よこがお(2019)A〜転落していく女性
よこがお(2019)A〜転落していく女性
★数行で映画紹介しなければ
甥が犯罪者になり、転落していく女性
★ショウトしょうとSHORT
マスコミに追い詰められる女性
車を洗浄するシーン いいですねえ
演出がうまい。拍手の交差点シーン。
主人公の演技も素晴らしい
無意味な復讐だけど
レズの嫉妬
========
★概要ネタバレは基本情報のあとに
========
★基本情報
監督 深田晃司
脚本 深田晃司
原案 Kaz
製作 Kaz
二宮直彦
二木大介
椋樹弘尚
製作総指揮 井上伸一郎
出演者 筒井真理子
市川実日子
池松壮亮
須藤蓮
小川未祐
吹越満
音楽 小野川浩幸
撮影 根岸憲一(J.S.C.)
制作会社 角川大映スタジオ
COMME DES CINÉMAS
製作会社 YOKOGAO FILM PARTNERS
配給 KADOKAWA
公開 日本の旗 2019年7月26日
上映時間 111分
製作国 日本の旗 日本
フランスの旗
★概要ネタバレ
とある中年女性“内田リサ”が美容院を訪れます。
彼女は和道という男性美容師を予約で指名していました。
和道はリサに、前にどこかで会ったかと聞きますが、リサは初めて会ったと答えます。
黒髪をブラウンに染めてもらったリサは、最近訪問介護の仕事を辞めたと話します。
しかしリサという名前は偽名で、本名は“白川市子”。半年前までは大石塔子という老女の訪問介護をしていました。
塔子はかつて画家として活動しており、認知庄になった今でも絵を描く真似をしたり、
自分の絵をパズルとして組み立てたりしています。
市子は塔子の娘・洋子や孫の基子、サキとも仲がよく、
特に市子と同じように介護士を目指している基子には勉強も教えてあげていました。
時は現在に戻り、リサはゴミ捨て場で通勤中の和道とバッタリ会い、話の流れで連絡先を交換します。
近くのマンションに住んでいるというリサですが、
本当は和道の家の前の安アパートに住んでおり、時折双眼鏡で彼の部屋を覗いていました。
ある夜、和道の部屋に彼と付き合っている基子が入ってきます。リサ(市子)は無言でそれを見つめていました。
時はまた半年前に遡り、市子は基子とサキに喫茶店で勉強を教えていました。
そこに市子の甥の辰男がやってきます。
彼はこれから北海道に行くと言ってかなりの大荷物を抱えていました。
サキは塾に行く時間が来たと喫茶店を出ていき、辰男も市子と別れます。
翌日、市子は医師の戸塚と塔子の定期検診にやってきます。
戸塚と市子は交際関係で、バツイチ子持ちの彼と再婚予定でした。
大石家に着くと、サキが昨夜から家に帰ってこないと洋子があちこちに連絡しています。
さらに1週間が経ってもサキは戻ってこず、大きく報道され、洋子は取り乱していました。
市子が塔子の世話をしていると、基子が部屋に入ってきてサキが見つかったといいます。
サキは特段大きな怪我もなく数日で退院できそうで、市子も安心していましたが、ある報道で彼女の表情が一変します。
サキを誘拐した犯人は辰男だったのです。
あの日、北海道に行くと言っていたのは嘘で、塾帰りのサキを車で誘拐したとのことでした。
喫茶店で辰男に会っていた基子は、市子が犯人の叔母だということを知っても家族には話さず、
市子にも話す必要はないと告げます。
現在。リサと和道は一緒に美術館に訪れます。そこには塔子が現役時代に書いていた絵も飾ってありました。
和道から、塔子が闘病のすえ亡くなったと聞いたリサは固まり、気づかないうちに涙を流します。
半年前に戻り、市子は戸塚の家で彼の息子の健斗と食事しながらニュースを見ています。
サキは外傷は加えられておらず、辰男は取り調べで黙秘を貫いていました。
市子は戸塚にも事件のことを話せずにいます。
大石家に行くと、サキが学校から戻ってきて落ち込んでいました。
クラスメートから、犯人にレイプされたのではと疑われたとのこと。
市子は黙っているのが辛いと言いますが、それを言ってしまうと市子と会えなくなるのが嫌だと止める基子。
翌日休みだった市子は、素子の誘いで動物園に行きました。
基子は、かつて家に来た友達と押し入れでお互い裸になっていたところを、
幼かったサキに見つかったという笑い話をします。
勃起しているサイを見ながら、辰男があんなことをするようには見えなかったと口にする市子。
彼女はふと「辰男が10歳くらいの時に、寝ながら勃起しているのを見て、思わずズボンを下ろしてみた」
という話を基子にしました。
動物園を出て移動中、交差点の信号が点滅しているのを見て基子は走りますが、市子は走らず基子だけが信号を渡ってしまいます。
そこに戸塚が車で市子を迎えにやってきました。基子は市子と戸塚の婚約を知り、ショックを受けているようでした。
数日後、市子の携帯に記者から電話が入り、何か秘密を隠していないか問いただされます。
そして翌日、市子が大石家で介護をしていると、洋子が週刊誌を見せてきました。
そこには市子が犯人の叔母であることが暴露され、
彼女が誘拐の手引きをしたのではという疑惑まで書かれており、
洋子は怒り狂って彼女を追い出します。
基子は市子を止めようとしますが、
市子はしょうがないことだと言って去って行きました。
市子の家や職場の事務所にまでマスコミが来るようになり、戸塚との関係性もギクシャクしてきます。
基子だけは市子といつも通り会っていましたが、
ある日市子にルームシェアで同居しようと持ちかけます。
戸塚と結婚するからと断ると、基子は「なんで結婚なんかできるの?加害者のくせに」とこぼしてしまい、
市子は気まずくなってその場を離れました。
数日後、市子が職場でニュースを見ていると、
匿名のインタビューで基子らしき女性が、
市子は幼少期の辰男のズボンを下ろして悪戯をしたという話をした。
同僚からの冷たい目に晒されながら誤解を解こうとしますが、
結局市子は職場を辞める。
市子が自宅を引き払おうとしていると、インターホンが鳴ります。
基子が家の前まで来ており、
スピーカー越しに「なんであんなことをしたのかわからない、嫌いにならないで」と謝罪しますが、
市子は聞き入れません。
マスコミにバレないように駐車場に行くと車に赤いペンキが塗られていましたが、市子は気にせず発車します。
市子は戸塚と別れ話を済ませ、
洗車をして車を飛ばしますが、途中で車が路肩に乗り上げてしまいます。
市子は車を諦め、とあるNPO法人の事務所に入りました。
職員は市子の話を聞いてくれましたが、
最終的には「ここは被害者を支援する団体ですのでお力添えできません」と断られ市子は呆然とします。
道端で嘔吐した市子を、通りかかった男が気遣ってくれました。
男は和道でした。
市子は前に写真を見せてもらった基子の彼氏だと気づきます。
現在。リサ(市子)と和道は激しく交わっていました。
市子は和道の携帯で、ベッドで寝ている彼と裸の自分を撮って基子に送信します。
起きた和道に市子は自分が嘘をついていたこと、
復讐のために彼と寝たこと、メールを送ったことを明かします。
和道は基子とすでに別れていた。
市子は自分の復讐が無駄だったと悟り、
一人で大笑いした後、ホテルを出ていきました。
市子はその後、子どもと遊ぶボランティアで働きはじめます。
公園の奥を見ると、基子が立って市子を見ていた。
市子は基子に走り寄っていきビンタしようとしますが、
逆に先にビンタをされてしまい倒れ込みます。
基子の姿は消えており、市子は過呼吸になってしまい、
他のボランティアスタッフが駆け寄ってきました。
4年後、市子は身元引受人として刑務所に辰男を迎えに行きます。
辰男の母は薬の過剰摂取で亡くなっており、2人は東京で暮らし始めた。
食事中、辰男はサキに謝りたいとボソリと言います。
謝っても意味はないと市子が言う。
後日、車で大石家に行ってみると既に売家になっており、
大石一家がどこに引っ越したのかも不明でした。
帰り道、交差点の赤信号で止まっていると、散歩中の老人ホームの一行が通りかかります。
一人の老人がポーチの中身を落としてしまい、
一人の介護士が歩道上で拾っています。
基子でした。
歩道上に基子だけになった時、市子はゆっくりとアクセルを踏んで彼女めがけて近づいていきます。
と、そこにかつて動物園の帰りに基子と一緒に走った時の歩行者用音楽が鳴り響き、市子は我に返りました。
彼女は本当はアクセルは踏んでいませんでした。基子は車の方を見ますが逆光で運転席は見えません。
基子が歩道を渡ってほかの介護士たちに合流した時、
市子は突然クラクションを何十秒にもわたって鳴らしました。
助手席で寝ていた辰男が起きて市子を驚いて見つめています。
基子や介護士たちも車を訝しげに振り返りました。
鳴り終わった後、市子は静かに車を発進させます。
サイドミラーにはずっと無表情の市子が映っていました。
THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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★数行で映画紹介しなければ
甥が犯罪者になり、転落していく女性
★ショウトしょうとSHORT
マスコミに追い詰められる女性
車を洗浄するシーン いいですねえ
演出がうまい。拍手の交差点シーン。
主人公の演技も素晴らしい
無意味な復讐だけど
レズの嫉妬
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 深田晃司
脚本 深田晃司
原案 Kaz
製作 Kaz
二宮直彦
二木大介
椋樹弘尚
製作総指揮 井上伸一郎
出演者 筒井真理子
市川実日子
池松壮亮
須藤蓮
小川未祐
吹越満
音楽 小野川浩幸
撮影 根岸憲一(J.S.C.)
制作会社 角川大映スタジオ
COMME DES CINÉMAS
製作会社 YOKOGAO FILM PARTNERS
配給 KADOKAWA
公開 日本の旗 2019年7月26日
上映時間 111分
製作国 日本の旗 日本
フランスの旗
★概要ネタバレ
とある中年女性“内田リサ”が美容院を訪れます。
彼女は和道という男性美容師を予約で指名していました。
和道はリサに、前にどこかで会ったかと聞きますが、リサは初めて会ったと答えます。
黒髪をブラウンに染めてもらったリサは、最近訪問介護の仕事を辞めたと話します。
しかしリサという名前は偽名で、本名は“白川市子”。半年前までは大石塔子という老女の訪問介護をしていました。
塔子はかつて画家として活動しており、認知庄になった今でも絵を描く真似をしたり、
自分の絵をパズルとして組み立てたりしています。
市子は塔子の娘・洋子や孫の基子、サキとも仲がよく、
特に市子と同じように介護士を目指している基子には勉強も教えてあげていました。
時は現在に戻り、リサはゴミ捨て場で通勤中の和道とバッタリ会い、話の流れで連絡先を交換します。
近くのマンションに住んでいるというリサですが、
本当は和道の家の前の安アパートに住んでおり、時折双眼鏡で彼の部屋を覗いていました。
ある夜、和道の部屋に彼と付き合っている基子が入ってきます。リサ(市子)は無言でそれを見つめていました。
時はまた半年前に遡り、市子は基子とサキに喫茶店で勉強を教えていました。
そこに市子の甥の辰男がやってきます。
彼はこれから北海道に行くと言ってかなりの大荷物を抱えていました。
サキは塾に行く時間が来たと喫茶店を出ていき、辰男も市子と別れます。
翌日、市子は医師の戸塚と塔子の定期検診にやってきます。
戸塚と市子は交際関係で、バツイチ子持ちの彼と再婚予定でした。
大石家に着くと、サキが昨夜から家に帰ってこないと洋子があちこちに連絡しています。
さらに1週間が経ってもサキは戻ってこず、大きく報道され、洋子は取り乱していました。
市子が塔子の世話をしていると、基子が部屋に入ってきてサキが見つかったといいます。
サキは特段大きな怪我もなく数日で退院できそうで、市子も安心していましたが、ある報道で彼女の表情が一変します。
サキを誘拐した犯人は辰男だったのです。
あの日、北海道に行くと言っていたのは嘘で、塾帰りのサキを車で誘拐したとのことでした。
喫茶店で辰男に会っていた基子は、市子が犯人の叔母だということを知っても家族には話さず、
市子にも話す必要はないと告げます。
現在。リサと和道は一緒に美術館に訪れます。そこには塔子が現役時代に書いていた絵も飾ってありました。
和道から、塔子が闘病のすえ亡くなったと聞いたリサは固まり、気づかないうちに涙を流します。
半年前に戻り、市子は戸塚の家で彼の息子の健斗と食事しながらニュースを見ています。
サキは外傷は加えられておらず、辰男は取り調べで黙秘を貫いていました。
市子は戸塚にも事件のことを話せずにいます。
大石家に行くと、サキが学校から戻ってきて落ち込んでいました。
クラスメートから、犯人にレイプされたのではと疑われたとのこと。
市子は黙っているのが辛いと言いますが、それを言ってしまうと市子と会えなくなるのが嫌だと止める基子。
翌日休みだった市子は、素子の誘いで動物園に行きました。
基子は、かつて家に来た友達と押し入れでお互い裸になっていたところを、
幼かったサキに見つかったという笑い話をします。
勃起しているサイを見ながら、辰男があんなことをするようには見えなかったと口にする市子。
彼女はふと「辰男が10歳くらいの時に、寝ながら勃起しているのを見て、思わずズボンを下ろしてみた」
という話を基子にしました。
動物園を出て移動中、交差点の信号が点滅しているのを見て基子は走りますが、市子は走らず基子だけが信号を渡ってしまいます。
そこに戸塚が車で市子を迎えにやってきました。基子は市子と戸塚の婚約を知り、ショックを受けているようでした。
数日後、市子の携帯に記者から電話が入り、何か秘密を隠していないか問いただされます。
そして翌日、市子が大石家で介護をしていると、洋子が週刊誌を見せてきました。
そこには市子が犯人の叔母であることが暴露され、
彼女が誘拐の手引きをしたのではという疑惑まで書かれており、
洋子は怒り狂って彼女を追い出します。
基子は市子を止めようとしますが、
市子はしょうがないことだと言って去って行きました。
市子の家や職場の事務所にまでマスコミが来るようになり、戸塚との関係性もギクシャクしてきます。
基子だけは市子といつも通り会っていましたが、
ある日市子にルームシェアで同居しようと持ちかけます。
戸塚と結婚するからと断ると、基子は「なんで結婚なんかできるの?加害者のくせに」とこぼしてしまい、
市子は気まずくなってその場を離れました。
数日後、市子が職場でニュースを見ていると、
匿名のインタビューで基子らしき女性が、
市子は幼少期の辰男のズボンを下ろして悪戯をしたという話をした。
同僚からの冷たい目に晒されながら誤解を解こうとしますが、
結局市子は職場を辞める。
市子が自宅を引き払おうとしていると、インターホンが鳴ります。
基子が家の前まで来ており、
スピーカー越しに「なんであんなことをしたのかわからない、嫌いにならないで」と謝罪しますが、
市子は聞き入れません。
マスコミにバレないように駐車場に行くと車に赤いペンキが塗られていましたが、市子は気にせず発車します。
市子は戸塚と別れ話を済ませ、
洗車をして車を飛ばしますが、途中で車が路肩に乗り上げてしまいます。
市子は車を諦め、とあるNPO法人の事務所に入りました。
職員は市子の話を聞いてくれましたが、
最終的には「ここは被害者を支援する団体ですのでお力添えできません」と断られ市子は呆然とします。
道端で嘔吐した市子を、通りかかった男が気遣ってくれました。
男は和道でした。
市子は前に写真を見せてもらった基子の彼氏だと気づきます。
現在。リサ(市子)と和道は激しく交わっていました。
市子は和道の携帯で、ベッドで寝ている彼と裸の自分を撮って基子に送信します。
起きた和道に市子は自分が嘘をついていたこと、
復讐のために彼と寝たこと、メールを送ったことを明かします。
和道は基子とすでに別れていた。
市子は自分の復讐が無駄だったと悟り、
一人で大笑いした後、ホテルを出ていきました。
市子はその後、子どもと遊ぶボランティアで働きはじめます。
公園の奥を見ると、基子が立って市子を見ていた。
市子は基子に走り寄っていきビンタしようとしますが、
逆に先にビンタをされてしまい倒れ込みます。
基子の姿は消えており、市子は過呼吸になってしまい、
他のボランティアスタッフが駆け寄ってきました。
4年後、市子は身元引受人として刑務所に辰男を迎えに行きます。
辰男の母は薬の過剰摂取で亡くなっており、2人は東京で暮らし始めた。
食事中、辰男はサキに謝りたいとボソリと言います。
謝っても意味はないと市子が言う。
後日、車で大石家に行ってみると既に売家になっており、
大石一家がどこに引っ越したのかも不明でした。
帰り道、交差点の赤信号で止まっていると、散歩中の老人ホームの一行が通りかかります。
一人の老人がポーチの中身を落としてしまい、
一人の介護士が歩道上で拾っています。
基子でした。
歩道上に基子だけになった時、市子はゆっくりとアクセルを踏んで彼女めがけて近づいていきます。
と、そこにかつて動物園の帰りに基子と一緒に走った時の歩行者用音楽が鳴り響き、市子は我に返りました。
彼女は本当はアクセルは踏んでいませんでした。基子は車の方を見ますが逆光で運転席は見えません。
基子が歩道を渡ってほかの介護士たちに合流した時、
市子は突然クラクションを何十秒にもわたって鳴らしました。
助手席で寝ていた辰男が起きて市子を驚いて見つめています。
基子や介護士たちも車を訝しげに振り返りました。
鳴り終わった後、市子は静かに車を発進させます。
サイドミラーにはずっと無表情の市子が映っていました。
THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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