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閉鎖病棟(2019)B〜精神病院のリアルな実態


閉鎖病棟(2019)B

★数行で映画紹介しなければ

精神病院のリアルな実態

★ショウトしょうとSHORT

病院内で簡単にレイプされるのですね
びっくりでした。

長いです。ハリウッド基準の90分前後で十分です。

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★概要ネタバレは基本情報のあとに
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★基本情報
監督 平山秀幸
脚本 平山秀幸
原作 帚木蓬生『閉鎖病棟』
製作 菅谷英智
三宅はるえ
出演者 笑福亭鶴瓶
綾野剛
小松菜奈
坂東龍汰
平岩紙
綾田俊樹
森下能幸
水澤紳吾
駒木根隆介
大窪人衛
北村早樹子
大方斐紗子
村木仁
片岡礼子
山中崇
根岸季衣
ベンガル
高橋和也
木野花
渋川清彦
小林聡美
佐藤もみじ
音楽 安川午朗
主題歌 K「光るソラ蒼く」
撮影 柴崎幸三
編集 洲﨑千恵子
制作会社 ブースタープロジェクト
製作会社 「閉鎖病棟」製作委員会
配給 東映
公開 日本の旗 2019年11月1日
上映時間 117分

★概要ネタバレ

ある死刑囚の執行の日。
手順通り死刑は執行されたが、
死なずに生き返った」。

梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)は脊椎を損傷して下半身に麻痺の残る体になりながらも、
再び死刑が執行されることはなく、外部の施設へと送られることになりました。

長野県にある六王子病院。

午前6時から、入院患者の朝は始まります。

順番に歯磨きをし、朝食を食べ、職員から薬を渡され飲み込んだことを確認する。ルーティンをこなしたチュウさんこと塚本中弥(綾野剛)は、外出許可をもらって町へ買物に行きます。洋服や雑貨、お菓子などを買い込んでそれを他の患者に売っていたのですが、職員に見つかり解散させられてしまいました。

中弥は陶芸小屋でいつも無骨な焼き物を作っている秀丸を慕っていて、何かと相談したりする間柄です。また、うまくしゃべることはできないけれどカメラで写真を撮ることが大好きな昭八(坂東龍汰)を、しょうちゃんと呼んで世話を焼いています。

ある日、病院に島崎由紀(小松菜奈)という女子高生が母親(片岡礼子)に連れられてやってきました。突然引きこもってしゃべらなくなったという由紀は、ここでも口を開きません。医師の大谷(高橋和也)が母親を退室させて妊娠していることを確認すると、由紀は部屋から逃げ出し、居合わせた秀丸の花瓶を投げつけて割り、エレベーターで屋上へ向かいます。声を掛けてきた秀丸を置いて、由紀は屋上から飛び降りてしまいました。

幸いケガはねんざ程度で済みましたがおなかの子は亡くなってしまい、由紀はそのまま入院することになりました。看護師に案内された部屋は4人部屋でしたが、前から入院している3人とはなかなかなじめそうにありません。

中弥に、妹夫婦が面会にやってきました。母親がボケてきたので施設に入れたいという相談をしに来たのです。納得できない中弥は、母に手紙で本心を確かめたいから今日のところは帰ってくれと言います。冷静さを失っていく中弥は、「帰れって!」と何度も叫びます。幻聴がぶり返し暴れる中弥を、秀丸たちは遠くから見守るしかありません。鎮静剤を注射され、中弥は一晩一人部屋で眠りました。
翌朝、戻ってきた中弥を秀丸が出迎え、そっと水のペットボトルを差し出すのでした。

その日、由紀は陶芸小屋を訪れていました。秀丸は、戻れるなら戻った方がいいよ、と
由紀に言います。しかし、義父(山中崇)に性的DVを受けていた由紀は、家には戻りたくありませんでした。他の入院患者や職員との交流の中で、次第にここにしか自分の居場所はない、と由紀は思うようになっていました。義父によって一度は退院させられますが、実の母にまで疎まれ、絶望した彼女は義父を階段から突き落とし、病院に逃げ戻ってきました。

今日は院内カラオケ大会の日。思い思いの趣向を凝らし盛り上がる患者たち。しかしそこへ重宗(渋川清彦)がやってくると雰囲気は一変します。重宗は薬物中毒らしく、いつも乱暴な態度で問題を起こしており、皆に煙たがられています。その鬱憤を晴らすかのように暴れる重宗。それを秀丸が一喝すると、逆に「死にぞこない!人殺し!」と大騒ぎする始末。職員によって重宗が連れ出されると、秀丸はひとり部屋を出ていくのでした。

秀丸の回想。ある雪の日。仕事が早く終わった秀丸は、妻と寝たきりの母のためにたいやきを買って家路を急いでいました。家には役場の人間が来ているようでした。中に入ると妻と役場の男が情事の真っ最中…。カッとなった秀丸は二人を刺し殺してしまい、寝たきりでボケてしまった老母がひとり残されることを不憫に思い、その母をも自分があげたマフラーで首を絞めて殺してしまいました。

入院患者の石田サナエ(木野花)は今日もおめかしして家族のところに外泊です。不思議がる由紀に中弥は、サナエには家族はなく、カプセルホテルに泊まって帰ってくるだけだと教えてくれました。由紀が秀丸の過去のことを聞こうとすると、「事情を抱えてない人間なんていない」と中弥は口を閉ざしてしまいました。

由紀は秀丸にちょっと派手なアームカバーをプレゼントしました。とても喜ぶ秀丸。その様子を見ているうちに中弥は、みんなで外出しようと提案します。中弥と由紀、秀丸に昭八の四人で買い物を楽しみ、秀丸はアームカバーのお礼にと由紀にシュシュを買ってあげました。公園で弁当を食べながら、中弥は秀丸のためにこっそり準備した缶ビールを取り出します。何年かぶりのビールを感動しながら味わう秀丸。そして四人は仲良く写真におさまるのでした。

四人が病院に戻ってくると、婦長の井波(小林聡美)が小さな遺骨を持って帰ってきました。それは、海のそばの公園で死んでいたサナエだといいます。院内では急きょお別れ会が催されましたが、誰かが「あの人みたいになりたくない!」と叫び、他の患者も騒ぎ出しました。騒ぎが落ち着いたころ、中弥は秀丸に、ここを出ていっしょに暮せたらいいなと話すのでした。

由紀は秀丸に頼まれて、陶芸小屋にサナエ用の小ぶりの花瓶を取りに向かいます。昭八が由紀を見かけてついていこうとすると、重宗が追っていくのが見えました。重宗はずっとこの機会を狙っていたのです。陶芸小屋で由紀を何度も殴り、抵抗をやめた彼女を重宗は犯しました。心配になって見に来た昭八はその様子を目撃しますが、助けることができず、カメラのシャッターを押すだけで精一杯でした。

翌朝、由紀がいなくなったことを知った中弥は、昭八から昨日の写真を見せられました。中弥はカメラを持ってあわてて秀丸のところに行き、発作を抑えながらその写真を見せました。顔面蒼白になりながらも秀丸は、誰にも言わないこと、写真のデータを消すことを指示し、庭にひとりでいる重宗のもとへと向かいます。じっと重宗をにらみつけながらにじり寄る秀丸。そして向かってきた重宗を隠し持っていた刃物で刺し、そのまま離さないよう抱え込みます。重宗は絶命しました。

その後、警察に連行される秀丸を、多くの患者や職員が見送ります。「みんなのためにありがとう」「元気で」と。


再びやってきた妹夫婦に中弥は、退院すると宣言します。渋る家族を説得したのは婦長の井波でした。ダメだったらいつでも戻っておいで、とやさしく中弥を送り出す井波は、秀丸の弁護士の連絡先をそっと渡してくれました。かけ寄ってきた昭八は、あのときの四人の写真をくれました。
久しぶりに我が家に戻った中弥を見て、母(根岸季衣)は涙を流して喜び、ふたりはしっかりと抱き合いました。

その後中弥は弁護士事務所を訪ねました。秀丸はすっかり生きる気力をなくし、弁護士の酒井(ベンガル)は困っていました。中弥に、事件について知っていることはないかとたずねますが、結局中弥は何も言うことができませんでした。

園芸の仕事に就き、ていねいな仕事ぶりが評価されつつある中弥。あるとき新聞で、秀丸の裁判が行われることを知ります。中弥が裁判を傍聴するため裁判所に入ると、そこには婦長の井波と入院患者のムラカミ(綾田俊樹)、キモ姉(平岩紙)が来ていました。
裁判が始まるまで廊下で待っていると、そこに少し大人びた由紀が現れました。髪が伸び、あのシュシュを付けています。由紀はあの事件のあと、着の身着のまま町を彷徨い、絶望し泣き叫びながらもその日目にした夜明けの風景に生きる希望をよみがえらせたのでした。そして彼女もまた新聞で秀丸の裁判のことを知り、弁護側の証人として出廷することを決意したのです。

裁判が始まり、由紀の姿を見て秀丸は動揺します。
裁判官に促され、ゆっくりと少しずつ由紀は話し始めます。
重宗にレイプされたこと、その翌日に秀丸が重宗を殺したこと。
病院ではいつも秀丸に助けられ、立ち上がる力をもらったこと。
憎い重宗を秀丸が殺してくれた、本当なら自分が被告席にいるはずだった、と由紀は語りました。
そして、毎日会いに行く、出所が叶うならそれまで待つと言い、
その言葉に秀丸は涙しながら首を横に振るのでした。

閉廷後、中弥は係員に止められながらも秀丸に近づきます。
そして「俺、退院したよ!」と何度も叫びます。
連れていかれる秀丸に向かって「待ってるから」と小さくつぶやきました。

朝。刑務所の中庭に車いすの秀丸の姿がありました。
秀丸はゆっくりと両足を地面に下ろし、
自分で何度も立ち上がろうとする。

THE END
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筆者の公式サイト
話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける
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去年の夏 突然に(1959)C~ロボトミー手術

去年の夏 突然に(1959)C

★数行で映画紹介しなければ

ロボトミー手術を依頼されて、患者を診察するが。

★ショウトしょうとSHORT

舞台劇で、セリフが長い。
名優エリザベス・テイラーとキャサリン・ヘプバーンが熱く語っています。

エリザベス・テイラーの白い水着姿に魅了されます。


完全あらすじ


★仕入れた情報

ロボトミーとは1930年代から50年代にかけて精神疾患の患者に行われた外科的治療法。
頭蓋骨に小さな穴を開けるもしくは眼窩から針金を入れる形で脳の前頭葉を切断する手術で、
MRIやCTなどない時代なので、施行する医師の勘で切断する、乱暴な手術だった。
治療法は精神疾患に苦しんでいる患者を穏やかにする。つまり黙らせるのだ。
人格がかわってしまったり、無気力になってしまたり、廃人になってしまうケースもある。

原作者ウィリアムズの姉は精神疾患を患って、ロボトミー手術が施されてしまった。
結果、ウィリアムズの姉は廃人同然になってしまった、
姉の後遺症に苦しむ姿がウィリアムズのアルコール依存や薬物依存(睡眠薬)の一因だった。

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★基本情報
原題
Suddenly, Last Summer
監督 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本 テネシー・ウィリアムズ
ゴア・ヴィダル
原作 テネシー・ウィリアムズ
製作 サム・スピーゲル
出演者
エリザベス・テイラー
キャサリン・ヘプバーン
モンゴメリー・クリフト
音楽 マルコム・アーノルド
バクストン・オール
撮影 ジャック・ヒルドヤード
編集 ウィリアム・ホーンベック
トーマス・スタンフォード
配給 コロンビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1959年12月22日
日本の旗 1960年3月15日
上映時間 114分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
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ローズの秘密の頁(2017)C~精神病院に40年以上入院させられた女性の奇跡


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ローズの秘密の頁(2017)C


★数行で映画紹介しなければ

ローズは、精神病院に40年以上入院していた。

赤ん坊を殺した容疑で告発されて、強制収容されていた。

★ショウトしょうとSHORT

神父は、むごい男だね、悪魔だ。

宗教が個人を痛めつける作品群のひとつです。


完全あらすじ


★仕入れた情報

2016年9月に開催された第41回トロント国際映画祭で初上映
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★基本情報

原題
The Secret Scripture
監督
ジム・シェリダン
脚本
ジム・シェリダン
ジョニー・ファーガソン
原作
セバスチャン・バリー
『The Secret Scripture』
製作
ノエル・ピアソン
ジム・シェリダン
ロブ・クイグリー
製作総指揮
ギャヴィン・プールマン
アンドレア・スカルソ
ニコラス・シャルティエ
ジョナサン・デクター
コーマック・クロフォード
ジェリー・ハリス
オーエン・コルファー
出演者
ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ルーニー・マーラ
エリック・バナ
テオ・ジェームズ
エイダン・ターナー
ジャック・レイナー
音楽
ブライアン・バーン
撮影
ミハイル・クリチマン
編集
ダーモット・ディスキン
製作会社
インジーニアス・シニア・フィルム・ファンド
ヴォルテージ・ピクチャーズ
フェーンデイル・フィルムズ
配給
ヴァーティゴ・リリーシング
彩プロ
公開
2017年3月24日
2018年2月3日
上映時間108分
製作国 アイルランド

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筆者の公式サイト

話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

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歓びのトスカーナ(2016)C~心療施設に送られた女性二人の友情もの

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歓びのトスカーナ

歓びのトスカーナ(2016)C


★数行で映画紹介しなければ

心療施設に送られた女性二人の友情もの

★ショウトしょうとSHORT

精神病院をやめたイタリアの直前の話。

心を病んだだけで狂人ではない。


完全あらすじ


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★基本情報

原題 La pazza gioia

監督パオロ・ビルツィ

脚本
フランチェスカ・アルキブージ
パオロ・ビルツィ

キャスト
バレリア・ブルーニ・テデスキ
ミカエラ・ラマッツォッティ

製作国イタリア・フランス合作

上映時間116分
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幻冬舎から4作目の小説  SAKIMORI


朝日新聞や夕刊フジなどに紹介されました。


ラストまで一気に読ませる、技巧の凝らされた作品

ミステリーやサスペンスのどちらとも言えない、
類を見ない新しい世界観。

フランソワーズ・サガンをこよなく愛する著者による
大人の恋愛小説 

週売り上げで、一位になりました。東野作品を抜いた証拠写真

でか文字で、読みやすくしています。



お求めはアマゾンその他で

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話題の映画とか一過性の映画でなくて、
100年経過しても名作と言われる映画を追いかける

著作一覧

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蛇の穴~作家志望の主人公が精神病院で体験した自伝

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蛇の穴(1948)A


★数行で映画紹介しなければ

舞台はアメリカ

ベストセラーの自伝小説の映画化。

精神病にかかって・・・

ア賞作品賞・監督賞・脚色賞ノミネート

★ショウトしょうとSHORT

作家志望の主人公が精神病院で体験した自伝です。

精神的に異常でも、発狂するのは、きちんと理由があるんですね。

どう扱われたいかは、病人になるとわかる。

ヴェネツィア国際映画祭女優賞

★なぜ発狂するかを理解すれば治る

暗い部屋にいたとする。

君は明かりを点けたいスイッチの場所がわからない。

だが今は、その場所がわかっている。

だから、暗くなってもパニックにならない。


完全あらすじ


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★基本情報

原題 The Snake Pit

監督
アナトール・リトヴァク

脚本
フランク・パートス
ミレン・ブランド

原作
メアリー・ジェーン・ウォード

出演者
オリヴィア・デ・ハヴィランド
マーク・スティーヴンス
レオ・ゲン

上映時間 108分

製作国 アメリカ合衆国

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コメントは、こちらにメールください
77hikoboshi@gmail.com


過去3年、600本からマイベストです。


ヘで、はじまる非恋愛映画(洋画編)


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村上サガンの出版物




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人生、ここにあり!~精神病院が廃止されたイタリアで起こった実話美談

.

人生、ここにあり!(2008)A


★数行で映画紹介しなければ

精神病院が廃止されたイタリアで起こった実話

患者に仕事を与えるために奮闘する男

★ショウトしょうとSHORT

狂いようによって、優しく対応していく、

普通の人間扱いをすると、正常に暮らせる。

結局、愛情が足りないから狂うのですね。

精神病治療に風穴をあけた映画かもしれません。


完全ネタバレ編


★バザリア法(Wikipedia)
1978年5月13日に公布された世界初の精神科病院廃絶法である。
後に同年12月23日成立の833号法に条文が移された。
通称名はイタリアで精神科病院(イタリアではマニコミオと呼ぶ)の廃絶を
最初に唱えた精神科医フランコ・バザーリアにちなむ。
精神科病院の新設、すでにある精神科病院への新規入院、1980年末以降の再入院を禁止し、
予防・医療・福祉は原則として地域精神保健サービス機関で行う。
治療は患者の自由意志のもとで行われる。
やむを得ない場合のために一般総合病院に15床を限度に設置するが、
そのベッドも地域精神保健サービス機関の管理下に置く。
緊急に介入しなければならない時、必要な治療が拒まれた時には強制治療できる。
その場合、二人の医師が個別に治療が必要という判断、治療の場は地域精神保健サービス機関以外、
という条件を満たさなければいけない。
また、市長あるいは市長の任命する保健担当長の承諾や、
その市長が48時間以内に裁判所への通報することも義務づけられている。
強制期間は7日間。延長の場合は再度手続きを踏む。
本人や本人に近しい人は裁判所へ抗告することもできる。

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★基本情報

原題 Si puo fare

監督 ジュリオ・マンフレドニア

脚本 ジュリオ・マンフレドニア
ファビオ・ボニファッチ
原案 ファビオ・ボニファッチ

出演
クラウディオ・ビシオ

上映時間 111分
製作国 イタリア

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過去3年、600本からマイベストです。


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村上サガンの出版物

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カッコーの巣の上で~正常な人も病気にする、精神病院の実態

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ジャック・ニコルソンの演技は天下一品

デニーロの「ディアハンター」の演技は、ここから?


カッコーの巣の上で(1975)D


★数行で映画紹介

精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、

精神病院で狂人にさせられてしまう。



★ショウトしょうとSHORT


カッコウは他の鳥に卵を委託して育てさせる。

子は他のひな鳥を全部殺して自分だけ生き残る。

残酷な鳥だ。

映画も同じような展開に思えた。


クリント・イーストウッドの「チェンジリング」でも
精神病院に監禁されてしまう事例がありますね

老人ホームでも
逃げないように完全歩行不能にさせられるのは
怖いですね。


アカデミー賞主要5部門受賞独占の記録

作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞

主要5部門を受賞した作品は、

本作を含めて『或る夜の出来事』(34)と『羊たちの沈黙』(90)の3作品。


ネタバレ編



★基本情報


原題 One Flew Over the Cuckoo's Nest

監督 ミロシュ・フォアマン
脚本
ローレンス・ホーベン
ボー・ゴールドマン

出演者 ジャック・ニコルソン

上映時間 133分
製作国 アメリカ合衆国






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まぼろしの市街戦(1966)A~戦争ものではない、フランスカルト映画の傑作

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まぼろしの市街戦(1966)A


大好きなフランス映画です。

20歳の頃に書いた本作の映画感想が見つかったので

訂正なしに掲載します。

最近見た中でも名作ですね。

精神病院の患者たちこそが平和を愛し、人間を愛している正常の人間であり、

精神病院の外で行われた戦闘が異常に思える。

戦争がいかにバカゲタもので、不合理で不条理なもので、

またなんと残酷なのかを

この映画は見事に見せてくれる。

患者たちから王様にさせられた主人公の兵士の、

あのなんと楽しい、ユートピアにいるような楽しい一日。

僕はあの患者たちは戦争を避けて、

わざと患者になったとしか思えない。

そして最後にあの兵士が軍服を脱ぎ去って裸になって、

精神病院の門をたたく、

裸 = 真心 = 平和 そして 白い鳩

僕もこの仲間にはいれるなら、はいりたいくらい。

ユートピアそのもの。

★Wikipediaより

コメディ映画を得意とするフィリップ・ド・ブロカ監督の作品。

明らかにフレンチ・コメディではあるのだが、
ファンタジー映画でもあり、
反戦映画でもある。
派手さはないが、よく考えられたシナリオや見事なディテールで、
B級映画作家・娯楽作品作家というイメージが
強かったブロカ監督および
そのチームが新境地をひらいた作品であり、異色作である。
カルト映画としても有名。

★概要

ドイツとフランス軍がある街で激戦中、

しかし街のはずれにある精神病院では

戦争の気配もしない、患者はいつものように暮らしていて、

戦闘で死傷した兵士を観察しているのだった。



★基本情報

原題:Le Roi de Cœur

監督 フィリップ・ド・ブロカ

脚本 ダニエル・ブーランジェ
フィリップ・ド・ブロカ

出演者
アラン・ベイツ
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
ピエール・ブラッスール
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
撮影 ピエール・ロム

上映時間 102分
製作国 フランス

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クワイエットルームにようこそ~17歳のカルテの日本版




★映画のショートしょうとSHORT


クワイエットルームにようこそ(2007)

驚きました。

あらすじが面白いですね。

17歳のカルテ 」に似ています。


怪物映画「カッコーの巣の上で」

(ア賞独占記録)も思い出します。

原作は松尾スズキの小説、

芥川賞候補作品。

松尾自身が脚本、監督



★★出演者

内田有紀(驚きの演技だ)

宮藤官九郎(ちょっと素人っぽい)

蒼井優 (最後まで痩せていて彼女とわからない感じ)

りょう(はまり役だ)

妻夫木聡(これも、彼とはわからない演技)

大竹しのぶ (さすが、役者!)

★★内田の演技

名役者の蒼井と大竹に負けない内田の演技でした。

主役抜擢成功ですね。


★★松尾スズキ

驚くべき才能ですね。

芥川賞候補は納得です。


★★オーバードース

医学用語らしく
下調べして観るといいですね。

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