ジョゼと虎と魚たち(2)男が捨てたいと思う時

動物園で虎を見て語るジョゼ
「夢みそうにこわい。
一番こわいものをみたかったんや。
好きな男のひとができた時に
こうやって
もしできんかったら
一生本物の虎はみれんかと思ってた。
それでも しゃあないと思ってた。
けど みれた。
感謝しいや」

「え! オレが(恒夫)」

二人で旅に出て 思いっきり甘えるジョゼ
わがまま放題。
おんぶさせる。

これは男にはボディブローのようにきいてくる。

そして初々しい女性と出会う。
17歳の頃の上野樹里です。
色っぽいですね。
別人のようで、驚きでした。

ジョゼを捨てて、
樹里の前で恒夫が泣きますね。
まるでフェリーニ映画の「道」のように。

自分なら樹里に会った時は耐えて、
あとで一人泣きする。
恒夫にはそうあってほしかった。
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ジョゼと虎と魚たち(1)男が捨てたくなる女

ジョゼと虎と魚たち1
.
「ジョゼと虎と魚たち(2003)」 B

○作品概要
妻夫木聡・池脇千鶴・犬童一心監督作品
助演は上野樹里(当時17歳)

足が悪いためにほとんど外出をしたことがないジョゼと、
大学を出たばかりの恒夫との純愛を描く、
どこかエロティックなラブストーリー。

田辺聖子の短編小説を
脚本家(渡辺あや)が違った結末に仕立てる。
田辺聖子の他の作品を読んで思ったのは、
フランソワーズ・サガンとは全く異質の作家ですね。

本作のジョゼは
サガンの小説で登場するジョゼとは
まったく真逆な性格だと思います。
気が強くて「してもええよ」
と言われても素直になれないと思う。

ごみ捨てでの口けんかで
恒夫に帰れと言うが、僕も帰ってしまう。

淡々と進むところだけサガン的です。

最後のオチを知ってから、 
再度観るとホロリとさせます。
この映画の味がでてきますね。

本作の泣き所はラブホテル「お魚の館」での
ジョゼのつぶやくところ

本作のプロデューサーは
この場面でオンオン泣くらしい。
それは理解できます。

「なぁ 目閉じて 何が見える」

「なんにも(恒夫) 」

「そこはウチがおった場所や
深い深い海の底
ウチはそっから泳いできたんや」

「なんで?(恒夫)」

「あんたとウチが
一番Hなことをするために」

「そうか! 
ジョゼは海底に住んでいたのか(恒夫)」

「そこには光も音もなくて
風も吹かんへし雨も降らへんで
しーんと静かやねん」 

「さみしいじゃん(恒夫)」

「別にさみしくはない 
はじめからなにもなんのやもん
ただ ゆっくりゆっくり
時間がすぎてゆくだけや
うちはもう二度と
あの場所にはもどらへんのやろ

いつかあんたが 
おらんようになったら
迷子の貝殻みたいに 
ひとりぼっちで海の底を
ころころ転がり
つづけることになるんやろ」


つづく

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