星の子(2020)E〜子供目線で怪しい宗教
星の子(2020)E〜子供目線で怪しい宗教
★数行で映画紹介しなければ
病弱な我が子を救いたいので
新興宗教に入信した一家の顛末を娘の視点から
★ショウトしょうとSHORT
最初の20分ほどは必要でしょうか?
印象ないシーンが続きます。
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 大森立嗣
脚本 大森立嗣
原作 今村夏子
製作 吉村知己
金井隆治
近藤貴彦
出演者 芦田愛菜
岡田将生
大友康平
高良健吾
黒木華
蒔田彩珠
新音
大谷麻衣
永瀬正敏
原田知世
音楽 世武裕子
撮影 槇憲治
編集 早野亮
制作会社 ヨアケ
ハーベストフィルム
製作会社 「星の子」製作委員会
配給 東京テアトル
ヨアケ
公開 日本の旗 2020年10月9日
上映時間 110分
★概要ネタバレ
15年前。
林ちひろは未熟児として誕生。
父(永瀬正敏)と母(原田知世)は病弱なちひろのためにあらゆる療法を尽くしましたが、
何一つ効果はありませんでした。
そんなある時、一家は知人の落合さん(池内万作)から
不思議な生命力が宿っているとの触れ込みの水「金星のめぐみ」を勧められ、
藁にもすがる思いで水を使ってみました。
するとちひろの病状はみるみるうちに回復していき、
それをきっかけにちひろの一家は
「金星のめぐみ」を売る怪しげな新興宗教団体「ひかりの星」に入信した。
一家は水を沁み込ませたタオルを頭に乗せて暮らすのが日課になっていきました。
成長したちひろ(芦田愛菜)は高校受験を控えた中学3年生になっていました。
未だに教団に心酔している両親は「金星のめぐみ」はおろか
「ひかりの星」のグッズを山のように買い揃えていました。
ちひろの5歳上の姉・まーちゃん(蒔田彩珠)は常にちひろのことを可愛がっていましたが、
一家でもまーちゃんだけは両親と「ひかりの星」の異常さに気付いていました。
ちひろは小学校時代からの親友・なべちゃん(新音)、なべちゃんに恋をする新村くん(田村飛呂人)と仲良くしていました。
絵を描くのが大好きなちひろは若い数学教師の南先生(岡田将生)にほのかな憧れを抱いており、
南先生の似顔絵を描くのが日課になっていました。
しかし、ちひろは自分が高校を受験すれば南先生と離れ離れになってしまうことに気付いていました。
ちひろは卒業式の際に、南先生に似顔絵をプレゼントしようと思いつきました。
なべちゃんはそんなちひろに、南先生は自身が顧問を務めるテニス部の生徒に
手を出しているとの噂があることを伝えました。
帰宅したちひろは、数年前に家出したまま戻ってこないまーちゃんとの思い出に浸っていました。
ちひろ(幼少期:粟野咲莉)がまだ小学5年生だった頃、まーちゃんはこの頃から度々両親と衝突し、
家出を繰り返していました。
ちひろの家ではコーヒーを飲むことは禁じられていたのですが、
まーちゃんはこっそりとちひとにコーヒーを飲ませてくれました。
その際、ちひろはまーちゃんに交際相手がいることを知りました。
翌朝、まーちゃんは「もう帰りません、バイバイ」との書き置きを残して家を去り、
二度と戻って来ることはありませんでした…。
…ちひろが南先生に恋をしていることを知った父は、南先生に会いたいと言い出しました。
しかし、ちひろは常に頭に「金星のめぐみ」を浸したタオルを乗せ、常に同じジャージを着ている両親と南先生を会わせることにためらいを感じていました。
ちひろは同じ「ひかりの星」に入信している同級生の春ちゃん(赤澤巴菜乃)から、「ひかりの星」の幹部である海路さん(高良健吾)と昇子さん(黒木華)にはきな臭い噂が絶えないとの話を聞きました。
噂によると海路さんは勧誘したい人を自宅マンションに監禁して強制的に入信させており、
昇子さんは催眠術で信者を洗脳しているとのことです。
二人とも噂を払拭するのに必死だということでした。
ちひろの両親は叔父(ちひろの母の兄)の雄一おじさん(大友康平)にも「金星のめぐみ」を勧めていました。ちひろが小学生の頃、雄一おじさんとまーちゃんは両親の洗脳を解こうと思い立ち、「金星のめぐみ」の中身を公園の水とすり替えておきました。
両親は公園の水とも知らずに愛飲していたのですが、ネタ晴らしをされると激怒し、
結局洗脳を解くには至りませんでした…。
冬のある日、ちひろは新村くんと共に卒業文集の制作委員を務めるなべちゃんを手伝っていました。
作業は放課後まで続き、ちひろたちは南先生に車で自宅まで送ってもらうことになりました。
なべちゃんと新村くんが気を利かせ、
助手席に座ったちひろは夢のようなひと時を過ごしていましたが、
たまたまちひろの自宅近くの公園に通りかかった南先生は、
そこで頭にタオルを乗せたまま水を掛け合うジャージ姿のちひろの両親の姿を目撃しました。
南先生は「不審者がいる。完全に狂ってるな」と言い放ち、その言葉に強いショックを受けたちひろはたまらずその場から逃げるように去っていきました。
ちひろは両親と食卓を囲みましたが、ショックのあまり食欲も失われていました。
心配した両親はちひろの頭にタオルを乗せようとしましたが、
ちひろは思わず「助けて」と言い放つとタオルをはねのけました。
両親を「ひかりの星」に勧誘した落合さんには息子のひろゆきがいます。
ひろゆきは病気なのか言葉を発することができず、自宅に引き籠っているのですが、実はひろゆきは普通に言葉を話すことができ、ちひろと普通に会話を交わしました。
ひろゆきは「ひかりの星」の集会に出たくないあまり喋れないフリをしているだけでしたが、
ちひろはその事実を両親に打ち明けられずにいました。
南先生がちひろを車に乗せたことは学校中に良からぬ噂として広まっていました。
翌日、ちひろは南先生に公園にいた不審人物が自分の両親であることを打ち明けましたが、
すぐに否定しました。
ちひろの両親は雄一おじさんら親戚とは距離を置いており、「ひかりの星」に疑念を抱く雄一おじさんはちひろを心配して高校に進学したらうちから通わないかと持ちかけました。
他の親戚たちもちひろに両親と距離を置くべきだと進言しましたが、
ちひろは厚意を感じながらも「私は今のままでいい」と断りました。
ちひろの担任が体調不良になったことから、南先生が代わりにホームルームの時間を受け持つことになりました。南先生はちひろとの噂に加えて、言うことを聞いてくれない生徒たちに対しても明らかに苛立っていました。
南先生は苛立ちをちひろにぶつけてしまい、ちひろに似顔絵を描くなと強い口調で迫ると、
ちひろが持ち歩いている「金星のめぐみ」も胡散臭いと切り捨てました。
なべちゃんと新村くんは泣き出したちひろを慰め、
公園の不審者がちひろの両親だと知っても友情は変わりませんでした。
「ひかりの星」の集会の日、ちひろは両親にひろゆきが喋れることを打ち明けました。
両親もどうやらそのことに気付いていたようでしたが、
うつむいたまま何も語りませんでした。
ある日、ちひろは両親と共に「ひかりの星」の合宿に参加することになりました。
ちひろは年の近い子供たちと行動を共にし、別行動となった両親とはすれ違いが生じていました。
その日の夜、ちひろは遅い時間にようやく両親と合流し、三人で散歩をすることにしました。
ちひろは両親からまーちゃんが子供を出産したことを知らされ、嬉しさのあまり涙を流しました。
そしてちひろと両親は三人揃って流れ星を見るべく、
いつまでも夜空を見上げ続けていました。
THE END
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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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