット・フィッツジェラルド
『バビロン再訪(英語版)』

出演者
エリザベス・テイラー
ヴァン・ジョンソン
ウォルター・ピジョン
ドナ・リード

上映時間116分
製作国 アメリカ合衆国
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三度重版のマイ執筆
ヴィオロンの妻 以下 Amazon

ヴィオロンの妻 

実話~妻はコンサートマスターのバイオリニスト、国立音大卒
稀に見る妻を持った夫の苦悩と死 不倫された夫はどうするか?
ヴィオロンとは仏語でバイオリン

話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

著作一覧

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花宵道中~安達祐実、花魁の恋

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花宵道中(2014)C


★数行で映画紹介しなければ

宮木あや子の同名小説が原作

江戸時代末期の新吉原を舞台に、花魁として生きる主人公・朝霧が、

半次郎という青年と出会ったことから大きく運命を変えていく姿を描いた。

★ショウトしょうとSHORT

普通のストーリーです。

安達祐実が20年ぶりに映画主演。

もうすっかりの成人女性ですね。

オールヌードに驚きました。


完全ネタバレ編


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★基本情報

監督 豊島圭介
脚本 鴨義信
原作 宮木あや子

出演者
安達祐実
淵上泰史
小篠恵奈
友近
高岡早紀
津田寛治

上映時間 102分

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コメントは、こちらにメールください
77hikoboshi@gmail.com

話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

村上サガンの著作一覧

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慕情~ジェニファー・ジョーンズ、香港を舞台の悲恋

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慕情(1955)B


★数行で映画紹介しなければ

英国人と中国人の血を引くハン・スーインの自伝

★ショウトしょうとSHORT

中学生の頃観て、映画音楽が大好きでした。名曲中の名曲ですね。

実話です、男運の悪い女性ですね。

有名シーンは茶碗が落ちて割れる。

また蝶が小道具で、虫占いも印象的です。

再見して不倫ものですが、音楽が良すぎです。

あの丘にゆくシーンは何度も観ても泣けますね。

ジェニファー・ジョーンズの演技で泣けるのかも?
慕情



完全ネタバレ編


★仕入れた情報

サミー・フェイン作曲による主題歌は映画音楽史上の名作と言われる。
『蝶々夫人』のアリア「ある晴れた日に」を参考に作曲したそうだ。
第28回アカデミー賞歌曲賞受賞作品。

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★基本情報

原題 Love Is a Many-Splendored Thing

監督ヘンリー・キング

脚本ジョン・パトリック

原作ハン・スーイン

出演
ジェニファー・ジョーンズ
ウィリアム・ホールデン

上映時間 102分

製作国 アメリカ合衆国

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過去3年、600本からマイベストです。


ホで、はじまる恋愛映画(洋画編)


俳優別映画一覧


恋愛映画1600本~アイウ順索引


恋愛映画以外で5000本~アイウ順索引


村上サガンの出版物


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ある愛の詩~70年代恋愛映画の人気第1位

love-story.jpg
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全米1970年興行収入ランキング1位、日本でも人気に。


ラブストーリー100の9位


ある愛の詩(1970)A


★数行で映画紹介しようよ

苦学の音大女性と、

ハーバード大学(日本の東大?)の富豪の御曹司が学生結婚。

「25歳で死んだ若い女性の事をどう言ったらいいのだろう?

彼女が愛したもの、それはモーツァルトとバッハ、ビートルズ 、そして僕・・・」


★ショウトしょうとSHORT

「シンプルかつ格調的」と言われているベタな作品ですが

なんといっても映画音楽がこれほど効果をあげたものもないでしょう。



多感な時期、リアルタイムに観た映画なので、Aです。

再見しましたが、同じ経験をしていますので、号泣しました。

「苦痛はないわ。静かに崖を落ちるみたい」

「うん」

「落ちたことも、ないくせに」

「落ちたさ、君に出会ったとき」

~~

「私から音楽をパリを、奪ったと思わないで。
 自分を責めないで、誰の責任でもないわ、
 あなたに罪はない。それだけよ。元気よく生きてね」


★なぜ、アリ・マッグローが主演?

美人とも思えない普通の女性ですが、

彼女が原作を売り込みにきて、企画者と恋に落ちて

二人でセリフを磨いていく、あの名セリフは彼女の発案だそうで。


詳細は~ゴッドファザーの裏に、「ある愛の詩」


★あの名セリフは二回

「愛とは決して後悔しないこと」
(Love means never having to say you're sorry)


字幕者高瀬氏の名訳意訳だが


1.映画では最初に彼女が鍵がなくて、家の前で凍えていると、
彼が来て「ごめん」と言う、その返事。

2.ラストに父親が病院にかけつけて「すまない」と言う、その返事。

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★基本情報

原題  Love Story

監督 アーサー・ヒラー
脚本 エリック・シーガル
原作 エリック・シーガル
音楽 フランシス・レイ

出演者
アリ・マッグロー

上映時間 99分

製作国 アメリカ合衆国

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アで、はじまる恋愛映画(洋画編)




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