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めぐり逢い~淀川長治氏でも泣ける映画


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我が生涯ベスト作品のひとつです。
「真夜中のカーボーイ」「道」「サウンド・オブ・ミュージック」

映画「めぐり逢い」 は
究極のすれ違い、恋愛映画の古典だと思います。

ハッピーエンドで、前半は絶妙のラブコメです。

お涙頂戴の代表的な恋愛映画として、
批判もされているようですが。

故淀川長治氏が言います。
「私はこの映画観て、
本当に鬼の目にも涙、もう思わず涙が落ちました。
というのは、奇麗な奇麗なお話なんですね」

主演のケーリーグラント(偉大なる男優2位)は言います。
「めぐり逢いは、お涙頂戴映画だ!」

再度言います。話は悲劇ではなくて ハッピーエンドなんですよ。

女性テリーのけなげな生き方に
アメリカでもフランスでも女性は大泣きしてしまいます。
女性らが大泣きする場面は他の映画で紹介されてます。


オマージュ作品である「めぐり逢えたら(1993)」 を観られたらわかります。

自分も男ですが、最後のあのシーンになるとポロポロと涙がでてきて
今やパブロフの法則のように涙が出てきます。

★三回リメーク

1.邂逅(めぐりあいと読む)(1939) シャルル・ボワイエ、アイリーン・ダン

2.めぐり逢い(1957) ケーリーグランド、デポラカー

3.めぐりあい(1994)  ウォーレン・ビーティとアネット・ベニング

1と2は同じ監督です。よほど本作に思い入れがあるのでしょう。
2の作品の裏話

2の作品が、一番好きです。

3の作品は完全に別物のように思えます、なぜ映画にしたのか残念です。

どうか「めぐり逢い」で、3の作品を先に観ないことを希望します。

さらに
以下のように「めぐり逢い」を賛美する、またはモチーフ的な映画を2作みつけました。


1.めぐり逢えたら(1993)トム・ハンクス メグ・ライアン


2.逢いたくて(2002)カトリーヌ・ドヌーヴとウィリアム・ハート


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めぐり逢い 有名なラストシーンその4 



最初(その1)から読む
=====================

とうとう男は自分の描いた彼女がショールをはおった絵を

隣の部屋で見つけてしまう。

大きなためいきをつく男。


X X X

再び彼女の元へ行く男。


女「そんな目で見ないで」

男「なぜ黙ってた。

 よりによって君がこんな目に」


女「私の不注意なの。

 上ばかり見てたの、天国に一番近い所だけを。

 あなただけをね・・・。

 大丈夫よ。

 あなたに絵がかけるなら、私もきっと歩ける」


meguriai-end4.jpg


男「きっと歩けるよ」


終わり

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めぐり逢い 有名なラストシーン その3 

==

女「ありがとう ニキ」 

男「素晴らしいよ。やっと訪ねあて、理由ひとつ聞けないとは。
  あんなに分かりあえたのに。変わったね」

女「そう? やめて」 

男「分からない。 結婚も してないね」 

女「ええ」 

男「てっきり」

女「昨晩彼といたから? 違うの」 

男「責めてはいない。」 

「今夜発つ。世界をさまよい、会う女性に言うんだ。半年後に会おうって。 そして待たせる」

女「その間 あなたは?」

男「待ってる」

女「そんなの無理よ。あなたらしくない。間違ってるわ」

男「間違っていた」

男「話題をかえよう」 

女「そうよ 今日はクリスマスよ」

男「忘れていた。贈り物」

男は祖母の忘れ形見のショールをプレゼントする

女「それで手紙が送り返されたのね。」 

(女は祖母の忘れ形見のショールを はおる)




男「これで用事は済んだ。さよなら」

女「さよならニキ」 

(帰らないで というような目をする)

別れ際に男は言う

「君のその姿を絵にした。  

みせたかった。

僕の最高傑作だ。  

手放したよ。
 
持ってる意味もないからね。  

だが金はとらなかった。

画商の話しでは若い女性がその絵を気にいり僕の心が見えると。 

だからあげた。

画商が言うには 彼女は貧しいし...」

男ははっとする。

男は「その上、とにかく彼女は~」 と

つぶやきながら何かを探す男。
女性はハラハラする。

つづきをよむ
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めぐり逢い 有名なラストシーン その2

男は運命のいたずらか、再会してしまった。

忘れようとしていたのに 

なぜ待ち合わせ場所に彼女が来なかったのか気になってしかたがない。

男は再会したことが悪いんだと

彼は旅立つ前日に彼女に会いに行くことした。

===

(最後のシーン)


男「失礼なことをしたのを思い出した。いつか約束を破ったことがあったろ」

女「破った? そう?」

男「あの時は悪いことをしたと。それで謝りたいと。約束を破ったら謝るのが礼儀だ」

女「そうね、その通りだと思うわ。少なくともごめんなさいくらいは言うべきね」





男「それで来た」

女「ご丁寧に」 

男「当然さ」

女「よく考えているの、あなたのこと」 

男「本当に?」 

女「ええ本当よ」

男「僕も時々思い出してた」 

meguriai-end12.jpg

「あの時は怒っただろう。まちぼうけで」

女「??」

女「そうね。そうだったわ。あの時は頭にきたわ。バカにしてるわってね。」

男「どれくらい待った、長く待った?」

女「ええずいぶん待ったわ。」 

男「深夜までね」 

女「え!」

男「それから?」 

女「絶対にゆるせなかった。ずっと たちんぼうで」

男「雷雨の中をね」 

女「雷雨の中!」

女「それから?」 

男「家へ帰って酔おうと。だが酔えず」 

女「そう?」 

男「ああ」

男「代わりにひと月ほどちびちび飲み続けた。」 

女「責めるの?」

男「僕のミスだ。伝言するんだった」 

女「してくれても届かなかったわ」

男「理由を問い詰めたいんだろう。」 

女「いいえ、言ったでしょ。事情の許す限りって。どちらかが来ない場合はよほどの事情だと」

男「言った?」 

女「確かにそう言ったわ」

男「誰が?」 

女「だからもう質問はなし。いいわね」

===
つづきをよむ
===
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めぐり逢い 有名なラストシーン その1

映画 めぐり逢い の 有名なラストシーン 

その1


映画「めぐり逢えたら」で 

トムの友人の奥さんが
ラストシーンで大泣きしますね。

映画「逢いたくて」では

このラストシーンが
全編流れます。


自分もラストは何度観てもボロボロに泣いてしまう。

「めぐり逢い」のラストを
完全ネタバレですが
全部のセリフを公開してみます。

映画を観てない方にどれだけ伝えられるか。

50年以上前の古い映画ですから、
観てもらってもガッカリするかもしれません。

セリフだけでは感動は来ないかもしれませんが
ひとつのチャレンジです。



★それまでのあらすじ

二人は半年後に天国に一番近い場所(エンパイア・ステート・ビル102階)で

会って結婚しようと約束する。

しかしその待ち合わせの当日 彼女は来なかった。

行けない理由があったからだ。


彼は失意のうちにアメリカを去ろうと決意する。

旅立つ2日前に彼は彼女に劇場で偶然会ってしまう。

席にすわったままの彼女は

「ハロー」と言っただけで別れた。

(以下)

meguriai-hello2.jpg

=======

つづきをよむ

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めぐり逢い その5.映画「逢いたくて」(2002) 



映画「逢いたくて」(2002)

★解説他から引用

1957年の不朽の名作「めぐり逢い」をモチーフに、
カトリーヌ・ドヌーヴとウィリアム・ハート共演で描く大人のラブ・ロマンス。

パリの出版社で働くファネット(カトリーヌ・ドヌーブ)は中年の独身女性。
暇を見つけては映画「めぐり逢い」の鑑賞に耽りながら、映画の中の主演2人を、
かつての自分と未だに忘れられない元恋人フィリップに重ね合わせていた。

ケーリー・グラントとデボラ・カーの『めぐり逢い』は、
現代でもしばしばモチーフに取り上げられるロマンス映画の名作。

★自分の感想

大人の女性の恋愛心 
自分には女心が、よくわからない。 
最後の彼女の心変わりがずっと残っています。
しかしドヌーブ59歳の映画だが、まだ綺麗。うっとり。

「めぐり逢い」は不朽の名作だと書いてあります。
自分もそう思いますが
これはオールド映画ファンの間だけかもしれません。
もう50年も前の映画ですからね。
価値観は変わっていると思います。
しかし本物の大人のラブストリーです。

この映画「逢いたくて」がはじまって10分くらいで
やってくれますね。
あの「めぐり逢い」の最後の名シーンが全編流れます。
駄目だ。
涙がでてきます。もうパブロフ病です。

この映画で「めぐり逢い」のシーンはあと二回

エンパイアステートビルに向う彼女

エンパイアステートビル(天国に一番近い場所)で会おうと約束する船上


フランスでも「めぐり逢い」が上映されたら満席なんですね。
フランス女性も泣いている。

________

○めぐり逢いの名セリフ引用される部分
aitakute2.jpg
aitakute3.jpg


男「よかった 君は慎重派かと思った」
女「慎重派? その逆よ」
男「一度でいいから 僕に微笑んでくれないか」
女「氷の女って 君の主題歌かい?」
男「なんだって?」
女「彼女は答えるの」
 「ガブリエラの月夜 を書くつもりよ」
男は笑い出す
女「ケーリーグラントも笑うの」
男「ケーリーグラント?」
女「煙草ケースをもてあそんで 僕は困るな と言うの」
男笑いながら「グラントね」
女「私を見ていうの 君を信用しよう 誠実な顔だから」
男「そんなバカな」


__

○この映画のオチ

「70年代に こんな歌があった
 もし愛がえられなければ、身近な人を愛そう」


○名文句
「ラブストーリーは誰にも止められない」

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その6をよむ
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めぐり逢い その4~ハローと言っただけ



映画「めぐり逢い」の有名なハローシーン


二人は半年後に天国に一番近い場所(エンパイア・ステート・ビル102階)で

会って結婚しようと約束する。

しかしその待ち合わせの当日 彼女は来なかった。

行けない理由があったからだ。

そして彼は失意のうちにアメリカを去ろうと決意する。

旅立つ2日前に彼は彼女に劇場で偶然会ってしまう。

席にすわったままの彼女は

「ハロー」と言っただけでわかれた。

=============

映画「めぐり逢えたら」で

メグ・ライアンがサムに会いに行き、その結果報告を友人にする。

「ハローと言っただけよ」

すると友人はDVDで

写真の「めぐり逢い」の名場面(ハローしか言えない@バレー劇場)

を見せて

また二人で泣く。


その5を読む
==========

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めぐり逢い その3~思い出のない冬はつらいわ。春は過ぎたし



映画「めぐり逢えたら」で

映画「めぐり逢い」の場面が出る

デボラカー <愛していたわ>

メグ・ライアン「この頃は本当の愛しかたを知っていたのよ」

ケーリーグラント <約束しよう>

デボラカー <約束だなんて怖いわ>

ケーリーグラント <この幸せをつかまないのはおろか者>

デボラカー <愛の思い出のない冬は寒いわ。私たちに春はなかった>

すると友人が「このシーンが大好きなの」 

二人はグシャグシャに大泣きして言う

「男性陣にはわからない映画よ。そうなの。無理よ。」


========

この場面は自分にはピントこない。

しかし女性には大事な会話のようで、

この「めぐり逢えたら」での「めぐり逢い」の訳は

良くないし中途半端なので

「めぐり逢い」での会話を書きます。

デボラカー 「思い出のない冬はつらいわ。春は過ぎたし」

ケーリーグラント 「そう最後の機会だ」

デボラカー 「私にも?」

ケーリーグラント 「逃したら最後さ」

デボラカー 「怖いこと言わないで」

ケーリーグラント 「幸福を逃したら後悔する」

X X X

ケーリーグラント 「半年努力する。その時君はどこにいる?」

デボラカー 「何を言いたいの?」

ケーリーグラント 「つまりその時に結婚して欲しい」

デボラカー 「最高の殺し文句だわ」


その4を読む

=======
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めぐり逢い その2 奥さん大泣き!



映画「めぐり逢えたら」からの話しです。

サム(トム・ハンクス)が、

友人の奥さんに

エンパイアーステートビルで会いたいというラブレターが来たと報告すると


奥さん「それは、映画めぐり逢い といっしょね。

 ねぇ知らない?

 ケーリーグラントとデボラカーよ」

サムは知らない顔をする

奥さんが説明し始める。

 彼女はビルへ急ぐ途中に車にはねられる。
 彼は何時間も待つ。
 でも誇りがたくて彼に言えないの事故で脚が~。
 もう歩けない。
 彼も誇りがたくて約束を破ったか尋ねない。
 でもとにかく彼女に会いに来る。
 理由は忘れたが。
 会いにいって、彼女はハローと言うが、
 彼女がどうして立たないか彼にはわからない。
 そして彼はすごく傷ついて何も尋ねないでそのまま帰ってしまいそうになる。

 可愛いそうに彼女はソファに座ったきり。
 脚を毛布で隠して震えるひざも隠して。

 僕の絵。
 彼は寝室にかけこんで絵を見つけ、
 かけこんで戻ってきて彼女を見つめて、
 
 すべてを理解して抱き合うの。

ここまで言うと奥さんは大泣きする。

友人(旦那)「また始まったよ」

トム・ハンクスがあきれて「それは女の映画だ」


ごめんさい、僕も大泣きします。


その3を読む

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めぐり逢い その1 我がベスト

映画「めぐり逢い」 について

meguriaiposter.jpg
   
この映画は究極のすれ違い、大人の恋愛映画の古典だと思います。

お涙頂戴の代表的な恋愛映画として、
批判もされているようです。

主演のケーリーグラント自身も言ってます。

この映画はお涙頂戴映画だと。

話しは悲劇ではなくてハッピーエンドのお話しです。

本作での女性テリーのけなげな生き方に

アメリカでもフランスでも女性は大泣きしてしまいます。

大泣きする場面は他の映画でも紹介されます。

本作のオマージュ作品である「めぐり逢えたら(1993)」
を観られたらわかります。

自分も男ですが、もう最後のあのシーンになるとポロポロと涙がでてきて

今やパブロフの法則のように涙が出てきます

必ず感動の涙がでてきます。

★2回リメーク

これまで、この物語は2回リメークされています。

1.邂逅(めぐりあいと読む)(1939)
 シャルル・ボワイエ、アイリーン・ダン
  淀川長治氏名作ベスト

2.めぐり逢い(1957)
 ケーリーグランド、デポラカー

3.めぐりあい(1994)
 ウォーレン・ビーティとアネット・ベニング

1と2は同じ監督です。 よほどこの作品に思い入れがあるのでしょう。

2の作品が、この3作で一番好きです。

3の作品は完全に別物のように思えます、なぜ映画にしたのか残念です。

どうか「めぐり逢い」で、3の作品を先に選ばないことを希望します。

さらに
以下のように「めぐり逢い」を賛美する、またはモチーフ的な映画を2作みつけました。


1.めぐり逢えたら(1993) 
 トム・ハンクス メグ・ライアン
 何度も「めぐり逢い」の場面が出てきます。

2.逢いたくて(2002)フランス映画
 カトリーヌ・ドヌーヴとウィリアム・ハート
 最初の10分間、めぐり逢いの場面が流れます。

その2をよむ

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