ジェニイの家(1936)C〜娘は母の愛人と知らずに恋愛に
ジェニイの家(1936)C〜娘は母の愛人と知らずに恋愛に

★数行で映画紹介しなければ
マルセル・カルネデビュー作
「パリで一番面白いところ」と
評判のナイトクラブ経営しているジェニイ。
疎遠な娘が数年ぶり戻る
母の店を秘かに訪ねて
母の愛人とは知らずに恋仲になる
★ショウトしょうとSHORT
フランス映画初期の大女優「ミモザ館」のフランソワーズ・ロゼーが
フランス映画ナンバーワンのマルセル・カルネ監督のデビュー作に。
恋愛の親子丼ですね
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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
1936年製作/105分/フランス
原題 Jenny
監督
マルセル・カルネ
脚本
ジャック・コンスタン
ジャック・プレベール
原作
ピエール・ロシェ
出演
フランソワーズ・ロゼー
アルベール・プレジャン
リゼット・ランバン
シャルル・バネル
★概要ネタバレ
ロンドンの劇場でリサイタルに出演した若く美しいダニエルは、
許嫁の青年に婚約を破棄して貰いたいと申し込まれた。
青年の両親が彼女の身許を調査したところ芳しくなかったと言う。
自尊心の強い彼女はしぶしぶ承諾して破談となった。
六年振りに、パリにいる母親の許へ帰る。
娘から突然の電報を受けた母のジェニイは、喜んだが困ってしまう。
六年前夫に別れた母は娘をイギリスへ音楽留学の資金のために、
娘に内密でブノアと呼ぶ顔役の助けを借りて
「ジェニイの家」というパリで有名なナイト・クラブを開いていたのだ。
ふとした縁で助けた若い自転車競走選手リュシアンを深く愛していた。
ジェニイを愛しているブノアは、リュシアンを遠ざける為に手下の「駱駝」と呼ぶ男に
二人の仲を割かせようとしていた。
リュシアンも女に養われている自分を不甲斐なく思って、何とか独立したいと思っていた。
各々の別れの展開時期に娘ダニエルが帰って来たのである。
母は娘の為に高級なアパートを借り受け、本当の商売は打ち明けなかった。
娘は次第に母の態度に不審を抱き始めた。
ひそかに「ジェニイの家」を訪れた娘は、婚約者と破談になった理由を知った。
娘が酔った老人にしつこく絡まれている時、通り合わせて救ったのはリュシアンだった。
二人は意気投合してパリの夜をドライブした。
二人は母ジェニイとの関係を知らないままに二人は愛し合う仲となった。
娘から再びイギリスに行くと言われてジェニイは驚いたが、
娘は理由も話してくれなかった。
淋しさに耐えかねてリュシアンの許を訪れると、彼の心も冷たかった。
イギリスへ行くと言った。
若い二人がパリを離れる日に、
リュシアンはブノアや手下の駱駝と喧嘩をして頭に重傷を負った。
病院へ駆けつけたジェニイはリュシアンの愛人が娘のダニエルであるのを知った。
娘にはリュシアンとの関係は知られたくはない。
ジェニイは秘かに病院から出て、帰宅するのだった。
THE END
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100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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