舟を編む~日本語辞書つくりという不思議な世界

舟を編む

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舟を編む(2013)AC


★数行で映画紹介しようよ

出版社・玄武書房では

中型国語辞典『大渡海』の刊行計画を進めていた。


★ショウトしょうとSHORT

辞書つくりに一生を捧げる人々

それに素敵なラブストーリーが同居

今までにない新鮮な切り口の作品です。

CかAかで迷います。



ネタバレ編


★仕入れた情報

日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門の最優秀賞

========

★基本情報

監督 石井裕也
脚本 渡辺謙作
原作 三浦しをん

出演者
松田龍平
宮崎あおい
オダギリジョー 

上映時間 133分


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フで、はじまる恋愛映画(洋画編)



恋愛映画めざせ2000本~タイトル、アイウ順索引



by 村上サガン

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はじまりのみち~木下監督作品の紹介映画

.

はじまりのみち(2013)E


★数行で映画紹介しようよ

木下惠介監督が自作品に陸軍がクレームをつけた

ことを不服として松竹に辞表を提出。

空襲に見舞われた実家から郊外へ疎開する。


★ショウトしょうとSHORT

木下惠介監督作品が6割以上流れます。

ファンにはなつかしいかも。

===

僕的木下監督で好きな作品

喜びも悲しみも幾歳月

カルメン故郷に帰る

二十四の瞳



ネタバレ編




========

★基本情報

監督脚本 原恵一

ナレーター 宮﨑あおい

出演者
加瀬亮
田中裕子
ユースケ・サンタマリア
濱田岳

上映時間 96分
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結び目~中学生と教師の禁断の恋、14年後の結末


これまでにない話しで新鮮でした。

丁寧につくられた映画で感心しました。


結び目(2010)B


★映画紹介

14年前、二人は中学生と教師という立場でありながら禁断の恋に落ち、
小さな街で噂はすぐに広まり、啓介は教師の職を追われる。

そして14年後、お互いに家庭持っていたが
運命の再会をはたしてしまう。


★ショウトしょうとSHORT

これまでにない話しで新鮮でした。

丁寧につくられた映画で感心しました。

教え子の中学生に手をつけた教師という
レッテルを貼られて苦悩する、
今はクリーニング屋を営む男、
可愛い妻がいる。

女は結婚して、義父の介護に苦悩している、
セックスの下手な夫がいる。

最後は女性側の夫が大人の行動をとって
とりあえず悲劇で終わらないところがいいです。

<<最下段にネタバレ感想>>

ムで、はじまる恋愛映画(邦画編)

★基本情報

監督 小沼雄一
出演
赤澤ムック(映画初出演)
川本淳市
広澤草
上映時間91分


<ネタバレ>


★理解できない女性の行動

女性が元教師と再会して、男には知らなかったように無視され、
可愛い奥さんを見て、女性は嫌がらせをはじめますね。

あれは、教師のクセに私に手をつけて、
こんな女にさせられたという
腹いせなんですかね?

嫌がらせはエスカレートして、
日中路上で元教師を殴ったりする。
おそらく過去は不良少女だったようで
ヤンキータメ口の連発

でもそれって
まだ元教師のことが好きだという気持ちと
現在の家庭生活(義父問題など)の
憂さ晴らし的な行動なんですかね。


★結び目の意味

元教師は

「いつか会いたいと思っていた」と言うと。

女性は「もう子供じゃない。本当に愛している」

「今すぐ2人で、誰も知らない何処かへ行こう」

元教師は幸せな家庭を捨てて女と逃避行したくなる。

中学生の教え子に手をつけるような男だからでしょう。
常に破滅、自滅するような生き方を求めている。

スリルを求める男なんですかね?

再び愛の結び目する男

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女性は現実的ですね。

行方不明になった義父を探し、心通わせる。

夫も現実主義者で
「現実をシクシクと生きて行こうよ」と言う。

この夫、ただものではない。

再会して燃え上がったSだったが
所詮それだけのこと。
元教師と逃げてもハッピーにはなれない
女子は現実逃避と気づく、
ここで愛の終わりの結び目をつける女。
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映画・アフタースクール~やられた!!



アフタースクール(2008)

紹介編

面白かった。

「運命じゃない人」の内田けんじの監督脚本

時間軸を切った傑作映画「パルプフィクション」風の映画「運命じゃない人」。

普通の映画にしない、変な監督です。

本作も観客を、お~っと言わせますね。

ヒントは「スティング」

出演者 大泉洋 佐々木蔵之介 堺雅人 常盤貴子 田畑智子

大人になったかつての同級生たちが織り成すサスペンス・コメディ

常盤貴子が綺麗さのピークにあります、綺麗だ。



↓ 以降ネタばれ編








ネタばれ編

話しは単純な話しだが、誰の視点で見ているかで

木が林、林が森になっていく映画。

中盤にちょっとおかしいと気づくが、ここまで騙されるとは。。。

まるで映画「スティング」ですね。

2回観ると、もっと楽しめる映画ですね。

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映画「山桜」~藤沢作品のベスト~いまは、お幸せでござろうな?

山桜2_~1

山桜(2008)

藤沢周平作品のベスト3

時代劇ラブストーリーの逸材

ホロリと涙する映画でした。

終わり方がお洒落。

藤沢のえがく 忍ぶ恋、耐える恋、待ち続ける恋

コリアン恋愛ものとは真逆なラブストーリー

健気というか、

なぜか「めぐり逢い」のテリーと同じものを

感じます。

東山紀之の演技好きですね。

★しびれた会話

東山紀之「かような場所でお目にかかるとは思はなんだ。

 いや、相変わらずお美しい。

 いまは、お幸せでござろうな?」

田中麗奈「はい」

東山紀之「さようか。案じておったが、それは重畳(ちょうじょう)」

★基本情報

監督: 篠原哲雄
出演: 田中麗奈、東山紀之、篠田三郎、檀ふみ


★藤沢作品の映画とテレビドラマ

xは未見 〇深く感動

映画

〇たそがれ清兵衛(2002年監督:山田洋次出演:真田広之、宮沢りえ)

隠し剣 鬼の爪(2004年監督:山田洋次 出演:永瀬正敏、松たか子)

〇蝉しぐれ(2005年 監督:黒土三男 出演:市川染五郎、木村佳乃)

武士の一分(2006年 監督:山田洋次 主演:木村拓哉、檀れい)

〇山桜(2008年 監督:篠原哲雄 主演:田中麗奈、東山紀之)

x花のあと(2010年 監督:中西健二 主演:北川景子)

x必死剣鳥刺し(2010年予定 監督:平山秀幸 主演:豊川悦司)

テレビドラマ

小ぬか雨(1980年 TBS系 出演:吉永小百合、三浦友和)

x悪党狩り(1980年 出演:尾上菊五郎、鶴田浩二、菅原文太)

愛の旅路(1981年 よみうりテレビ 出演:大原麗子、夏八木勲)

思い違い(1981年 TBS系 出演:竹脇無我)

江戸の用心棒(原作:用心棒日月抄1981年出演:古谷一行、夏八木勲)

宿命剣鬼走り(1981年 フジテレビ系 出演:萬屋錦之介)

立花登・青春手控え(1982年 NHK 出演:中井貴一、篠田三郎)

彫師伊之助捕物覚え 消えた女

(1982年 フジテレビ系 出演:中村梅之助、野川由美子)

用心棒日月抄(1989年 日本テレビ系 出演:杉良太郎、竜雷太) 

神谷玄次郎捕物控
(原作:霧の果て-神谷玄次郎捕物控-1990年:古谷一行、藤真利子)

〇腕におぼえあり
(原作:用心棒日月抄1992年1993年出演:村上弘明、渡辺徹)

清左衛門残日録
(原作:三屋清左衛門残日録1993年95年出演:仲代達矢、南果歩)

〇命捧げ候 夢追い坂の決闘
(原作:穴熊、帰郷 1996年出演:緒形拳、南野陽子、浅野忠信)

風光る剣 八嶽党秘聞
(原作:闇の傀儡師 1997年出演:中井貴一、高岡早紀)

藤沢周平の用心棒日月抄(1997年出演:小林稔侍、寺尾聰)

新・腕におぼえあり
(原作:よろずや平四郎活人剣1998年出演:高嶋政伸、村田雄浩)

〇藤沢周平の人情しぐれ町
(原作:本所しぐれ町物語 2000年出演:萩原健一、石田ひかり)

〇蝉しぐれ(2002年出演:内野聖陽、水野真紀)

〇秘太刀 馬の骨(2005年出演:内野聖陽、段田安則)

よろずや平四郎活人剣(2007年出演:中村俊介)

〇風の果て(2007年 NHK 出演:佐藤浩市)

〇花の誇り(2008年 NHK 出演:瀬戸朝香、酒井美紀)
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映画「亀は意外と速く泳ぐ」~ブラックシュールの最高傑作



亀は意外と速く泳ぐ


本作の面白さに、はまってしまった。

テレビドラマ「時効警察」「トリビアの種」の

三木聡作品だとわかり、二度びっくり。

「時効警察」が面白いと思われる方には

わかってもらえると思うが、

「亀は意外と早く泳ぐ」は最高である。

作品評価では「脱力系」というネーミングが飛んでくるが

思いの着かない着想、逆読みが得意な監督だと思う。

そして常に笑い満載。

笑えるが よく考えると恐い ホラーだ。


★三木監督最高作品

ブラックユーモア満載

ユーモアのセンスがシュール。

三木映画をいくつか観たが、彼の最高作品だと思います。


★時効警察メンバー

脇役(ふせえり、岩松了)が出ている。

上野樹里は「のだめカンタビーレ」のように、

この手の作品に向いている。


★話しは、目立たない苦労

平凡で目立っては、いけないスパイ(北朝鮮?)の話しで

いかにそのことが難しいか、納得です。

常に、うまくもなく、まずくもない、

そこそこのラーメンを
作らなければならないラーメン屋(スパイ)の苦労。

車を目立たないように運転するために
指定速度で走ろうとするとかえって目立ってしまう。


★横道にそれるが
白土漫画で「無名」という作品を思い出した。
優れた忍者は、けっして名前もその技も
知られないというテーマのストーリー。


★基本情報
亀は意外と速く泳ぐ
監督 三木聡
脚本 三木聡
製作 橋本直樹
出演者
上野樹里
蒼井優
音楽 坂口修
編集 高橋信之
公開 2005年7月2日
上映時間 90分

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中学生少女のラブコメ、岩井俊二の独特な世界~花とアリス



花とアリス(2004)

★ショートしょうとSHORT

脚本がすばらしい。

蒼井優の演技が素晴らしい。
小さい頃からバレエを習っていたようで
最後は彼女の独壇場。

蒼井優に完全にのまれた感がある
鈴木杏もびっくりする演技で、
演技のいちシーンでホロリとしました。

「檸檬の頃」「桜の園」のように
中学生から高校になる頃の
二人の少女を生き生きとえがいていますね。

二人(鈴木杏・ 蒼井優)が憎いほどに
作品の中で仲がいいんです。
テレビCMのキットカットで
ネット配信された短編映画の集大成


基本情報

スタッフ
監督: 岩井俊二
脚本: 岩井俊二
撮影監督: 篠田昇
撮影: 角田真一
音楽: 岩井俊二

キャスト
荒井花(ハナ): 鈴木杏
有栖川徹子(アリス): 蒼井優
宮本雅志: 郭智博
有栖川加代: 相田翔子


============

ネタバレ






ネタバレ

(概要)
映画のタイトル『花とアリス』とは、2人の女の子の名前。
1人は荒井花(ハナ)(鈴木杏)であり、
もう1人は有栖川徹子(アリス)(蒼井優)。
この2人は幼なじみで仲のいい中学3年生。
ハナは通学電車で見つけた高校生の宮本雅志(郭智博)に一目ボレ。
2人はそろって手塚高校に進学したが、
ハナは憧れの宮本先輩(マー君)が所属する落語研究会へ。
他方、アリスはバレエ部へ。


★感動したシーン

1.泣ける

ハナ(鈴木杏)
「先輩がもしアリスのことが気になるんだったらそれはきっと、本当の恋です。

アリスはいいやつですから末永くお幸せに」

ハナのドアップな顔だけのシーンが感動を増す。


2.笑えた

アリス特製おにぎりサンド

マー君(先輩)「これ牛乳も味噌汁も欲しくなるね」


3.花屋敷伝説

花屋敷に引き篭っていた女の子をバレエ教室に連れ出したのはアリスだよ。

この女の子はハナ(鈴木杏)なんですね。

しかしこの花屋敷の話をする女性はセリフが棒読みでしらけた。
笑顔も不自然で不気味

4.アリスの母子家庭

アリスの母親(相田翔子)が男を連れてデートしているところで、

アリスとばったり遭遇するシーン。

母親「あら、こんにちは。こちら、お隣の娘さん!」と連れの男に紹介。

何ともケッタイな母親で

家では娘から説教される。

「君も大人なんだし、恋愛はちゃんと結婚を前提にしてくださいね」


5.アリスと父親(平泉成)とのデート

高校入学を祝って万年筆をプレゼントする父

貰ってもなかなか使わないものであり、

引き出しにしまわれてたまに

ひょっこり出てきたりした時、

「こんな物もらったなぁ」と

思い出したりするが、また結局使わずにいるんだ。

父「でも、なんか見つけるたびに入学シーズンとか思い出したりするジャン。
そういう意味では役に立つからさ。
まぁ、お守りってことで」

アリス「使ってもいいの?」

父「うん、そら使うんならドンドン。でもまた、使ったら使ったで、
スペアのインクすぐなくなったりしてさ、まぁまたそれだけ買いに行くの
、結構面倒だったりしてな。
結局ゥ、また使わなくなったりするんだ、け、れ、ど、も....」

アリス「使えないじゃん」

父「ん、でもまあ、せっかく貰った物だと思うと、簡単には捨てられないからさ。

案外、しぶとく生き残るわけさ。その点うまく出来てんだよぉ、万年筆は」


6.ハートのエース その1 ハナとアリスの演技

砂浜に風で散らばったトランプからハートのエースを手にしたものが命令できる

アリスがみつける。

アリス「さて、なに命令しよっかなぁ....
じゃあね、今日からマー君(先輩)はアタシのもの、花は別れて」

ハナ「ダメだよぉーそんなのォー」

ハナはマー君に寄り添い、自分のものだという態度

アリス「ナーンちゃって。冗談、ですよ」

するとハナはアリスにぶつかってゆき取っ組み合う。


7 ハートのエース その2 ちょっとジーンとする

彼女はカードをマー君にあげて、

これを引出しかどこかに入れておいて、

ふと何かの拍子に見つけたときに、

自分を思い出して欲しいと、そう告げる。

マー君「毎日見つけるよ」と言うが、アリスは立ち去ってしまう。

中国語で「I love you」、「また会いましょう」と、告げて…

8 ハートのエース その3 離婚しないで

実はアリスが昔家族で砂浜に来て、

同じゲームをやり離婚しないでほしいと命令した???


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★嘘をつくのが上手、とっさに機転がきくんですね。

1.パソコンでマー君が自分の写真をみつける

アリスと昔つきあっていて、アリスが恐喝して・・・・

それで記憶喪失までもっていく

2.「マー君」と呼ぶシーンでは名前占いで本名を聞きだす

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★マー君の夢に出てくる話し

君が警察で連れてゆかれる夢

なめくじに追いかけられる夢

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★強烈に印象深いシーン

1.ゲームセンターで

ハナの顔がぬいぐるみキャッチューの窓ごしに

顔がゆがむ

2.ハナとマー君の別れ話になりそう雰囲気の窓には

鉄腕アトムの大きなアドバルーンが揺れている

3.雑誌の表紙にのる

 うわ! 最悪

 どうしたの? 

 蚊


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音楽ライターをめざすロック大好き高校生少女~檸檬のころ



檸檬のころ(2007)


この作品好きですね。

感動のほろりでした。 

バンドやっていたので
思い出がかぶりました。

★ソース

監督脚本の岩田ユキさん長編デビュー作。

豊島ミホの同名小説を原作とした、
高校生の青春を描いた作品である。

★ショートしょうとSHORT

原作者だろう、
白田恵(谷村美月)って。
気にいった。

音楽ライターをめざす
ロック大好き少女。

いい。いい。

彼女が作った歌詞が歌われたところ、泣けました。

席替えのドキドキとか、

高校時代がなつかしく蘇ってきました。

音楽部+軽音部にいたので、他人事でなかった。


★気にいったセリフ
remonnokoro2.jpg


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「おれ 好きな人に さよなら したこと ないもん」

「終わらなければ いいって 本当に 本当に そう思ったの」

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「ウチの校歌って、軍歌みたいじゃない?」

「ザッ!って感じ?」

「ザッ!って感じ」

「一度くらい、ちゃんと歌っておけば良かったかな……」

「あとで そう思うかも」

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予告編YouTube



★同じ系統で好きな映画

「リンダ リンダ リンダ」

「NANA」

「東京フレンズ」


★基本情報

檸檬のころ
監督 岩田ユキ
脚本 岩田ユキ
出演者
榮倉奈々
谷村美月
柄本佑
石田法嗣
林直次郎
音楽 加羽沢美濃
撮影 小松原茂
編集 日下部元孝


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ヨカの世界~紙屋悦子の青春



「紙屋悦子の青春」(2006)

原田知世(長崎出身)と永瀬正敏(宮崎出身)

の夫婦が演じる

長崎弁の応酬映画

世界の小津安二郎監督風で

作品全体が、ゆっくりと進行。

大阪弁を味あう「夫婦善哉」を彷彿とさせる。

最後に、ちょっとホロリとしました。

★ソース

劇作家松田正隆の母の実話をもとにした戯曲

★他の方の感想

戦闘機も殺戮シーンも何も無い戦争映画

ATGの代表的監督・黒木和雄の戦争3部作に続く、
可笑しくて哀しい反戦ドラマ

=====

よか。 よかよ。よかたい。の世界です。

長崎弁で難しいのは、

「ヨカ」が

肯定にも否定にも、アクセントだけで変わる。

つまり 良い、良くない、駄目、もういい

などを 「ヨカ」だけで 表現するんです。

=======

監督:黒木和雄 「祭りの準備」が印象的

キャスト
紙屋悦子:原田知世
永与少尉:永瀬正敏
明石少尉:松岡俊介
紙屋ふさ:本上まなみ
紙屋安忠:小林薫

5名しかでてこない映画です。

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バンド青春、麻生久美子の台詞がいい~アイデン&ティティ



アイデン&ティティ(2003)

みうらじゅんの漫画が原作

バンドブームを背景に、
理想を追い続けるバンドマンの苦悩を描いた青春ドラマ

若い頃、ロックバンドをやっていたので、

いたいほど気持ちわかる。

みうらさんの自伝

アイデンとティティは
高円寺で貧しく生きていたが、
ある日、引き裂かれた。。。

ロックは怪獣と言う。

メジャーデヴューするが貧しい。

僕も、バンドをやめた理由は貧しい。


★主人公の彼女(麻生久美子)
の台詞がいい。
aso.jpg

~~

君は馬鹿ね。 不安なの?

誰もいなくなったって。私だけは味方なのに。

君が私が知っている君である限り。

~~

君はわたしのこと、マザーだと思っているでしょ。

でもマザーっていうのは 

君がおもっているような安定型では 決してないの。

君が あこがれている破滅型と隣あわせにいるの。

~~

君は ちゃんと知っているはずよ、その答え。

私は、君が言う売れている売れていないに、
まったく興味がないんだ。

君が人気者だったりするだけで評価してくれる女の子は、

私じゃなくて他にいっぱい、いるでしょ。

私は えらそうな言い方をさせてもらうと、

そんなファンより、もっとレベルの高い、
君自身のファンよ。

君らしく生きようとしている君自身のファン。

それだけ言えば、わかるでしょ。

君が理想を追っている限り、私は君のこと好きよ。

~~

あたしと君は毎日いちゃいちゃするような

時期を過ぎていなけければ絶対困る。

なんだろう 

親友よりずっと上の関係になれたと思う。

それを君が結婚というなら、

私も同じ気持ちだよ。

==

★最後は、みうらさんの思いで終わる。

みんなの心の中にロックは住んでいる。

そしてそのロックは言うだろう。

やらなければ ならないことをやるだけさ。

だからうまくいくんだよ。


★基本情報
監督: 田口トモロヲ
脚本:宮藤官九郎
出演: 峯田和伸、麻生久美子、中村獅童

元GOING STEADYの峯田和伸が
ロック・ミュージシャン役で主演
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驚きの展開をする「12人の怒れる男」のような映画~キサラギ



キサラギ(2007)


大いなる誤解
「木更津キャッツアイ」
と同じ系統と思っていました。

良い映画です
これでもか これでもか 
話しが一転二転していきます。
おもわず魅入りました。

連想したのは
「12人の怒れる男」
「オリエンタル急行殺人事件」
(アガサ・クリスティの僕的最高傑作)

笑いもあり
話しが練られていますね。


★基本情報
キサラギ
監督 佐藤祐市
脚本 古沢良太
出演者
小栗旬
ユースケ・サンタマリア
小出恵介
塚地武雅
香川照之








以下ネタばれ



ネタバレ








D級アイドルの悲しい顛末 
ヘアーヌードで起死回生しかないですか?
リアルな如月嬢の演出が良かった。

小栗旬演ずる警察官が
ロッカーを開けると
イジメにあっている様子が出てきて。
細かい演出ですが
印象深い

作品調査すると
小説があるが
別の話しに
なっているそうです。
=================================

終わりの謎

次の年の2回忌に宍戸錠がでてきて

宍戸錠が座っている5人の前に立ち、
「私は2年間この事件を調べてきた。
そして如月ミキの死の真実をつかんだ!」
というような(映画冒頭のオダ・ユージのような)ことを言い、
曲がった針金のようなものを見せる。
ぽかーんとして聞いている5人。

映画ファンが実際に
監督に質問したら「忘れてください」とのこと

脚本家の楽しみで、
この後 新事実もいろいろと書けるということですね。

続編は今のところ脚本家は出さないそうですが・・・・・


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虹の女神~リアルなセリフに驚嘆!



虹の女神(2006)

監督: 熊澤尚人.
出演: 市原隼人, 上野樹里, 蒼井優

★ソース 桜井亜美の小説

★感想

日本映画で「NANA」と同じく、

セリフがぐさっときた映画です。

脚本、セリフが素晴らしく、

リアルすぎる。


★あらすじ概要

互いに引かれ合いながらも
気持ちを伝えられない二人の悲恋。

主人公あおいは学生自主映画に命をかける。

水溜りに映る虹がなかなかの映像だ。

最後ホロリとしました。

相田翔子のエピソードも抜群にいい。



★基本情報

スタッフ

原作: 桜井亜美

脚本: 桜井亜美、齊藤美如(さいとうみゆき)、網野酸(あみのさん)

プロデュース: 岩井俊二、橘田寿宏

音楽: 山下宏明

監督: 熊澤尚人

キャスト
市原隼人
上野樹里
蒼井優
相田翔子
佐々木蔵之介



以下はネタバレ







ネタバレ




===

1章 水平の虹

智也はADの仕事で失敗ばかり。

あおいの飛行機墜落のニュース

そして葬式となる


===

2章 ストーカー時代

あおいと同じレコード店で

バイトをしている女の子に近づくために、

彼女の友人であるあおいに

智也が声をかける。

大学で、二人は自主映画制作。

===

3章 コダック娘

あおいが監督・脚本・主演をする

『エンド・オブ・ザ・ワールド』

という8ミリ映画の製作過程

===

4章 妹

あおいの妹は生まれつき、盲目



===

5章 失恋

★この物語のひとつのクライマックス

智也「さみしいな 俺達」

あおい「さみしいね」

智也「さみしい者同士 つきあうか。

おれら 相性はいいと思うんだけどな」

あおい「そう?」

智也「そうだよ 何が 足りないんだろうな。

ちょっといい」

智也が抱きしめる

あおい「酔ってんいるの」

智也「酔ってないと こんなのできないよ。

酔っているからかな 女を感じない。

でも この程度で結婚を決めちゃう奴もいるんだろうな」

あおい「ちょっとさ そんなこと」

智也「結婚してみるか 俺達 一度」

あおい突き放す

智也「いてっ 冗談だって」

あおい「冗談で プロポーズする奴がいるか?

取り消せ この野郎!

もし このあと誰からもプロポーズされなかったら

今のお前のひと言が一生残るんだよ。

それがわかって言ってるのか この野郎

人の人生むちゃくちゃに しやがって

お前は何なんだよ」 

智也「ごめん あやまる」

あおい「お前は何なんだよ

こんな自分が嫌になる

なんで なんで謝るんだよ

フェーストキスも 奪いやがって

もう何か もう 自分が・・・」


~~~~
この男のプロポーズ
女性には侮辱だけど、
照れ屋の彼のマジに近いものなんですよね。
これが男なんですね。

===

6章 恋人


智也に新しい彼女ができて家庭訪問

娘の歳をごまかす父


★あまりに面白い会話

千鶴「あれ? 

 歳とか気にしないんじゃ なかったの?

 34歳じゃ いけないの?  そうなの?」

智也「あ! そうは言ってないけど」

千鶴「でも 年齢とかで愛情が変わるのだったら悲しいな

私だって いつかは34になるのよ

その時は嫌いになるの?」

智也「今の歳が知りたいんだけど」

千鶴「26って言っているじゃない」

智也「嘘はつかないで」

千鶴「言っても何も変わらないんだったら言う」

智也「何も 変わらないって 例えば?

結婚のこと とか 

ほんとに34歳だったら

家族ぐるみで俺のことダマしてたってことになるじゃん

そんな家族とは結婚できないよ」

千鶴「家族は関係ないでしょ 私とあなたの問題じゃない

約束して 何も変わらないって

そしたら ホントのことを言う」

智也「妊娠は うそでしょ」

千鶴「最初に 約束して そしたら話す」

智也「そんなの ひっかからないよ。

何も言わなくていいから 出てってよ」

千鶴「26よ ホントよ」 

智也「でも34にしか見えないよ。

出てってよ」

千鶴「34よ でも ホントのことを言ったら つきあってくれた?

バツイチだって言ったらつきあってくれた?」

智也「バツイチ
それも聞いてないんだけど」

千鶴「さよなら」

~~~
なかなかリアルな会話で、
一生残ります。

===

7章 地球最後の日

遺品から
『エンド・オブ・ザ・ワールド』が
みつかり、みんなで観る。

なかなかの自主映画です。

===

終章 虹の女神


★焼けた携帯電話で留守録聞く

妹「お姉さんが最後に聞いた声かもしれないね」


★手紙のうしろに書かれた内容

優柔不断な所も好き
根性ないところも好き
ひとりで なんにもできないところも好き
鈍感な所が好き
笑った顔が一番好き


★最後のほろりとする会話

妹「それ(上記の内容)、岸田さんのことだよ。

お姉ちゃん、岸田さんの事好きだったんだよ。

バカだな、お姉ちゃんも岸田さんも」


★ほろりシーンその2

一万円の指輪を封筒から見つける
line

ジョゼと虎と魚たち~男が捨てたくなる女 

jozetotoratosakana1.jpg


映画「ジョゼと虎と魚たち(2003)」 


完全ネタバレの感想です。

______________________________

○作品概要
妻夫木聡・池脇千鶴・犬童一心監督作品
助演は上野樹里(当時17歳)その他

田辺聖子の短編小説を
脚本家(渡辺あや)が違った結末に仕立てる。

足が悪いためにほとんど外出をしたことがないジョゼと、
大学を出たばかりの恒夫との純愛を描く、
どこかエロティックなラブストーリー。
______________________________

○映画ショート しょうと Short

この映画のジョゼは
サガンの小説で登場するジョゼとは
まったく違う性格だと思います。

この映画のジョゼの気の強さは
自分的には好きになれない。
「してもええよ」
と言われても素直になれないと思う。

ごみ捨てでの口けんかで
恒夫のように帰れと言われたら
自分も帰るタイプです。

淡々と進むのがサガン的です。

最後のオチを知ってから 
もう一度観ると
ホロリとするし、
だんだんこの映画の味がでてきますね。

自分はエロイのは好きですが
この映画のラブシーン全部見てらんない。
「おくりびと」の監督を見習えって感じです。
上記監督はロマンポルノの苦労人です。
ほとんどラブシーンでの監督指導はなく
本人らのアドリブだそうです。

女性って彼の服を着るのは好きだね。

最後の見せ場 つまり恒夫が泣く。
自分なら樹里に会った時は耐えて
あとで一人泣きしたい。
恒夫には そうあってほしかった。

妻夫木聡
同郷です。
それも柳川出身で親近感があります。
福岡にはいい男が多数いる。
テニスの松岡さんは柳川出身。
高校には、びっくりするほどいい男がいたものだ。
だから東京に来ました。

サガンのジョゼ
この物語に必要なものだったかは疑問です。
他の作家、作品でもいいのでは?
これは田辺さんに訴えるものですね。

二人で旅に出て 思いっきり甘えるジョゼ
わがまますぎる。
車椅子を拒否する。
これはだんだん男には
ボディブローのようにきいてくる。

上野樹里って
こんな色っぽい演技できるんですね。
驚きでした。
ドラマ「ラスト・フレンズ」
とはイメージ違いすぎ。


池脇千鶴 いい演技していたが
このジョゼ役を蒼井優がやったら 
どうだったか?
そんなことを思ってしまった。

この泣き所はラブホテル「お魚の館」での
ジョゼのつぶやくところ
おそらくこの映画を
一回観ただけでは泣けない。
この映画のプロデューサーは
この場面でオンオン泣くらしい。
それはわかる。

もうひとつの泣き所は
最後の恒夫の号泣でしょう。

この映画を大好きなひとへ
フェリーニの「道」を観て下さい。
そしてその感想が聞きたいです。

この映画も自分のひとつのテーマ
「捨てられる女」のひとつの作品として追加したい。

__________________________

○好きなシーン

冒頭シーン
何回か観ていると
あっと思いました。

虎を見るシーンで語るジョゼ
夢みそうにこわい。
一番こわいものをみたかったんや
好きな男のひとができた時に
こうやって
もしできんかったら
一生本物の虎はみれんかと思ってた
それでも しゃあないと思ってた。
けど みれた。
感謝しいや。
え! オレが(恒夫)

浜辺のシーン
甘えすぎのジョゼに
だんだん嫌気をさしてくる。

お魚の館でのシーンで語るジョゼ

なぁ 目閉じて 何が見える。
なんにも(恒夫)
そこがウチがおった場所や
深い深い海の底
ウチはそっから泳いできたんや
なんで?(恒夫)
あんたとウチが
一番Hなことをするために
そうか 
ジョゼは海底に住んでいたのか(恒夫)
そこには光も音もなくて
風も吹かんへし雨も降らへんで
しーんと静かやねん 
さみしいじゃん(恒夫)
別にさみしくはない 
はじめからなにもなんのやもん
ただ ゆっくりゆっくり
時間がすぎてゆくだけや
うちはもう二度と
あの場所にはもどらへんのやろ
いつかあんたが 
おらんようになったら
迷子の貝殻みたいに 
ひとりぼっちで海の底を
ころころ転がり
つづけることになるんやろ。

____________________

○原作との違い

原作には無い場面が多く、
違った結末となっています。

脚本家渡辺あやさんの
この映画での作風は
片岡義男風
フェリーニの「道」を思わせる
そしてサガン的(淡々とえがく)
そのような映画になっている気がします。

監督が言う
セリフで原作から
もってきたのはひとつだけ
<あんたと ...するの好きや>
だそうだが
でも映画ではカットされているので
原作からのセリフひとつもなし。
でも「してもええよ」
の部分は原作通りだと思う。

サガン小説からの引用は映画ではあるが
原作(小説)ではなかったと記憶する。

学生生活もクラスメートらも原作では登場しない。

__________

○DVDおまけのコメンタリー編
3名(妻夫木聡・池脇千鶴・犬童一心)の語り

監督は料理を
映画にだすのが好きだそうだ。

妻夫木さんは食べるのが上手と監督ほめる。

最初の樹里さんの
キスシーンは台本にないそうだ。

樹里さん17歳の時で色っぽい。

ミックジャガーそっくりのおバァちゃん。

妻夫木さんの腕が大好きとほめる池脇さん。

池脇さんが脱ぎます。
脱がなくてもいいと思いました。
彼女がコメンタリー編で胸の整形手術したい
もっと張りを出したいと言ったら、
妻夫木さんが「やめろ」と猛反対する。

ロックバンドのくるりが
音楽および主題歌「ハイウェイ」を担当した。
よい曲で、この映画にあっている
と妻夫木が大絶賛。

________________

○サガンからの引用

サガンの小説を読む時
金髪のカツラをかぶる意味が
わからないが、笑った。

作品(一年ののち)
「いつかあなたは
あの男を愛さなくなるだろう」
とベルナールは静かに言った。
「そして、いつしか
僕もまたあなたを愛さなくなるだろう。
我々はまたもや孤独になる、
それでも同じことなのだ。
そこに、
また流れ去った一年の月日が
あることだけなのだ...」

上記がこの映画のテーマのようだ。

作品(素晴らしい雲)
いくつの頃だっただろう
14か15くらいだっただろうか
彼女は よく 
あのポプラのしたに寝転がって
両足を幹にたてかけ
風にゆれる頭上の無数の
小さい葉を ながめた 
風はずっと高いところで
かぼそくて
今にもふきとんでしまいそうな 
樹のてっぺんを
いっしょにおじぎさせた。

________________

○横道

「一年ののち」の続編は「素晴らしい雲」か?

これは微妙です。
ジョゼとベルナールの再会はありますが
やはりちゃんとした続編は
「乱れたベッド」でしょう。
優しさと激情に翻弄されながら、
愛をたしかめあう恋人たちの姿を描く。
女優ベアトリス、青年エドワールを主人公にした
「一年ののち」の続編。


田辺聖子の短編集
「孤独な夜のココア」読み終えました。
面白かったです。
サガンとは全く異質の作家ですね。


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